日本語で調子よく会話してるはずなのに常に微妙に会話が噛み合わないような違和感を感じさせる人。
異次元解釈のオンパレードで予測不可能なので、真面目に対応すると変な世界に迷い込んだのかとクラクラする。
例えば「どんぶらこ どんぶらこと 川上から大きな桃が流れてきました」って言ってるのを聞いて、「桃どんぶりって絶対美味しくないと思う。」って反応する感じ。
さらに
Q「では川を流れてきたのは?」
A「えっ、一寸法師でしょ?」
みたいな認識のズレ方を知らない間にしている。
おそらく、どんぶらこ+桃→桃どんぶり→どんぶり→茶碗×昔話→一寸法師、みたいな回路が働いたのだろうと推測はできるのだけれど。
全部そんな調子なので、実害のない会話であれば諦めて「あなたの中ではそうなのね」って感じで流さないとマジで前に進めない。
そんなわけで、今の話の流れでなんでそうなった?みたいな結論に一人で着地してて、お互いに相手とコンセンサスを取れたと思ってたら全然違う内容だったりすることが多い。
そして後から「えっ、なんで?」とか言われる。
みんなでカラオケに行く予定の話をしてたはずなのに、ケーキ屋の下調べして当日やってきてぶーたれるとか、
「じゃあお店抑えとくわー」って言うから任せてたら当日になって「えっなんで予約してくれてないの?私頼んだよね?(一切言われてない)」って言い出すとか。
あまりに頻繁なので、結論が出たタイミングで周囲が「今こう決まったよね?」って聞くようにしたら、その場では「うんうん、わかってる」って言うんだけど、いつの間にか書き換えられるのか、
その場で説明を求めてもその時点ですでに違うのかはよくわからないけど、とにかく当日や前日には相変わらず認識が一致しなくて、嫁とその子が一緒にやってる趣味の集まりの中でも割と困った人扱いされているそうだ。
で、実はその集まりにはそんなタイプの男の人がもう一人いて、最近めでたくその二人がひっついたらしい。
二人の会話を周囲で聞いていると、会話の流れはしっちゃかめっちゃかだし色々突っ込みどころ満載だし、
もちろん結論もよくわからない方向に進んでいくのだけれど、その二人の間でだけはきっちりコンセンサスが取れていて特に混乱が起こらないらしい。すごい。
だから、結論がおかしくて妙な行動をとり始めることはあっても、二人でやってる分にはモメることはない。
ただ困ったことに二人とも仕切りたがりでイベントの企画とかを率先してやりたがるタイプなので、
二人いることで発言力と迷走力が増した結果「え?みんな今の話聞いてなかったの?」と二人からキョトンとされたり責められたりすることが多くなって大変だそうだ。
自分個人としてはその趣味の集まりにも参加してないので、振り回された嫁がぐったりして帰ってきたり、たまに愚痴を聞いたり、
LINEのやり取りからどうしてそんな結論に達したか推理するのを手伝ったりする以外はあまり実害はないのだけれど、
いずれ二人に子供ができてPTAとかで関わる人たちはさぞ大変だろうなー、と今からいらん心配をしている。
ああでも、嫁に誕生日プレゼントとして彼氏の方が選んだ、いつ着るのこれみたいな服をプレゼントしてドヤる感覚はちょっとイラっときた。