絵本、本、雑誌、お菓子の袋に至るまで、文字を目にしたら手にとらずにはいられなかった。
一方で、作文は死ぬほど苦手だった。
遠足の感想も、将来の夢も、文章がとにかく書けなかった。常にクラスで一番遅く、放課後残って書かされていた。
他人に何かを語るのは好きだ。喋りすぎるほどだ。
小論文のために訓練し、克服したと思っていた。
パソコンで文章を作るようになり、手が止まることはかなり少なくなった。
しかし、はてブロを作って、増田に書きたいこともできて、いざ記事を書いてみても公開できない。
理由はわかっている。文章を他人から評価されるのが怖くて仕方がないのだ。
物心つく前から親しんだ文字たちは、私にあらゆることを教えてくれた。一番の遊び相手だった。
小学生になったころ、私はジョウズな文章とヘタな文章があることに気付いた。
学級通信に載っているオトモダチの日記には、読みやすいものと、意味のよくわからないものがある。
先生は文章技術よりも、感情表現を評価しているらしかった。そこまで含めてジョウズということらしい。
これだけ本を読んでいるのだ。ジョウズな文章が書けて然るべきだろう。
私は自分の内面を曝け出すことが凄まじく苦手だった。今でもそうだが、感情が弱いのだ。
悲しんだり怒ったり、どうすればできるか分からない。
意図的に、この状況なら私はこのように感じるはず、と誇張して書くようになった。
可愛らしい日記を選びたい先生に、私の作品が選ばれることはなかった。
私は文章を書くのがすっかり嫌になった。
そこに先生が何を期待するのか、何が評価されるのか、私にはわからなかった。
一度書いてしまうと早々書き直せないことも、私の筆を止めた。
パソコンなら、気軽に書き直しができる。レポートなんかはスラスラ書ける。
ヘタな文章は大好きな文字と、これまで読んできた作品たちへの裏切りである気がしてしまう。
この年になって、作家やエッセイストの人たちはなんて素敵な才能に恵まれているのだろうと思う。
うん。 上手くも下手でもない普通だけど、中身が無さすぎてつまらない。 特筆した感想も沸いてこない。
理想がすんごい高いんでしょうね
根がええかっこしいやから仕方がないね。
文章
初めて公開した記事に反応あって嬉しいから全部返事しちゃう。 見てくれてありがとう!
この文章読みやすいよ。 読みやすいのレベルをこえられる物書きがどれ程いるか?って話だよなあ。理想が高いと文を世に出しにくいのかもね。人生に影響があるほどの文章下手からす...
読みやすいって褒めてもらったん初めてかも。 めっちゃ嬉しい。ありがとう。 よいはてなライフを。
絵でも文章でも、最初から上手に書ける人なんていない あなたが尊敬する文章を書ける人達だって、生まれたその日からあなたに感動を与えられるような文章が書けたわけじゃない あな...
優しいアドバイスをありがとう。 自己表現とかハードルの高いこと求めずに、先ず書くことから始めてみる。
表現って攻撃性と表裏一体な気がする。
それは考えたことなかった。 攻撃性こそがひとの心を動かす、真理な気がする。私にできるだろうか。
あなたはとっても性格が良さそうなのでそのままでいいのかも。
ありがとう。 ロボットに悪いやつはいないよ。恋人には気持ち悪がられるけどね。
文章に感情が一切ない。 ロボットが書いた文章だと認識しそう。 そもそも「上手な文章」なんて決まってないものを求めてどうすんだか。
私に直接会ってもそういう印象を持つんだろうな、って思った。 ハヤクニンゲンにナリタイヨー
感情あるのに出すのが苦手なだけ。 こんな匿名の場で何を言ったところで(殺害予告とかヤバいことじゃなければ)問題ないんだから 適当に気軽にやりゃぁいい。 ただ、「人の心を動...
そうなのかな。じゃあ、感情を出せるようになることは一つの目標だな。 私は沢山の文章に心を動かされてきたから、つい憧れてしまうんだよ。一回ぐらいそういうものを創作したいな...
言うて、「下手な文章」は誤字・誤用・文法ミスなどが多い文章と定義できるけど、「上手な文章」ってわりと人それぞれやんな。
そだね。 私は、誤字があろうが秩序だってなかろうが、心を動かす文章はカッコイイし、それこそが文章に求められるものだと思う。
「ジョウズ」とか「サクヒン」とかカタカナで書くのはカッコつけようとしてダサいだけなのでやめた方がよい
ボウズがビョウブにジョウズに
ビョウズの… 間違えた…
わかったもうやめとく。