コミケが近くなると出てくる「絵師は偉そう」という話題。描いている側から言わせて貰えば「絵師は偉そう」なのではなく、「偉い」のだ。
正確に言えば「上手い絵師は偉い」である。この増田を書いている人間はプロ並みに描ける訳でもなく精々版権が100RTいくかどうか、オリジナルを描けば10もいかない程度だ。つまり偉くもなんともない。だが紛いなりに描いているからわかる。1000RTとかになる絵を描ける神絵師の才能と費やしてきた努力がどれだけのものなのかを。あれは1,2年ではできるものではない。
一般的なオタクが生きている場所はアニメ、漫画、ゲームの3つのどれかである。アニメや漫画は「絵」だ。絵の集合体だ。そしてそれを産み出すのは絵を描く人間、神絵師である。ゲームに関してはアクションやRPG、音ゲーや格ゲーなどのゲーム自体の面白さを楽しむ昔からのものには関係が薄い話だろう。しかし今のオタクの主流はキャラクターを全面に押したゲームだ。アイドルマスター(シンデレラやミリオン)やFGOのようなソーシャルゲーム、艦これや東方のような二次創作ありきの作品。キャラクターもやはり「絵」なのだ。
オタクの世界観はよく二次元と語られるがまさにその通りで、平面な画面に描かれた「絵」は二次元だ。そんな世界を作り出している絵師は「偉い」に決まっている。彼らが居なければオタクが好きなものは存在しないのだから。
そもそも絵師を「偉い」存在にしてしまったのはオタクのせいでもある。神絵師の描いた絵を崇め、憧れの対象として話かけては気を悪くしないよう慎重に言葉を選び、誕生日になれば欲しいものがわかるならば献上する者までいる。まるで神様だ。俺にもしろ。本物の神様だって初めから偉い訳ではない。何かに救いを求め、信者が集まって有り難がる事で「偉い」存在になる。それと同じことだ。
さらっと欲望を混ぜてきてて好き。 落書き程度しかしない身からすれば版権で100RTも凄いぞ。崇めて進ぜる。ははー。
俺も結構なオタクな自覚があって、アニメ見てよく感動したりするし考察をしたり人がしてるのを見たりするのも好きなんだけど、 あんまり絵に興味はないんだよね。グッズとかにも。...
1枚絵からもストーリーは感じられる
あーこの増田読んでたら劣等感でぐちゃぐちゃになった 小さい頃から絵を描いてて美大も出たけどどんなに頑張って描いても、半年で100枚以上描いてツイッターにアップし続けても 自...