2013-09-20

精神的にさえ「オタク」には成りきれない俺の話

物心がついたときから、俺はずっと絵や漫画を描き続けてきた。俺にとって絵や漫画を描くというのは、

何かにインスピレーションを得てストーリーを書いたり、遊びの一環としてやる程度のもので、

何か特別なことでもなく、ましてや高尚なわけではなかった。

ただ、自分がいわゆる「オタク」かと言われてみれば、オタクとみなされれば利益を害する状況であるかどうかは

関係のない状況だとしても、そうです、とは言い切れないだろう。なぜなら、俺はいわゆる「オタク」の行動が、

全く理解できないからだ。

描く絵柄もかわいい萌え絵を取り込んだ部分もあるから世間一般からすれば俺はオタクかもしれないけれど、俺は

オタクの行動、思想というのが全くといって理解できない。というかオタクに対しては忌み嫌っている側面さえある。

もちろん、俺のオタクセルフイメージ自体、マスメディア偏向報道によって事実とは違うものも多分に

含まれているという可能性も否定できないと思う。でも、それでも所詮二次元の、自分が描いたわけでもないような

美少女に(いい歳してるかとか容姿の良い悪いか別にしても)たくさんの愛情を注いで、愛でるようなことをする、

二次元美少女を「嫁」と称したりするような、そういう入れ込むような行為は、(口は悪いけど)はっきり言ってキモいと思う。

どうしてキモいのか?と聞かれても、俺ははっきりは答えられない。ただただ、キモい、と感じるだけだ。

ましてや(程度の差はあれども)グッズを買ったりアニメイベントに参加するために生活費を切り詰めたりするような連中となると

それこそ本当に理解ができない。アニメ漫画原作なら漫画BDDVDを買うために生活費を切り捨てる、というのなら

まだ理解できる。でもグッズを買ったりイベントに参加するためだけに生活費を切り詰めたりするという話になると、全くといって

その価値観が理解できないものとなる。たかだかそんな物、事のためにお金時間を消費するという事は、本当に理解できない。

から俺はそういうオタク価値観は持ち合わせてはいない。はっきり言ってそんな物より服の方が大事だ。

興味もないし理解もできない。

理解できないといえば面白いアニメを見終えれば、すぐに二期を作れ、続きを作れという作品性のもの

無視したような、おかわりをねだるような行為も理解できない。確かに面白ければ続きをずっと見ていたくなる気持ちも

わかる。だからといって(続きがあったり続かせる気があったなら別だろうけど)すぐにおかわりをねだるような行為

これも本当に理解できない。下品だ、作品を単なる消費物としかみていないんだ、とそういう意見は忌み嫌ってしまう。

というか書いてて思ったんだけど、食べ物を食べるだけのようにただ消費だけをする、という連中が本当に

理解できない。

というか、ただ消費をするだけと書いたのはおねだりをするように続きをねだったり絵や作品をかけといってくるような

消費者的な立場人間が本当に理解できない。

といっても全てが理解できないわけではないと思う。二次創作をやるのは俺がインスピレーションを得たか

何かを描くのと大して変わりはないし、今後の作品作りに活かすためにアニメ漫画を細分にわけて分析したり、なぜ

面白いのか、魅力的なのかだとかの考察を加えてみたりするような事もある。だからそういう行為は理解できる。

話はそれたかもしれないけど。だから、俺は上に書いたような理由で、(あくまでセルフイメージではあるけれど)

オタクは理解できないし、精神的にさえ「オタク」には成りきれないと思うし、成りきれない。

ものすごく大雑把に要約して書くと、俺はオタク的行動が理解できない、だから精神的にさえオタクには成りきれない。

成りきれないし、忌み嫌う節さえある。

から結局のところ俺のそういう感情を理解してくれる人は、俺と同じようなかく側、作る側の人間しかないわけだし、

オタク世界じゃ俺の居場所なんてない。一時期はサブカル芸術に身を置く側の人間のように振る舞おうともしたものの、

俺は自分の描く絵や漫画サブカル芸術志向したものでもないわけだし、あくまで漫画や絵は娯楽としかとらえていないし

そうとらえた物以外を作る事には興味すらないわけだから、だから俺は結局サブカル芸術に身を置く側の人間にも

なれなかった。

そんなんだから、絵は萌え絵を取り込んでいるような絵柄にも関わらず、精神的にさえ「オタク」にもなれない、

芸術サブカル志向するでもない娯楽作品を描くという、どっちつかずのめんどくさい俺みたいな人間

生まれるわけだ。多分描くのが好きなだけなんじゃないかと思う。駄文失礼。

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