2018-02-22

就活を始めた君へ:「受かる方法しか」書いてない就活本は今すぐ捨てろ

「受かる方法しか」教えようとしないアドバイザーも同様に今すぐ捨てたほうがいい。

君たちの目的は「自分希望に少しでも沿う職場」に入ることだったはずだ。

その目的達成において面接を「内定を取るためだけにやる」のは全くもってナンセンスだ。

面接相手会社が「自分希望職場であるか」を確認するための作業でもある事を忘れてはならない。

たとえば君が「サービス残業をさせるような会社で働きたくない」と思っているなら絶対にソレを質問するべきだ。

サービス残業をさせない会社であればその質問気持ちよく答えてくれるだろうし、させるような会社ならその度合いに応じたはぐらかしかたをするだろう。

君が「根性論を振り回す会社には入りたくない」という思いを持っていて、それを面接でぶつけた結果としてお説教が始まるようなら、君はその会社にはたとえ受かっても絶対に入るべきではないのだ。

「受かるためだけ」の面接対策をするのは、それこそ「親の敵がその会社で働いているか暗殺するための下準備としてその会社に入るしかない」ぐらいの状況でなければやらない方がいい。

君が面接で嘘を付いたり、聞きたいことを聞かなかったり、無理に自分を偽ったりするのならば、それを「その組織に入ってから退職するまでの間ずっと続けていけるか」を考えるべきだ。

あくま腰掛けで5年程度いるつもりであるならその5年間その嘘を突き通せるか、定年までいるつもりなら40年間ずっとそれを我慢できるかを考えてから自分を偽るべきだ。

でもどこかしら受からなきゃ始まらないじゃんというのはそのとおりだ。

ではその時、どれをどれぐらい妥協したらどの程度受かりやすくなりそうなのかは何によって知ればいいのだろうか?

その答えは、今まで面接自分がしてきた数々の受け答えに対する相手の答えの中に隠れているはずだ。

正直に受け答えをしなければ、自分妥協すべき物の正しいコストパフォーマンス永遠に見えてこない。

なぜなら、業者仕事の傾向、そして君自身資質によってそれらは全く持って変化するからだ。

君が自分に正直に就活を続けていれば、適当就活本が全ての業界を十把一絡げにして雑に語った文章よりも、よっぽど信頼できる情報がこれでもかと蓄積されていくことだろう。

そして、君が何かしら自分を偽るたびに、そうして手に入るはずだった情報の入手機会は失われる。

それで面接に落ちれば手元に残るのはただのお祈りメールだけだ。

何の成果も得られない就活を続けるか、少しずつ情報を手に入れて軌道修正をしていける就活をするか、どちらがいいかは明白だろう。

最後に、これは本当に大切なことなので是非覚えて帰って欲しい。

面接をする側からしても、「嘘をついたり」「背伸びをしたり」「勢いで押し切ろうとしている人間」よりも、「ズケズケした物言いでも」「自分の主張をハッキリ述べてくれる人間」の方が「印象がいい」のだ。

なぜなら一緒に働く人間として「その場しのぎの嘘をつく癖がある」「とりあえず目先目先で誤魔化せればいい」「相手の顔色を伺ってはすぐ言葉を飲み込む」といった特徴のある人間は、「信用できない危険人物」となりやすいのだ。

その場しのぎをしないといけない状況や、とっさに言葉を飲み込むべき状況は仕事では多々ある。

しかし、それを身内に対してすら高頻度でやってくる人間は厄介なことこのうえない。

それならまだそういった事が一切できない人間の方がずっとずっと扱いやすいし、仲間として信用できる。

将来の仲間に対して平気でウソを付くような人間、虚勢を張ってばかりで自分の正体を隠してばかりいる人間、そういった人間と「一緒に働きたい」と思うだろうか?

それをもう一度よく考えて欲しい

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