2017-02-12

1度うつ病になってしまったら最後、この先の人生ほぼまともには生きられないと思った方がいい。

かねてからうつ病現代病と言われ続けた結果、数十年前よりも病気として認知されつつある。

病気として認知されてきた結果、国にはうつ病患者サポートする制度ができた。

うつ病患者を専門とする精神科医も多く出来た。うつに効く薬も年々良くなっている。

企業うつ病患者に対する休職制度復職体制も整えられつつある。

だが社会うつ病には厳しく出来ている。それが現実だ。

いくら世間認知されようが、いくら制度があろうが、結局建前でしかないのだ。

企業から見れば、うつ病に対する制度いくらあったところで、金を稼げない人間をずっと飼っておく余裕はあるだろうか?

たとえ復職できたとしても、休職前より金を稼げず、いつまた潰れるかわからない人間を世話していくほど体力はあるだろうか?

そういう人間休職前と同じだけの金を払い続けたいと、果たして企業は考えるだろうか?

結局企業は金が全てだ。置いておくだけで赤字になるような金にならない人間人情で構ってくれるほど企業は暇ではない。

制度医療に助けを求めるとしても、それらは本当に面倒を見続けてくれるという保障はあるのか?

確かに国の制度存在する。精神科医も増えている。

だがその手のものを利用できるのはある程度の金と立場必要だ。

そもそも立場が弱く金も無い人間にはそういう制度すら受けられない。

制度自体永遠に使える物ではない。制度を利用できる期限は決まっているし、制度自体打ち切りになる可能性もあり得る。

精神科医も金が払えなければそれまでだ。いくら助けて欲しかったとしても、金がなければ助けてくれない。

残念ながら社会はそうできている。

他の人間が助けてくれるかもしれない、そう考えるのは自由だが、果たしてそういう人間はいるだろうか?

家族なら話は多少は別だが、いつまでも無気力である人間を、人を信頼できなくなっている人間を、簡単に癇癪を起こす人間を、助けられているという意識だけで拒否感を起こす人間を、数ヶ月、数年、あるいは数十年単位で支えてくれる人間は本当にいるだろうか?

うつ病患者サポートしたい、そういう人情味にあふれた財力もある人間も中にはいるだろう。

ただそういう人間がどれぐらいいる?砂の中から針を探すようなものだ、そういう希望にすがるのはあきらめたほうがいい。

この現代社会においてうつ病になるということは、社会不適合者の烙印を押されるのと同義だ。

社会うつ病患者に対して寛容ではないようにできている。うつ病になったらその時点で負け組なのだ

残念ながらそれが現実だ。その現実を認めるしかないのだ。

もう2度とうつ病になる前のように仕事はできない。もう2度とうつ病になる前のように金は稼げない。それを認めろ。

どうあがいても世界はそうできている。

この文章を見て憤りを覚えた休職中の貴方、怒れる元気があるうちに転職先を探した方がいい。復職するよりそれが現実的だ。

この文章を見て絶望を覚えた休職中の貴方、その思いを抱えたまま今すぐ布団に潜れ。そして目が覚めたら世界が変わっていることを祈りながら寝ろ。

  • 完全に憶測だけど、たぶんあと10年くらいでこの考え方ができなくなると思う。 うつ病の人の数が増えすぎてこれ以上切り捨てていくと社会が回らなくなってしまう段階になる。 学者か...

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