2011-05-19

どう考えてもこの先、素敵な未来なんかない

妹が知的障害者。たしか障害者手帳は一級だった。

両親は六十代前半、私は二十代前半。妹は3つ下だ。 

  

朝、母の怒鳴り声がうるさい。

妹が着替えないからだ。

服を手にしてから時間はかかる。

「迎えの人来ちゃうから、早く着替えなさい!」

「◯◯、はやく!」

「着替えなさいって、何度言ってるの!」

「何でまたトイレに行くの。さっきも行ったでしょ!」

妹は全裸に近い状態のまま、持った服をパンパンと叩いたり、唾をつけたりする。

ぶよぶよと太った身体が醜くて、汚らしくてうんざりする。

 

トイレに行くと、やたらとトイレットペーパーを使う。

ひどいときは1ロールなくなる。

「かみ、かみ」

と妹が呼ぶと母が新しいロールをセットしにいく。

「そんなに拭かんでいい!」

「どうせおしっこもちょっとしか出んだろ!」

また母がわあわあと怒り出す。

毎回、妹はトイレ電気を消しているんだけど、

何故か実家ではトイレ電気を消さないルールになっているので、

「なんでいちいち電気を消すの!消すなって言ってわからんか!」

と、また怒鳴る。  

 

作業所から迎えの人が来る。

まだ着替え終わっていないので、母が毎度、

「まだ着替え終わってないんよ。今日も1時間かかった」などと話をする。

だいたい毎日同じことを話している。

男の人の職員のときもある。何となくそれをストレスに感じる。

私の部屋は玄関のすぐ横だし、築三十年以上経っている実家は壁が薄い。

毎朝とてもうるさい。

 

母は高血圧で薬を貰っている。頼むから怒ったり興奮しないでくれと私が何度言ってもダメ

思うに、母も軽度だが障害があるのではないか

吃音はともかく、話した内容を汲みとってもらえない、デリカシーがない(性器の名前を口に出して言ったり)、

テーブルの上に空き缶があったり、剥がした湿布があったり、洗濯物は畳めず積み重ねてあるなど。

 

父は昭和の頑固で偏屈な父親と言う感じで、機嫌が悪いと物凄く態度に出る。

テレビを引っくり返されたり、携帯を真っ二つに折られたこともあった。

妹を可愛がったこと記憶が私の中に全く無い。

「俺の前でメシを食うな」と今でも妹だけ別。一時期は妹が何かする度怒鳴ったり殴っていた。

 

そんな家族との生活にすごく、すごく疲れてしまった。

18才から21才まで、私は他県で自立していたのだが、仕事の都合で実家へ戻ってきて、数年。

こんなにも私の家族は変だったのだと、やっと気がついた。

せめて出ていければいいが、現在経済的に厳しく、一人暮らしは当分出来ない。

もし出て行ったとして、家族であることは変わらない。

 

私は、両親の介護が怖い。

 晩婚で、私は父が40才のとき子どもだ。周りの同級生たちの両親よりも老けている。

 介護しなければいけなくなる頃、私はまだ若いだろう。結婚を考えるとき、それが足枷になるかもしれない。

 

私は、妹の世話が怖い。

 両親はきっと、妹を遺して死んでしまう。妹は偏食だけれど今のところ健康で、そして私よりも年下だ。

 私は、妹を引き取らなければいけないのだろうか?姉には保護責任があるのだろうか?

 

怖い。怖い怖い怖い。

自分の将来だってまだ何の足場も出来ていない、そしてまだ楽しみたい。楽をしたい。

から貯蓄を少しずつするにしても、何故私が今そのために我慢しなければいけないのか?

周りの子たちは「若い」と言われる間、人生を楽しむだろう。

自分のためにお金を使うだろう。

何故、高齢の両親の元に生まれ、障害者の妹がいるという不運のために、

私がそれをしてはいけないのか。

 

しょうがない。分かっている。いや、分かりたくない。

我儘で自己中心的だということは分かっている。

 

でも、私は逃げ出したい。

 

  • 釣りかもわからんが。 俺も弟が知的障害だな。増田のとこよりはだいぶ軽いが。あとは癲癇持ちFラン卒の弟とかもいる。父親は会社倒産して母は癌になった。 前にも増田に書いたこと...

  • 30こえたら今よりもっと動きづらくなるぞ。 20代前半ならまだ間に合う。 家族は捨てて水商売かなんかで自立するんだ!

  • 俺の従姉妹も兄が知的障害者で作業所行ってて その母(つまり俺から見て叔母だが)は 「あの子は兄のことがあるから結婚できない、  だから良い会社入って自分を養えるような仕事...

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