経営者の何がつらいのか
もちろん、立ち上げ当初に、成功しないんじゃないかという不安はあった。
けど、本当の辛さは、サービスが認知され、すこしだけ成功し、社員を抱えてからだ。
「全責任を持つということ」
次から次へと降ってくる問題をひとつひとつ片付ける。すべての意思決定に責任をもつこと
ユーザーの声を聞き
今後の方針を決め
辞めたいという社員の話を聞く
そして、自分の意思決定が正しかったのか悩み、吐きそうになるほどのストレスを抱える
夜中にエンジニアと議論し、朝からカスタマーサポートチームの問題を解決する。
毎日くる大量のメールに目を通し、社員から提出された成果物に目を通す。
修正があれば伝え、どうしたらより良いものになるから議論する。
カスタマーサポートから、対応できないクレーマーの連絡がきたりする。
そんな中、社員の一人が出社してないなど、次々に問題が起きる。
経営者として、完璧な仕事を求める発言をしながら、一方で、経営者は、自由に休めていいな、などと言う。
確かに好きな時間に仕事ができる。なにせ24時間仕事をしてるんだから。
起きてる間中ずっと、仕事のことを考えている。自分のサービス、会社、顧客、社員。常に仕事のことを考えている。
仕事が大変だというと
好きでやってるんでしょ?好きで起業したんでしょ?嫌なら会社員に戻ったら?
などと言われる。
確かに好きで起業をした。
会社員は、愚痴ってもいいが、経営者は、弱音を吐くことも許されないのか?
ひとつ教えてやろう。
私のところには、問題しかやってこない。辛いし、気が滅入りそうなこともある。
そんな簡単な話じゃないんだ。
そんな言葉を言いたくなる
従業員が何人いるか分かりませんが、あなたが雇っている従業員の方々の毎日の生活を守ることも経営者の責任だと考えると、 人には言えない、言葉にできないほどのプレッシャーがあ...