2017-03-31

銃剣道自体否定することはないけど、誰が教えるの?

はっきり言えば、銃剣道自体剣道柔道空手なんかと変わらないただのスポーツだ。

武道と言ったほうがいいのか。

今回、ネット銃剣道のものに対するネガティブコメントが増えたが、まあ殆どは……

人を殺す技術というのなら剣道柔道も当てはまる。

実戦で意味がないというのはもっと謎で、実戦とは何を想定しているのか。

銃剣道銃剣突撃練習などない。

日常のとっさの時に剣道柔道空手より役に立たないものでもない。

特殊剣道とみれば薙刀に近い。

と、いうわけで、それ自体を貶める必要はない。


しかし、学校で教えるのは無理があるだろうとも思う。

まず、教師経験者が皆無だろう。

どうも記事を読むと「選択体育の武道銃剣道を選んでもいいように項目を追加した」というようなことが書いてある。

また、「銃剣道が盛んな地域で」ともある。

どこにそんな地域があって、誰が選ぶのだ。

銃剣道はほぼ十割の競技者自衛隊関係者だ。

教員経験者は皆無だろ。

となると、指導法研究会が開催され、指導要領が整備され、かなりの人手が割かれることになる。

その上で、ほとんど選択されることがない。

なぜなら民間少年銃剣道部なんかないから。

学校は培った指導ノウハウと道具がそろっている昔からの種目を選びたいだろう。

ここで官僚主義弊害が発生する。

銃剣道を導入した人物面子問題』だ。

結構予算を投入して、人手も割いて鳴り物入りで導入した銃剣道が全国で採用ゼロとなれば、責任問題にもなるし、単純に裁可した人物は恥ずかしい。

ここで、各県教委に圧力がかかる。

ここで考えられるオーダーは次の通り。

『各県で少なくとも3校は銃剣道実施できるように推進すること』

実績次第で、様々な飴と鞭を用意して、どうにかそろえば全国で150校の実施となり、まあ顔は立つ。

そんな理由文科省現場担当教職側に多大な不満を植え付け、一部の人間は満足し、時間が流れれば忘れられるだろう。

ていうか、自衛隊学校以外で『盛んな地域』ってどこだよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん