ウェブ関係のコンテンツに荒らしがつきものなのは、少しでもウェブをやった人間なら誰でも同意するところだろう。
wikiの荒らしの場合、まず挙げられるのが、明らかにwiki内の特定のページの価値を貶める目的で、公序良俗に反する内容やAA等を書き込む輩である。
しかしそういう奴のみならず「黙って投稿内容を削除する行為」も、これまた立派な荒らしであることを、恥ずかしながら最近知った。
詰まるところwikiの執筆・投稿は基本的に善意の貢献によって為される物なので、その結果がたとえ有難迷惑に過ぎなかったとしても、その善意については相応の対応をするのが、人として当然なのだ。
具体的に言うなら、文章の長さや書き方に問題があるなら最大限文意を汲みつつ読みやすく改変する、脱線しすぎ等の理由から改変程度では解決しない内容ならその旨を書いてとりあえずコメントアウト、あるいは目につきにくいよう畳むなどなど。
こうした対応が面倒というのは、自分が書いた内容を予告もなしに全て削除され、何度復活させてもそのたびに消され、しかもコメント欄で抗議し追記の提案をしてもなお罵倒され、つっぱねられても構わないというポリシーを執筆・編集メンバー全員が共有していない限り成り立たないくらい、あってはならないことだ。
もちろん、そんなディストピア感ハンパ無いwikiは執筆者が激減して早晩成り立たなくなるだろうけど。
・・・という普通の感覚を物ともせず、彼ら荒らしは削除という横車をはたらき、さらにそれがwiki内で問題になると、複数端末でなりすましを弄してまでコメント欄に議論の木を乱立し、釣られた相手に反論しまくってログを荒らす。
のみならずDiffAnalyzer等のログ解析ツールを悪用し、削除に反発する人の発言ログを晒す、無記名だった名前欄を改変して反対者を晒す、深夜に多数決を取って(それも無記名投稿可能でIDもない板で)強引に削除するなど、やりたい放題を働く。
見てる方としては「ひったくりに遭って犯人追いかけたら刺された」という感覚に近い事態に発展してしまった。
なんかもう、ただ消すだけという行為からは想像できなかったレベルのクズでキチガイということはようやく分かったけど、そこまでして消したがる心理って一体何なのだろう。