今いる地点から一番近いいきなりステーキに入る。大抵の店舗の位置は把握している。
最初はレア気味の肉を何もつけずに肉本来の味に、それを引き立てる塩・コショウとのバランスを楽しむ。
フェーズ2はステーキソースをつける。程よく鉄板で温められた肉がまた別の顔を見せる。
フェーズ3及びラストフェーズは少し多めの塩・コショウを用いて心地よい刺激と残った甘みのある脂身を味わう。
このように食べ方にもこだわり、そしてプライドを持っていつもいきなりステーキを食べているのだ。
18時台ともあってあまり混んでおらずコンディションも良い。
待っている間も当然シミュレーションを行う。
まずはそれを嗅覚で感じる。
「なるほど、この店ではこの量が標準なのか」
と思いながらステーキを改めて見る。
ただ、味も見ずにクレームを出すのもおかしいと思い、恐る恐る口にする。
初めて海水を飲んだ時を思い出させるような味だ。
これはもう食べれない。そう思って、店員さんに
「すみません、これって標準的な塩・コショウの量でしょうか?少し濃いような気がして。。。」
と訪ねた。
少し間をおいて「はい、標準です。」と答える。
「標準なのですね、ではこのまま食べます。」
と、納得は行かなかったが、このまま食べることに。
すると、
「あの、、、お口に合わないようでしたら取り替えましょうか。。。?」
と店員は言った。
「いやいや、お口に合わないとかじゃなくて、明らかにコショウかけすぎているものを出してますよね?」
「いえ、標準なんです。。」
「いえ、お取り替えさせていただきます、、、」
「そもそも標準じゃないですよね?食べて見てください。」
「いえ、店内では食べれなくて、、」
「これ標準じゃないですよね?これ標準だとしたら人の腎臓のリソースなんだと思ってるんですか!?」
「標準なんですが、お口に合わないようなのでお取り替えさせていただきます、、、」
「、、、じゃあお願いします」
というやりとりがあり、結局取り替えてもらった。
その後出てきたステーキの塩・コショウの薄さにまたイラっとしたが、
「標準の塩加減なんですよ」
という。
なんなのか。
「すみません、これって標準の塩加減ですか?」
「あ、、すみませんこれはかけすぎですね、、すぐにお作り直します」
「はい〜」
で終わるからね!
それを無駄に、問答させるかね。
そもそも明らかに塩加減を間違えているものを客に出すんじゃないよ、
っていう話もあるけど、ミスは仕方ない。誰にでもある。
ただ、それを認めず、
こちら側を「いきなりステーキの味にフィットしてない客」みたいに
「やれやれ仕方ねぇな変えてやるか」じゃないんだよ!
wjn名倉