2011-04-07

震災恋愛と今と

地震が起こったとき、多数の人がそうであったように僕も寝ていた。

何かワケの分からない叫び声を上げながら目を覚ましたのを記憶している。

二度寝した

再び目を覚ましたとき、頭から10cm横に、25インチトリニトロンテレビが落ちていた。

今でも思い出すと背筋が凍る。

阪神淡路大震災は、当時未曾有の大災害と言われた。

確かその日はとても寒いが快晴で、生活圏だった大阪からも、西の空が燃えている事が分かった。

僕は被災者ですらなく、むしろ震災被害で儲ける側にいた。

別に悪い事してたわけじゃない、震災ニーズが生まれただけの事だけど、当時いた会社社長が嬉しそうに震災を喜んで語っていたのには流石に腹が立った。

ま、資本主義社会に生きてるからそれはしょうがないんだけど。

その前年暮れ頃まで付き合っていた彼女がいた。

当時僕は29歳。

彼女はまだ16~7歳だった。

もちろん高校生だ。

自分恋愛経験の中で、多分一番好きだったんじゃないかな。

可愛いし、ほんとにべたべたいちゃいちゃ、ところ構わずキスばっかりしてたように記憶する。

温泉旅行した思い出もある。

旅館の布団の上で一仕事終えて、眠りにつくと、数時間後に彼女が胃の痛みを訴えて苦しそうにしてるのに、僕は手を繋いであげる事が精一杯で眠気に負けて寝てしまった。

でも、再び目を覚ますと治ってて、2回戦目。

…をしていると「ご朝食はどうなさいますか~?」と仲居さんがノックしてきたので、慌てて中断したっけ。

いやしかし、それを「後で」とかいって、一応フィニッシュまで持っていったんだったかな(笑)

ふられたわけでもなく、ふったわけでもないが、ともかく、その年の暮れにその彼女とは別れる事になった。

彼女兵庫県阪神沿線に住んでいた。

から、当然被災者になった。

僕は震災の年に、地震の数日前からしい彼女と付き合い始めていた。

たまたま正月明けに知人に紹介されただけだったんだけど、別にタイプってわけでもなかった。

ただ、僕の隣の席が空いていたからに過ぎない。

その子も大阪の方だったので被災者はなっていない。

実は僕は、その別れた大好きだった彼女と、被災地域となったある場所同棲しようと思っていた。

結婚を前提に。

地震後、半年程経ってからその場所たまたま訪れたんだけど、そこは完全に更地となっていた。

どうして更地にされていたのかは知らないけども、もしかしたら、全壊とか火災とかあったのかもしれない。

ひょっとしたら、別れず、同棲していたら、死んでいたのかも知れない。

結局、僕は震災の年に付き合い始めたその子と結婚し、子供二人を設けて現在に至る。


…また、落ちもない、まとまらチラシの裏話を増田してしまったorz

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