なんとなく書きたくなったので初めてここに日記を書く。
最近よくマクドナルドの経営不振のニュースや続々とお店を畳んでいるということをネットやらで目にしていたのでそんなに驚きはしなかったのだけど、実家の近所にある店舗も今月いっぱいで閉店になるということを久しぶりに実家に寄って知った。
特別マクドナルドに対して強い思い入れだとかは持ってなかったし、最近もあんまり利用していなかったので、その話を聞いたときもへ~とぐらいしか思わなかったのだけど、思い返してみるとなんだかんだでそのお店には小さい頃からよく行ってたなーとか、一時期は100円だけ持って通ってたこともあったなーとか、ほんの少しだけしみじみとした気持ちになったのでクーポンもあるし最後の週なので久しぶりに行ってみるかと思い立った。
着くと閉店のお知らせのポスターや看板が出ていて、店内にはお客さんからのメッセージカードも貼り出してあった。知らなかったけど結構歴史のあるお店だったのだなあと掲示を眺めて気付く。
そんでレジに行って注文をする訳だけどここで立ってたスタッフのお姉さんの顔を見てあれ?と思う。見覚えのある人だった。そりゃよく行ってたお店なのだから別に店員さんの顔くらい覚えててもなにも不思議ではないのだけど、自分も他へ移り住んでたり、大人になってからたまーにこのお店を使うことがあってもその人のことは1回も見なかったので、たぶん8年ぐらい前の記憶だと思う。
自分が高校生の時にその多分5つか6つ年上くらいのお姉さんはここで働いていて、細身でべっぴんさんで応対してくれる時の笑顔もすごいかわいくて、当時の自分は一目ぼれしてしまい、そのお姉さんに会えるかどうかどきどきしながらポテトのSとかハンバーガー1個とかを買いにお店に通っていた。ハンバーガー無料券のサービスの時などはここぞとばかりに買って、期間中1枚ずつ使っていく作戦を立てたりしていた。自転車で店前を通る時にはゆっくり走り外からちらちらとレジを覗いたりもしていた。こうやって文字にしてみると気持ち悪いな。でもレジでそのお姉さんに当たった時は態度には出さずとも内心ではとても舞い上がっていた。
そんなことは今日のついさっきまで完全に忘れ去っていたのだけど、多分同じ人だったと思う。でもネームプレートの苗字は変わっていたので結婚されたのかもしれない。やっぱりすごく丁寧な接客をする方だった。そして今もべらぼうにかわいかった。閉店の話題などで話しかけてみればよかったかもしれないと今更帰ってきてから思う。その人のことは忘れていたし別に切ないとかそういう気持ちではないのだけど、おめでとうございますというか、なんというか、時間が流れたのだなあということを感じた出来事だった。
帰り道、胸の辺りがぼわ~っとして無駄にふらふら遠回りをしてゆっくり自転車をこいでたのだけれど、月がやたらと丸くて大きくて黄色くてで、ここで満月なんてしゃれた演出じゃないかとかあほなことを心の中でつぶやきながら帰路に着いたのでした。おわり。