2017-05-19

年下の痴漢に遭った話

痴漢話題になっているから、痴漢にまつわる自分語りを少しだけさせてください。

もう何年も前の話。通学経路が乗車率180%近い区間だったから、人々が密着する季節になると、オジサン痴漢には週1~月3くらいで遭ってた。

すごく嫌で裁縫道具のリッパーカバンの中で握りしめて心理的自己防衛をしていた(使ったことはなかった。過剰防衛になりそうだったし)。

そんなとき若い痴漢に遭った。詰め襟に輝く「Ⅰ」の文字。明らかに年下だった。

制服を見たら、おそらく日本で一番偏差値の高い男子校の子だった。

普通痴漢としての怖さもあったけれど、それよりも、すごく、悲しくなった。

中学生なりに、中年男性の一部にはセーラー服女子に対するドロドロした性欲があり、

それを一方的痴漢としてぶつけられることがあることは経験的に知っていた。最初はもちろんすごくショックだったけど。

それは、中年男性一般的中学生女子に真っ当に相手にされないから、痴漢という形になるんだろうと勝手に思っていた。

ある意味自分と一線を置ける存在からこそ、「電車内での一時的事故」として耐えられる部分があったのかもしれない。

じゃあ、この年下の痴漢はどうなんだろう。

小学生が学ランを着ているような幼い顔立ち。学力未来もあるのになんでこんな愚かなことをするんだろう。

好奇心だろうか。それにしては失うものが多すぎると思う。

何より、自分より年下の子でも痴漢になりうるんだ、年齢の上下関係なく、痴漢ターゲットにされうるんだということに戸惑い、ショックを受けた。

今は、セーラー服でもなくなったし、満員電車が嫌で徒歩通勤にしたか痴漢にもあわなくなった。

大人になれば、自分で服も住所も選べるようになる。だから、今は大丈夫

この文章で誰に何を伝えたいわけでもない。何かを啓蒙する気もない。共感も得られないと思う。

ただ、梅雨の季節になるとこのことを毎年思い出すから、あの頃の自分へのなぐさめとして書いてみた。

  • セーラー服の女子に対するドロドロした性欲があるのは、同じ年の中高生男子も普通に持ってるよ。 満員電車でセーラー服女子と密着したら、間違いなく勃起してしまうし、 できること...

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