バランス感覚を欠いた魔王メンタルの政治勢力が影響力を増やすのが世界的に進んでいるけど、これって民主主義のバグですよね。性善説によってそれなりに上手くいっていた民主主義だけど、バグを突いてくる勢力が力を増しているのでもうダメなのかなーって感じ。
バグに食いつぶされてしまう前に、民主主義自体を見直さなければならないんじゃあないのかなー。
とはいえトランプ現象のような揺り戻しもまた、民主主義のメカニズムではあるのですが。「誰がどこに投票したか」が秘密であることがミソですね。
よく言われることだと思うけど、独裁ってイコール悪とは限らないんですよね。独裁というのはただ単に統治メカニズムの一形態に過ぎない。それが悪になるか善になるかはまた別の問題で。
世の中が複雑すぎて、彼方立てれば此方が立たぬ、バランス取るの難しすぎて、功利主義がいいのかなあと思ってはいるけどもそれにも問題はあって、何が正しいのかよくわからなくて、自分は匙を投げつつあって、無難そうなシングルイシュー党に投票したほうが自分が理解できる範疇なので有意義だしそうなりつつあるなぁ。
自分で言うのもなんだけど、世の中が複雑に見えるというのは、どんなトンデモであっても全ての主張に対して同情的な視点も持って尊重する成分を見出すからです。
「あーたしかにそんなつらい目に遭ったら魔王になるよなー」 って理解できる。殺意が内に向くか外に向くか、あるいはこじれるか、ということなのかな。
「つらい」ことは同情できますが、「つらい、だから魔王になる」は尊重しかねますが・・。
とはいえそれは自分が処理できる範囲の辛さしか経験してない甘チャンなのか、あるいは処理能力が高いのか、わかりませんが。いずれにせよ不幸自慢の土俵には上がりたくないですね。
つらい目に遭って、それを処理できないと、人は魔王か芥川になるんですかねー
なので、それでもその複雑なものに対してひたすら真摯にバランス感覚を持って、バランスを保とうと試み続けて、統治に取り組む人は偉いと思う。皮肉や子供をほめるようなやつでもなく、ただ純粋に「偉い」です。
そして、そういう人たちによって、この世はまだ捨てたモンじゃねーな、と、保たれているのだなあと思います。