この件、はてブでは感情的に反発している人が多く、もうちょっと落ち着けと言いたい
以下、思うことをつらつらと
ぶっちゃけ経営者の多くは前々から終身雇用には否定的だったと思うけど、ここに来て明け透けに言い出したのは、定年延長がきっかけだろう。
その昔は定年が55歳で、のちに60歳に上がり、人件費抑制のために多くの企業は役職定年を導入した。
そして65歳に上がり、将来的には75歳だなんて話まで出ている。
受給開始年齢が上がり続ける年金と同じで、増加する高齢者福祉の負担を誰が担うのか、なすり付け合った末の結果だ。
これは杞憂と思われる。
年功序列を維持しながら、終身雇用を廃止するのであれば、待遇の良い外資系企業やらに淘汰されるだけだろう。
そう信じてきた人たちは気の毒というほかないが、不文律でしかなく、補償されることはあまり期待できないだろう。
この辺りの不文律については、労働組合が支持し続けていたりするので、どう出るのかが注目される。
それは正しいが、デメリットがメリットを上回ると判断しただけだろう。
メンバーシップ型雇用を頑として続けるという逆張り企業が出て来ても良いと思うし、
時代による変化の小さい企業であれば、それが合理的になることも十分にあり得るのではないか。
これは正しいし、制度を変えることそのものより、ここが直面する問題の本丸なのではないかと思う。
世の中の仕事が高度化しすぎて、人間それぞれの能力に応じた仕事を用意できなくなってしまっている。
前にユニクロの会長が「中間層が減って年収100万円と1億円に二極化する」みたいな発言をしていた。
これもまた感情的な反発が多かったが、100万円と1億円は極端な例にしても、
終身雇用制の本質的な問題は、40年後にその会社が存続しているかどうかが分からなくなった ということだと思う。
格差が広がることの何が問題なのかイマイチよくわからないんだよね。 治安が乱れるっていうのも所詮は統計に表れていない予言の域を出ないし。 能力主義が齎す格差社会っていうのは...
平均的な人間なら反対する理由はないはずなんだよね。 正規分布や一様分布はしていなさそうだから、平均的な人間は中央値よりはだいぶ上だろうな
下々が救われる術があるなら格差が広がっても良いと思う