はあちゅうのあれ読んで。
https://note.mu/ha_chu/n/n07be9b40c136
俺も子育て中の身ではあちゅうの心情はまぁよくわかる。わかるんだが、どうしても言いたい。
そもそも、産後間もないときは特に、子育てには誰か1人が常に張り付きになる。24時間制のシフトを回さないといけない。こんなことは出産前からわかっている。赤ちゃんには24時間1人が張り付くから家事は別の人が回す。飯、洗濯、掃除、ゴミ出し等。一日4時間くらいと見込んだとして、赤ん坊と家事を回すのにすでに一日28時間分の労働力が必要になる。この労働力をどうやって確保するのか。
そもそも産後のダメージを引きずっているママである。パパは育休あったとしても1週間〜1ヶ月である。夫婦ふたりでは必要なリソースを確保できない。すき家のワンオペも真っ青である。
そのためのシッターであり里帰り出産であり、嫁実家近くに引っ越ししたりなど、まぁ色々と試行錯誤するわけだが、世の中の意識の高い妊婦さんはなぜか産後ワンオペでも回せると妊娠中は考えているのである。アホか。出産のダメージも引きずって満足に体も動かないのに何をどうしてできる想定になるのか。昭和かよ。キアコン(気合と根性)世代かよ。結果割を食うのは旦那である。思ったより体の動かない嫁。泣き止まない、おっぱいが出ない、うんこが出ない、体は動かない、情緒不安定。事前の想定はワンオペで回せると思ってるから必要なリソースの確保も難しい。結局は旦那の睡眠時間を削って回すのである。どんな仕事でも頭を使うし、寝不足なら頭も回らない。旦那にもフラストレーションは溜まっていくが、子育てを手伝う意識が高く思いやりのある旦那は愚痴をこぼさない。そりゃね、嫁のほうが大変ですから。事前の想定が甘かろうが、今起こっている問題を解決しないことには何も始まらない。でもワンミスでこれである。
元を考えれば、1日に28時間分の労働力をどう確保するのかという話である。一つにベビーシッターさんは4時間で8時間分の仕事をしてくれる。その時間ママが睡眠をとるだけで、旦那の少ないリソース貢献と合わせると回るようになる。もちろん、里帰りはいいんだが、言っても1ヶ月2ヶ月の話なので、里帰り後に心配はある。ママかパパの実家が旦那の通勤圏内であることは最良ではあるが、そんなものはラッキーなだけだし、あと実家があっても頼れない人もいる。
とはいえ、労働力の確保は最優先事項である。これをおざなりにして産後育児は乗り切れない。そしてそれは夫婦二人のキアコンで回せるようなものではない。