うち、1人が結婚をするという話で、そのお祝いを兼ねて。
別の1人は既に結婚をしているし、また別の1人は去年入籍していたことを知った。そいつに対しては、もっと早く言えよ!って凄く思った(皆知らなかった)。
今年の4月に29歳になったけど、このところの周りの結婚ラッシュに、そんな歳になったのかーと最近つくづく思う。
お互いが制服を着ていて、一緒にお酒を飲むなんてもっとずっと先の、想像も出来ない未来の話だと思ってた頃を思い出して感慨深くなるけどまぁ、それはどうでもいい。
結婚をしてることがじゃない。
誰かとずっと一緒にいたいという気持ちになれること、そして、結婚してもいいと思える相手に出会えたことが凄く、羨ましかった。
そして、そういう他人に対してそういう気持ちを抱けない自分が、何か欠陥がある「駄目な人間」のように思え仕方なくて。
自分は独り身でいることが寂しいと思ったことはないし、人とリズムを合わせて生活するのが凄く煩わしいと思ってしまう人間だ。
そりゃーもちろん、人恋しくなることはなる。
でもそれは、人と無性に話をしたい、人の話を聞きたい、こちらの話を聞いて欲しい、っていう思いであって、
3時間や4時間程度、お互いにダラダラと楽しく会話を続けられたら満足出来る衝動だ。
会うのはたまにでもいいから「友達」がいれば満足できるものだ。
29年生きてきて、これだ。
さらには、我ながら色々飛躍しすぎだとは思ったけど、
少子化が叫ばれる中、このままじゃ何も貢献出来そうにない自分が申し訳ないなぁとか、
親はやっぱり孫の顔とかみたいものなんだろうなぁ、未だ見せられなくその上予定もなくてごめんねとか、
なんというか、自分の腑甲斐なさに凹んだ。冷静になった今考えると、凹み過ぎだ。
そんな中、今日は母の日なので、とりあえずと思って親に電話した。実家を離れて一人暮らしをしてるので。
ありがとう、とはやっぱり照れくさくて言えないので「母の日なので…、ほら」みたいな感じで濁した。
母親は「わざわざありがとう」と言ってくれたので電話しといて良かったなと思った。
その会話の中で、同級生が結婚する、おめでたい、という話をした。
凹んでる昨日の今日で、自分からわざわざこの話題ふるとかちょっと自傷行為かなぁと思いつつも、「あんたも早く相手見つけて結婚しろ」とか言われるかなぁと思っていたら。
「まぁ周りは周り、アンタはアンタだから。焦って変な人間捕まえるよりもちゃんと考えて、見極めて。これだけ人間がいるんだからアンタにあう人も絶対いるから。親の私らが焦ってもどうしようもない問題だしね。アンタのペースでいけばいい」って。
言ってくれてさぁ。
慰めを期待してこの話題をふったわけじゃない。本当に、小言を言われると思ってた。
そうだね、焦ってないよ、って普段通りを装って話してたけど、涙目になってた。電話で良かったって心底思ったね。
それからもう少しどうでもいい話をして、電話をきった。きってから、ちょっと泣いた。マジで。涙腺弱くなったわ。
救われるってこういう気持ちなのかなぁと思った。
こういうと大袈裟すぎる表現な気がしてこっぱずかしいんだけど、他のちょうどいい感じの言葉が思い浮かばないのでこれで。
焦る必要がないって、お世辞や適当に合わせるだけの言葉じゃなくて本当にそう思って言ってくれてるっていうのが分かったからこそ、本当に、救われた気持ちになった。
上の方で羨ましかったって過去形で書いたけど、ホントの所、この羨望がなくなったわけではない。
別に、慌てたり、無理をしたりする必要がないのだと自分に対して誤摩化しじゃなく思えるようになった。
他にもぐちゃぐちゃと色々思ったんだけど、上手くまとまらないのでこの辺で。
面と向かってだと、やっぱり恥ずかしくていないんだけど、本当にありがとう、母さん。