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2023-11-01

奈良市八条大安寺周辺開発計画について

奈良育ちで今は少し離れたところにいるが何年後かにまた奈良に戻って住もうと考えている者なんだけど、

JR奈良駅とJR大和郡山駅の間(もともと間隔広すぎとは言われていた)にとうとう新駅ができる予定で

インバウンド絡みの案件とは言え、その周辺もあわせて開発されると言う話になっていると言うのを聞いて、

少しは一緒にまともな住宅地(*1)も開発されるかも、と思って資料を漁ると、

八条大安寺周辺地区まちづくり基本構想について

https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/163/65725.html

というページにあるPDF資料17ページ目に、まさにそんな感じの住宅地エリアが予定されており、おっ、いいかも、と色めき立っていた。

しかし、2019年時点の上記資料でせっかく住宅地も一緒に整備しようと言うまっとうな意見が盛り込まれていたのに、2022年更新された

意見募集結果】奈良八条大安寺周辺地区まちづくり基本計画(案)

https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/163/141074.html

では、住宅地予定のエリア(なお現在田んぼ)についても駅前から繋がる商業エリアということになっていて、しか言うに事を欠いて

先端技術活用した新産業創造拠点形成

大安寺歴史継承し、駅とICが近接する交通結節機能や市の産業特性を活かした「知の交流拠点」となる新産業創造拠点形成

という意味不明文言付与されていた。近鉄に負けているJRの新駅と30年塩漬けにして補助金を切ると脅されてようやく腰を上げた京奈和自動車道IC

あるだけの田舎先端技術活用した新産業創(以下略)・・・ブレイキングバッドの見すぎでヤクを決めている気分になって起稿したとしか思えない迷言だ。

なお、2019年の段階では駅前商業エリアについても

★来訪者向けの拠点づくり

外国人観光客向けのサービス機能確保

生活利便施設誘導

子育て支援の充実

地区特性を活かした面的整備の誘導

と、地に足のついた開発効果に期待が持てる記述が付されていた。

最後の1つはやや意味が分かりにくいが、おそらくちゃんと道をつなげて近隣地域と面で土地活用できるようにしようという話ではなかろうか。わざわざ書かなければならないあたりが泣ける)

なぜ改悪された・・・?と訝しんでいたら、

維新所属市議会議員らしき人物の「JR新駅周辺の面的整備について」というページで解説がされていた。

住宅ゾーンをなくしたことは、周辺の住宅地では空家もあり、既存周辺住宅地住宅ゾーン見立てて、広域なエリア全体を活性化していこうとの考え方です

(なお、この議員らしき人物は、この県の担当課長(令和2年新設)とは考えが一致する、と書いているだけであり、直接なにか働きかけをした結果だとは書いていないので元凶とまではいうまい

・・・

解説してくれたことには感謝する。しかし、これは大愚策だとしか思えない。

周辺の住宅地がなぜ忌避されてると思っているのか!?やたらめったら不便だからだよ!見えているところに行くのに車だと大回りしなきゃいけないとか渋滞に突っ込まされるとかばっかりなの!!

せっかくまともな道路と一緒に住宅開発できそうなチャンスをつぶしてるんじゃないよ!!何だよ、新産業って!!見栄張らずにインバウンド支援市街地機能改善に専念しろ!!!




*1 悲しいことではあるが、すれ違いに苦労しない道路けが張り巡らされている住宅地、というだけで奈良市の平城宮跡より東のエリアではレアである

表題にも入っている大安寺エリア県道122号線からして途中ありえない狭さの場所があり、切なさを醸し出している。なおWikipedia奈良県道122号線のページ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%88%E8%89%AF%E7%9C%8C%E9%81%93122%E5%8F%B7%E4%BA%AC%E7%B5%82%E5%81%9C%E8%BB%8A%E5%A0%B4%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA%E7%B7%9A

には「史跡大安寺境内~を通っているため、付近道路拡幅が困難」と書いてあるが、Googleストリートビューで見る限りほとんどの場所は両側民家であり片側に柱跡が保存されている場所でも反対側は民家でしかない……解せぬ。

なお、この県道のずっと西方面にある薬師寺境内通過部分はガチで両側が寺なのでどうにもならなさげ

 
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