2016-07-27

相模原事件人権意識


朝、相模原事件ニュースを見て目を疑った。

酷いニュースなのはもちろんだが、それよりもっとおかしいのはマスコミ報道姿勢

一通り事件について報道した後、オリンピック都知事選話題に何のためらいもなく移っている。

19人も亡くなるという戦後最悪の殺人事件であれば、即特番が組まれるべきで、他にもバラエティ番組を延期するなど何かしらの自粛ムードが起きても不思議じゃない。

政府対応も同じで、首相役員会で簡単声明を発表するのでなく、きちんと映像付きで被害者と遺族の方へのご冥福と、事件真相究明について語って欲しい。

その一方で、なぜアメリカケリー国務長官プーチン大統領映像付きで今回の事件に対し迅速に声明を発表しているのか、なぜ日本より海外メディアの方が大々的に報道しているのか。

ひとつ仮説を立ててみた。

海外では障害者の方も「当然」人権を持っているという意識根底にあり、健常者だろうが障害者だろうが19人の人命が失われた事実フォーカスし、同じように報道し、哀悼の意を表するのに対して日本人はもしかするとその意識が欠けているがためにこんなに軽いマスコミ政府対応になっているのではないだろうか?

プロテニスプレイヤーフェデラー言葉を思い出した。

http://grapee.jp/14951(より引用

日本記者ロジャー・フェデラーインタビューしたときに「なぜ日本テニス界には世界的な選手が出てこないのか」と聞いたらしいんです。

するとフェデラー

『何を言っているんだ君は? 日本には国枝慎吾がいるじゃないか!』

と言った」

という内容。

これだけで全てを判断することはできないが、日本人障害者を軽く見ているというひとつの例ではないかと思う。少なくとも欧米よりは。

障害者だけでなく、社会的弱者全体への意識が低くなっていないだろうか?風当たりが強くなっていないだろうか?

マスコミ民意の鏡である」という言葉があるが、まさにこのマスコミ報道姿勢自分たち障害者社会的弱者に対する意識を現しているものだと思うがどうだろうか?

  • http://anond.hatelabo.jp/20160727014324 (変な意味で言っているのではないのだけど)人間の形をしてさえいれば、動物よりもみんな偉いし(youtube動画からすると牛肉の牛の殺し方とか情け無用...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん