部屋片付けない小学生に「片付けないなら物取り上げるよ」って脅しても思い通りの片付き具合にならなくて、
不在中に大事なもの隠して、慌てて意に沿うように片付いたのを確認したけど、
「大事なものはもう捨てたから無い」といって返さないという教育を受けた。
それから数年して、引っ越しの荷造り中に、親の部屋の押入れの中から、
黒いゴミ袋に包まれた「捨てられたはずの大事な物たち」を見つけた。
父親には「母さんは捨てられなかったって言ってたぞ、もう大人なんだから許してやれ」と
それがなくても生きて来られたんだから、どうでもいいものだったんだろみたいなことを言われた。
私が心に負ったものは、いつも許してやれ、で済ませられてしまう。
付き合っていた人に強引に迫られたときも、
門限から遅くなった事だけをひたすら責められて、怖かったことは話せなかった。
両親とも、他の子供の家庭の事情には頭を悩ませる仕事をしてる。
私の家の中は、他の大人からはマスキングされているようなものだった。
世間からは評判がよく、関わった様々な年齢の人たちからたくさん年賀状をもらっている。
家の中では、
母親からは父親の悪いところ聞かされる役と産まなければよかったと言われる役、
父親からは「お前は女だからどうせ母親の味方で、どうせ俺の悪口にも共感してるんだろう」を態度で示される役、
母親が体調を崩して仕事をやめ、父親の収入に頼るようになってからは悪口はますますエスカレートして、あいつは発達障害だから面倒見るのは大変だ、うるさいから耳栓をして過ごしているだのと、いまだに呪詛メールが飛んでくる。
その父親には「下線を引かなきゃ覚えられるわけないだろ!」と大事な本にボールペンで書き込まれ、
勉強がわからないと聞きに行くと、程なくして「なんで俺の子供なのにわからないんだ。気分が悪いから出かけてくる」と置き去りにされたりもした。
進路でもめた時は、意に沿う進路を選ばない限り終わらない話し合いに何の意味があるのか、と言ったら
何度も床に叩きつけられて背中に痣ができた。
母親がニヤニヤしながら「俺がおごらなきゃいけなくなるから帰って来て欲しく無い、とお父さんが言っていたよ」と伝えてきた。
一人暮らし始めてから実家には泊まっていないので、地元の滞在中に1回くらいは顔合わせしようと誘われていたらこんな感じだ。
一度、複数部屋がある一戸建てを借りて2泊3日の予定で集まったけど、2日目の夜に涙が止まらなくなって、帰りが待ち遠しかった。
結婚してから、義実家のような、一般的な仲の良い家族が実在することを知った。
いつまでも実家で暮らしたいと思っている成人した子供が複数いる。
微妙なパワーバランスをなるべく早く確認しようとするのがそもそも意味のあることなのかも怪しいくらいに、
言外の意図は感じられないやりとり。
親の年収は同じくらい。
年齢も同じくらい。
どうしてこうも違うんだろう。
先日親戚の伯父さんと話す機会があった。 息子に勘当されたとのこと。 伯父さんは昭和な人で、息子が悪いことをすると殴っていたそうだ。 「オレが子供の頃は親に殴られるのは当た...