痴漢騒ぎが話題になってしまっているブラックボックス展、私は全く混んでいない日に見に行った。
嘘の評判も、ネタバレ解禁後の評判も何だか私の感想とは違うものばかりなので書き残しておきます。
いつ行ったのかは正確には覚えてないけれど、アップデート?が一切入っていない時で平日の夕方。
誓約書にサインして、階段を上がってなんとなくキャプションを読んだ。
暗幕を持ち上げて入ると、真っ暗な部屋。
たくさんの人が指摘しているように、私もダイアログインザダーク?と初めは思った。
ただ、まずは純粋に手探りで歩いてみよう!と思って歩くも何も起こらない。
で、「何かは分からないが、何かは起こるだろう」と思っていたので頭に?が浮かびまくる。
他に人もいないし、監視員も中にいないので、ダメだとは言われていないしと思ってiPhoneのライトで展示室を照らして歩いた。
すると、なーーーーーんにもない。
ほんとに、0。
人もいないし、何もない。
私はここでようやく、なんかおかしいな…と思い始めた。
これが例の指示が書かれたものなんだけど、「作品に関する指示があるのでは」と勝手に予想していた私はちゃんと読まなかった。
「元々口外する気ないし」と読み流して、よく分かんない展示だったな…と呆然としながら近くのコンビニでお菓子を買って休憩した。
で、やっぱおかしくない?と思って再入場した。
再入場した時は男性と一緒に展示室に入ったんだけど、男性も首を傾げて数秒で出て行った。
で、そこでようやく指示書を見てそういうことかと納得した。
そこで感じたのは、「自分が思ったよりバカだった」ということと、「そんな自分が恥ずかしい」ということと、「クソつまんないものを見てしまったがクソつまんないから見るなと言えない絶望感」だった。
ブラックボックス展の唯一すごいと思ったところは、「文句を言わせない」ことのうまさだけだ。
情報をコントロールすること、それが可能な相手を選別することにかけては素晴らしい手腕だ。
でも、それだけのことだった。
他に人が大勢いる状況だとまた別なのかもしれないけれど、少なくとも私はひたすらがっかりした。
そのがっかりは、口先のうまさだけでこれがアートになってしまう可能性があることに向けたものだ。
本当に腹立たしい気持ちでいっぱいだけど、私はバカなのでこの展示を上手にボコボコにできない。
なので、願わくばとても頭の切れる人に、けちょんけちょんに批判してもらいたい。
「批判を生むことすら作者の手のひらのうえなのだー」みたいな子供じみた屁理屈をぶっ飛ばして欲しい。
8月で東京会場が閉まってしまうので、ブラックボックス展にムカついた人は行きましょう。
それでは、あとは頭の良い人にお願いしたいと思います。
おわりだよー
で、そこでようやく指示書を見てそういうことかと納得した。 こっちは納得できないんだけど。わからんから。 ってかこれも宣伝か
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