2013-04-02

社会的に分かりやすい被害を受けた人は、保護されやすい。応援されやすい。津波やら放射能やら、病気や身体•精神障害とかね。手帳あれば社会的に認められたことを意味する。

逆をいえば、分かりにくいものとか、社会通念上そんなものは知らんといった被害を受けている人は、保護を受けたいのに受けられない。

例えば珍しい病気にかかっていて保険下りない人とか。ぱっと見には健常にしか見えないタイプの障害とか。性同一性障害とか。LGBTとか。まともな教育を受けられないまま成人した大人とか。病気という自覚がないままなんか変だな性格かなーって暮らしてる人とか。

そういう、通常状態でも被害状態でもない状態の人が一番辛いんじゃないだろうか。

身体障害者にはセックスボランティアであるのに、非モテはずっとDTのままだ。処遇逆転現象が生じている。

社会的に理解されやすい、もしくは助けてくれアピールのプレゼンテーションロビー活動が上手い、ドラマ映画メディアに取り上げられたなどで注目を浴びた、などがあれば救われる。それが無ければ救われないワケだ。

そして、そういった弱者を救うことが出来るのは余裕がある者だけだ。心理的、金銭的、現在時間的、未来展望的、余裕のかたちは様々ある。

石原都知事が言った、余裕があるところがガレキ受け入れてやらなきゃ進まねーだろという意見には賛成だ。

だが、自分人生にとって震災被災者はあまり関係がないと感じている。震災のものへの備えはしなきゃなーとは思う。

人生のつらさは数値化できないから、やたら家族地域に恵まれて津波受けて家を流された人と、家族にも地域にも友達恋人も恵まれず過労で精神的に参って体調もあちこち10年間おかしくてお先真っ暗な人間とを比較したとき、どちらのほうがつらいのかはわからない。

ただ、前者は救いの手が差し伸べられ、後者は何もないという事実は横たわっていて、それに困惑したり怒りを覚えたりする。

自分に課せられたつらさを乗り越えて余裕を作り出して被災者支援するほどの器は自分にはない。自分のことで精一杯だ。

非リアで自然災害に会わない人生と、リア充自然災害に会う人生。どっちが不幸ですか?

ラジオ」を見ながら、そんなことを考えた。

特集ドラマラジオhttp://www.nhk.or.jp/program/onagawa-drama/

  • セックスボランティアって金払うんだけど。 まさかタダでやってくれると思ってた? 健常者のDTなら普通に風俗行けば?身体障害者だと風俗ですら嫌がられるから「ボランティア」が必...

  • いわゆる自慰を介助するセックスボランティアには 同 性 の担当も数多くいらっしゃいます。もちろんチェンジなんて贅沢は利きません。 健常者のDTは健康な自分の目で好きなエロ...

  • みんな余裕がないんだな。 ホント。

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