この間、某有名なリポジトリがメンテナンスモード(新機能追加よりもバグ等の修正を優先にする)に入っていることを知って独り言を書こうと思った。
また、この間メンテナや開発仲間でいろんなリポジトリの現状共有の話があった。
最近、様々なOSSコミュニティの記事を見るようになったのも理由の1つかもしれない。
はじめに私は複数のリポジトリのメンテナをしており、その目線で書けたらと思う。
私が最初に思ったのは結局、OSSコミュニティというのは社会と構成は変わらないなぁと思った。
大きな違う点として、
だと思う。
私がOSSで活動するのは、志が他の開発者と同じであり楽しいと思えるから。
仕事だとお金を稼ぐためというのは当たり前だし、そのために働いている。
なのでお金を稼ぐためという人もいれば、サービスを使われたいとか、もっと拡大させたいとか様々な意識があると思う。
しかし、OSSコミュニティで活動するのは物を良くしたいという部分が大きくコントリビューターやコミッターがそういう意識で活動していると思う。
メンテナが減るのは当たり前で、飽きもあるだろうし家庭の事情とかもあるだろう。
また、別の興味あるプロジェクトにコントリビュートしたり、自分の開発に専念するといったこともあるだろう。
これは私の中で転職に似ているなって思った。
OSSコミュニティというのは今の時代、多くの会社が普通に使っており、市場の規模は大きいと思う。
しかしメンテナの数というのはとても少なく、著名なリポジトリでも2, 3人しかいないというところもある。
みんなが知っている有名なフレームワークやツールも内部を見ると、少人数で回しているのが現状である。
本当にPull Requestを出してくれる方や、バグ、RFC等のフィードバックをしてくれる方には感謝している。
そういう方が居てこそ成り立っており、このような体験は仕事では得られないと思うので大切にしていきたい。
日本人の方の参入率は自分の観測範囲では結構低く、やはり敷居が高いのかなって思った。
一番最初に壁になるのが英語だと私は思う。 実際、私はそうだった。