2019-01-27

岩井勇気異世界転生とか流行ってますよね」

澤部「そうですね、未だに根強い人気ですね」

「あとは異世界召喚ですか」

「やはりこの二つが王道ですよね。異世界ものの双璧ジャンル。あとはクラス転移とかですかねー」

「中でも人気なのが異世界ハーレム

「羨ましいですね。僕もハーレム作りたいな! なんつって」

「あと、異世界ゴーレム

「ああ、定番ですね。土とか泥でできて大きい、門番に最適な。固てえぞ、こいつ、水だ! 水魔法が弱点だ! 激流よ! 敵を飲み込みたまへ!」

「あと、異世界バーサク」

「うーん、あれもまあ異世界っていえば異世界なんですかね。転生要素はないですけど。狂戦士になって攻撃ちゃうぞ! みたいなね」

「あと、場違いゴージャス」

「あれ? ほんとに? 平服で来てくださいって真に受けて良かったパターンだったの? なんか僕だけ浮いてるなーって。パーティ感出てるの僕だけじゃない? 場違いにゴージャスなの僕だけ?」

「あと、物乞いじいさん」

「3日も何も食べてないんじゃ。なんか恵んでくれー。可愛そうなじいさんですね。これでなんか食いな。情けは人のためならずってね」

「あと、物乞いばあさん」

「あたしは4日も何も食べてないんじゃ。ってね。そりゃばあさんにもお金しますよ。そこは平等にしないと」

「あと物乞い兄さん」

「あー、こないだのじいさん、またお腹すかせてるんだな。え? てっきりじいさんだと思ってたけど意外と若いんじゃないですか? 26歳? 26歳でその容姿? 苦労したんですね。これでなんか食べてください」

「あと、見せたいカーテン

「いやー、いい柄みつけたな。これで一気に部屋が明るくなったよ。誰か呼んじゃおうかな? それかインスタにでもアップしようかな、なんてね」

「あと、見せたい兄さん」

「みんなもっと貧困問題について真面目に考えるべきだ! 26歳でこんなにも老けてしまって。毎日お腹を空かせてるんですよ! 社会保障どうなってんの!」

「あと、知らないじいさん」

「え? 誰? 誰なの? このじいさん。確かにカーテンは誰かに見て貰いたいと思ったけど、家に帰ってドア開けたら見知らぬ爺さんが。あー、見間違いかな? 一旦閉めて、ガチャ、やっぱりいる! 誰なの? 怖い怖い!」

「あと、よくばりローソン

「え? コンビニですよね? 魚市場じゃなくって。凄い品ぞろえですね! あっちにはブランド牛のコーナーですか? しまむら的なゾーンもあるんですか!? よくばりだなあ。まさに便利!」

「あと、いきなりローション」

「うわっ! やめて! ぬるぬる! そんな! いきなり!」

「あと、勢いステーキ

ざっと切って! ジャっと焼いて! 切って食ってごちそうさま!」

「あと、特ダネスクープ

取材の結果ね、判明したんですよ。あの例のステーキ屋、ローソン吸収合併するみたいですよ。大人気店と大人気店の合併明日新聞の一面はこれで決まりだ! ってね」

「あと、負けない兄さん」

「おじいさん、じゃなかったお兄さん。貧困なんかに負けないでくださいね。え? 就職が決まった? 良かったじゃないですか? ステーキ屋なんですか。あの例の? そりゃね、大躍進ですからね。求人募集も追いつかないでしょう。いやー良かったですね。あの時のお礼、それはまあじゃ出世払いで。とにかく頑張って働いてくださいよ! 負けるな!」

「あと、勝てないゴーレム

「固い! 剣が効かない! 魔法も! なんだこのゴーレムは? 無敵か!? 駄目だ。一旦逃げよう」

「あと、負けないゴーレム

「弱いなー、さっきの奴に比べたら月とすっぽん。一瞬焦りましたけどね。またさっきの奴だーって。見た目は同じだけどゴーレムにもいろいろあるんですね」

「あと、歴代トンカツ

「へー、改良に改良を重ねてね、今の味になったわけですか。これがその初代? あーパサパサしてますねー。でこっちが2代目、逆にちょっと脂っこいかな。3代目、これは美味しいですね。今のも好きですけど私は3代目が一番合うかな。いえ、もちろん今も美味しいですよ」

「あと、御手洗潔

「知ってますよ。みたらいって読むの。探偵さんですね。占星術殺人事件で有名な」

「あと、6枚のとんかつ

「これはね、先に占星術殺人事件を読まないとね」

「あと、7枚のとんかつ

「今ので7代目ですからね。歴代を並べると7枚になりますね。やっぱり私は3代目かなー」

「あと、おつかいサービス

「便利ですねー。たったの100円でなんでも買いに行ってくれるんですかー。いや、いいサービスだと思いますよ、だけど僕は利用しないかなー。となりにでっかいローソン出来たんで。あれ? お兄さん、ステーキ屋に就職した人じゃないですか? え? クビになって、起業してこのサービス立ち上げたんですか。それは立派ですね。さすが負けない兄さん。でも、僕にはこのサービスは合わないかなー。また風邪引いた時とかに検討しますね。その時は是非僕の家のカーテン見てください。すごいいい柄なんで」

「あと、変態サービス……」

関係なくない? 結構序盤から異世界ハーレム関係なくなっっちゃたよ」

「何?」

「お前が異世界ハーレムに憧れてるって話だったでしょ? ほんとに憧れてるの?」

「今は悪役令嬢ものが好きかな」

「うわぁ、いい加減にしろ!」

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