2016-02-08

好きなアイドルが死んだ日

好きだったアイドルがいる。フェアリーズ

「踊ってる姿がまるで妖精のようだった」という理由名前がつけられた女の子6人のダンスユニット

10代のキラキラした可愛らしいアイドルグループだった。

そんなアイドルグループ死んだ。嘘だ、生きてる。けど私の中では死んだ。

メンバーのうち半分が突如としてイベントに出てこなくなったのがちょうどスマップ騒動が公になったころ。

事務所説明はないまま。メンバーからも勿論説明はなし。

出す予定だったCD発売延期リリースイベントは中止。

他の予定されていたイベントは決行されたけどメインボーカルが歌いながら泣く始末。

つられて私も泣いた。歌詞に合わせてファンが一緒に手をくるくると回す。

それを見て「きれい」とはしゃいだメンバーのことを思い出した。あの子はい舞台にいない。

何日待っても事務所説明はない。段々諦めが入ってきた。

イベントに出てこない3人は生きているのか。もしかしたら怪我でもして出て来れないのではないか。

なんらかのトラブルに巻き込まれて公の場に出て来れないのではないか。

そんなことを思い始めた。「生きてればいい」「元気でいるならそれでいい」そう思った。

はたしてそれは叶えられた。

なんの告知もなくメンバーはいきなり元通りになった。

戻ってきた。嬉しい。おめでとう。ありがとう

いろいろな感情錯綜してやっぱり泣いた。元気だった、生きていた。嬉しかった。

でもその感情はその日のうちになくなってしまった。

twitterに出回ったある写真を見てしまたからだ。

映っていたのはイベントに出てこなくなったメンバーとファンが遊んでいる写真。おそらくカラオケ

メンバー誕生日サプライズで祝ったときのものらしい。

最悪なことに祝って貰ったメンバー写真を巧妙に切り取ってファンが同席していた事実を隠していた。

絶望した。

私はアイドルたちと同性だし、彼女たちと付き合いたいとか特別関係になりたいとかそういった感情はない。

アイドルだって恋愛するだろうし、友達とはしゃいで出掛けたりするだろう。それはいい。

けどファンに格差をつけるのは駄目だ。100歩譲ってファンと個人的に会うなら証拠を残すなんて絶対だめだ。

彼女たちはアイドルアイドルであるからにはファンとの距離一定であってほしい。

距離があるからアイドルなのであり、好きな距離相手を選べるならそれはただの女の子しかない。

仲良くなりさえすればただのファンでもプライベートで遊べるというなら、それはアイドルじゃないと思う。

舞台の上で一定距離を保っていられるからアイドルだと思ってる。虚像からアイドルなのである

保てない彼女たちはアイドルでもなんでもなくなった。

しかしたら彼女たちはアイドルであることが不満なのかもしれない。

そうならいますアイドルをやめて違う道を頑張って、としか言えない。

急にいなくなったことには耐えられたけど、ファンとの密会は耐えられなかった。

こんなにあっさり気持ちって醒めるのかってびっくりするぐらい、どうでもよくなった。

解散するかもって泣いた日が嘘みたいだ。あの日の涙が取り戻せるなら取り戻したい。無駄な涙だ。

もう死んだと思ったほうがまっしだと思ってタイトルをつけた。

好きなアイドルが死んだ。私は応援する人を見失った。

ありがとうフェアリーズ。大好きだったよ、まひろ。

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