タイトル通り、私が絵が描けなくなってしまった話。もしかしたらもう二度と描けないかもしれないなって思いながら最近を過ごしてます。
元々二次創作も一次創作も気ままに描いていて、数年前とある事で知り合ったAさんに誘われサークルを組んだ。その人は文字書き専門で、私が頼まれてAさんの一次創作キャラを絵に起こすってのが定番でした。
最初は楽しかった。根が認証欲求の塊だった私は誰かに頼られる、必要とされる事に心底喜んでたし、何よりAさんの創作が好きだった。何枚もキャラデザして気に入って貰えるまで何度だって手直しもしたりした。
それからAさんはTRPGもする人だったのでAさんが使うキャラクターの絵やNPCの絵も描いていきました。
とにかく私はAさん自身やAさんを通じて絵を見てくれた人たちに褒めて貰えるのが嬉しくて色々描いた。
なんか雲行きが怪しくなってきたのが去年の夏くらい。Aさんに同人誌の挿し絵を頼まれた。
私は(えー、値段がついちゃうんだ…こわ…)とか思いつつも、お金が伴うなら私自身も作品に責任持ちたいよな、と考えて原稿料を貰うことにした。
この辺から噛み合わなくなってきてた感じ。
最初にAさんに、お金が伴うなら私にも責任が出てくるので原稿料貰いますけどいいですか?と持ち掛けたら快諾してくれた。お互い相場とか分かんないねーなんて話しつつ1.5万出すよと仰ってくれた。
そんなにくれるんだーなんて思いつつ、元々あったカラーのキャラ絵4枚+デフォルメしたキャラ絵6枚、それぞれのモノクロにしたものも足して渡した。カラー絵は買ってくれた人におまけで公開すると言われた。同人誌は完売したらしく喜んでもらえたみたいだった。
でもしばらくしても原稿料をくれなかった。勝手にご褒美みたいに思ってたから少し落ち込みつつ聞いてみたら1万くれた、ちょっと渋々だったのが引っ掛かった。
(やっぱりお金の話はなぁ、なんかやだもんなー、でもくれるって言ってたしなぁ)と悪い事したみたいな気持ちになりつつ受け取った。
有耶無耶と言うかモヤモヤと言うか、取り敢えずすっきりしないまま今度は挿し絵だけでなく表紙も描いてくれと頼まれた。
今回は気合い入れるからイラストは私だけに頼みたいと言われて二つ返事しました、だって嬉しかったから。
今度はAさんが原稿料出しますね、と先に言ってくれた。その時もやっぱりお互い相場がよくわからないね、なんて言いつつまた1.5万くれると。再びそんなにくれるんだーと思いながら表紙と挿し絵を頑張った。
まぁ分かると思いますがまたしばらくしても原稿料は貰えず、もう駄目だなと思いつつ話をしたら今度は態度を隠さず渋々と1万くれた。さすがにうーんとなる。
それから私はAさんに創作話を振られても当たり障りのないよう受け流すようになっていき、なんだか向こうは盛り上がってるけど私は冷めた態度しかとれなくなってしまった。それを悟られたと言うかAさんも馬鹿ではないし気づいたんでしょう。
ちょっと距離を置きませんか、そう持ち掛けられたのでした。私は(もうこの人とは楽しくいられないな)と感じて、サークル解消を申し出ました。
Aさんはそれも致し方なし、みたいな感じだったので渋々了承してくれました。ここまで来てまだ渋々なんだ、と変な笑いが出そうになったとき追撃が。
そして彼女は去っていきました。
は?そんなのありかよ…
要するにAさんは、「自分のリソースは削らず、言えば絵が出るイラスト生産機」が欲しかっただけで私自身を必要としてはいなかった。そう解釈するしかないような終わりかたで去ってしました。そりゃ私の軟弱な心なんて300回は折れる。
原稿料貰うのは悪い事だったかも知れないけど、そこまで露骨にする事ないじゃんね。
長々と申し訳ない、そんなこんなで軟弱女が絵を描けなくなった話でした。
人間は汚いってことを学んだな。 これからは、信じるんじゃないぞ。
小説本の表紙を絵師に頼むとき、相場はどれくらいかと相談するスレを覗いたことがあったが お金よりも菓子の詰め合わせなどの贈答品という答えがけっこうあった やはり具体的に金の...