信用されていると思えば、うれしくなると思う。
だがな。
その報告は重い…
正直動転した(今も動転している)。
だが、その理由が尋常ではない場合は、真っ正直に言わなくもいいと思う。
むしろ、言って欲しくない。
交際相手がトラブルに巻き込まれたので休みが欲しい、と部下は言った。
それも「ただ」のトラブルではない。
報告を受けた時、かなり動転してしまった。
シャレにならない内容だったため、「なぜ自分に相談する…」と思ったのも事実。
気質が子供で、コミュニケーションがうまくできない部下だ。それで周りとの軋轢を生んで、戻れないところまできつつある。
あまりの態度の悪さに、直接の上司ではラチがあかず、幾度か面談を行った事がある。
単に「気をつけろ」ではダメなので、実際の事柄を例に出して頑張ってみようと諭した。
でもまさか、こんな時に発揮されるとは…。
信用されている証拠なのかもしれないが、それにしても内容が重すぎる。
私も立ち入りたくないし部下も嫌だろう。
最近の若者は…って語ると、おっさんめ老害めって言われそうだけど。
素直すぎて、言っちゃいけないこともストレートに言ってしまうところがある。
…でも、よりにもよって、こんな重い内容を素直に言うことはなかろう。どうするんだよ、この秘密。
詳細を他言するつもりもないし、部下ともこの件の話をするつもりはない。
だが、これが遠因になって職場内でトラブルが起こった場合、どうなるかわからない。
そうなった時、部長や人事に遠因の話するのか?…その役はやりたくない。拒否したい。
…知らないって言ってもいいと思ってるよ。自分を守るには「知らなかったわ」ってシレっと言えることも大事。
トラブル起こしたら自業自得だけどさ、同情すべき部分もあるなら、それを語るのも人間にとって大事なことだと思うんだよね。
いい人でいたいわけじゃないけど、気持ちよく人生を送りたいタイプだ。
だから、そうと分かっているのに口つぐむとかできないんだよ。
相手がどんな嫌なやつでも、地獄に落ちてしまえと思っていてもそう考えてしまうのだから、貧乏くじ引くのが大好きなのかもしれない…。