2022-08-13

会社が潰れるのを楽しみにしている自分がいる

コロナ物価高で本当に自社製品が売れなくなった。先日のイベントでは閑古鳥が鳴いていた。

もう、誰も起死回生の案なんて思い付かない。

経営者体調不良が続き、ついに最近コロナに罹った。しばらく会社に出られないし働けない。

「この売上では今月の支払いが出来ません。」

1週間前、経営者から社員に向けてこのメッセージが届いた。コロナ融資の返済も始まり、この売上では本当に、存続が危ういそうだ。というか、無理なのだそうだ。

でもまぁ、順当な気はした。

経営者非常識な息子の趣味による、統一感のない店内。お店都合の一方的営業

正直、店舗に魅力を感じられなかった。でも上に反発すると面倒だから、みんな何も言わずに渋々働いていた。最初は色々変える気満々だった私も、いつしか面倒くさくなった。

ただ、ゆるい会社から色々な事にもゆるくてルーズで、ノルマもうるさくなく、ある意味ぬるま湯の居心地の良い会社だった。

私は、30手前にして初めてデスクワーク正社員になる事が出来たので、会社が変だと思いつつも実績と実務経験を積むためにこの会社にいる事にした。アラサー経験既婚女性就職はとても厳しかたからだ。

他の会社にいたらもっと成長出来たかもしれないが、もう何を思っても後の祭りだ。

経営者非常識な息子は、どうやったらこんなアラフォーになるんだろうというくらい失礼でどうしようもない人だった。

その嫁も同じレベルだった。

その娘も、まだ喋れないが笑顔がもうすでに人を馬鹿にしてて、赤ん坊ながら私をイラつかせた。

成果を出して店の売上が上がったらコイツらが潤うんだ、と思うとイマイチ仕事に身が入らなかった。

なんとなく、心にブレーキがかかったまま働いてしまった。

から仕事必死にならなかったし、何となく「こんな会社どうでもいい」と思っていた。

でも、まわりもそんな感じがした。

しかし私はこの会社唯一の「接客しない人」だったので、そんな態度ではコロナ禍では当たりが強くなってしまう。

そこで、私はWeb担当兼任しているので、Webサイト更新のやり方や立ち上げた公式LINE配信の仕方などをブラックボックス化し、「みんなが出来ない事をやってる感」を出して会社必要不可欠な人感を醸し出す事にした。

それでも、コロナ禍で売上は落ち、空気はどんどん悪くなっていく。

結局、私も少々接客する事になった。人は辞めて足りないがお金がないか人員は増やせない。

から、私がやる事になった。

当然、本業Web更新などの仕事はおろそかになる。それを責められたのが辛かった。

そうこうしているうちにコロナ罹患した。

飲みにも行かないから、接客してたせいだと思った。

コロナ療養の10日間で、仕事モチベーションはどんどん低下した。

売上がたたない店のイライラした雰囲気も、Web集客が上手くいかない事を責められるのも、もう全部嫌だと思った。

もう辞めようかな、と思ってる時に月末の支払いができないかもしれないとの社内一斉通達

ついにこの会社ともおさらばか、次の仕事について考えなければ、と思うと同時に、経営者の息子一家が窮地に陥ると考えると仄暗い愉悦を感じた。

要は、ざまあみろと思ったのだ。

能力技術ないのに役員として給料をもらっていた夫婦2人は、いきなりコロナ禍で就職市場に投げ込まれるのだ。ロクな仕事がなく、安アパートでうるさい赤ん坊を育てる光景想像するとちょっと楽しい気持ちになってしまう。

なんだろう。

上がクズだと下もクズになっていくよって話で、下手したら会社が潰れる時は楽しい気持ちになって、不幸を喜ばれるよって話。

あ、でも実務経験3年積ませてくれたのはありがとうございました。

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