仕事って「仕事の内容を理解する」→「実行する」のパターンだったり、
あるいは「調べる」→「工程と実務に落とし込む」→「周囲の人間の理解と協力を得る」→「実行」
のパターンだったりで、法学部出身者の法知識を実務ベースでそのまんま使うことって少ないんだよね。
それこそ、ロースクール出て資格取ってるか司法書士取ってるかくらいのレベルじゃないと、
現場慣れした人間の方がよっぽど強い。知識と実務の間にはそれなりの壁があるから。
だから、一芸で生きていく。たとえば研究者とか弁護士とかになるんなら話は別だけど
仕事でいいクオリティを出したいなら、基本的な学習能力と協調能力を高いレベルで持ってる方がよっぽど大事で、
要するに、調べる→理解する→アウトプットするの訓練を大学時代にいかに積んできたかが重要。
たかが学部卒だと、どこを出たかはあんまり関係ない気がすると俺は思ってる。
やっぱり大学時代にいかに良い学習訓練を積んで来たかって点は仕事の出来る出来ないに大きな影響を与えるので大事だけど、
基本的に仕事に就いたら今までと全く畑違いのことをいきなりやらされるパターンが多いので、
現在その仕事してるのは文学部出身で文化人類学をやってた奴っていう我が社の現状からの経験則なんだが。
「中途半端な専門知識とかマジ要らない」って最近よく思う。だって、マーケットにいい感じのお値段で仕事を請け負ってくれるプロが
ふつうにいっぱいいるんだもの。特に法は今安い。自前で抱えるメリットゼロ。
というわけで、生きるためにカネのために勉強するなら将来のマーケットバリューの予測がマジ重要。
金融工学(笑)みたいに暴落することもあるし。NASA蹴ってウォール街に行った奴ら今どうしてんのかな…。
でも結局そういうのって運だから、大学で学ぶことは自分が興味があるものを精一杯やったらいいんだと思うんだよね。
個人的に思うのは。
「法学部」こそが一番ムダな文系学部だと思うんだよね。もちろん、法の研究とかそういう価値はあるんだけど
結局、マーケット的には難関資格突破レベルまでいかないと評価されないわけで。
法学部卒なんて宅建ほどの価値もないわけで。もちろん、法学に興味があるなら法学部に行くべきだけど、
文系学問で一番実学に近いしマーケットで評価されやすいから!って思って法に行くのはアホらしいと思う。