ニコニコのランキングを見ていたら、気になる動画があった。 http://www.nicovideo.jp/watch/sm23857857
動画の主張としては、「真夏の夜の淫夢」や「例のアレ」というタグをつけて、淫夢の音声をつければ、動画が伸びるので、これを利用して底辺実況者が淫夢を利用している!
ということらしい。
まず、自分も同じ様な事をやった。淫夢の音声を自分の実況動画に入れて、タグをつけた。
がしかし、このときまったく。淫夢利用して延ばそうとかいう悪意は無かった。
多少動画編集を覚えて、淫夢をちょろちょろ見ていて、淫夢の素材が豊富。自分も見てて面白いしいっちょ突っ込んでみるか。
だとしたら、そんな動画が大量発生するのは目に見えている。
古参の主張である、「ゴミ動画が擦り寄ってきて淫夢がクソコンテンツ化してしまう!こんなのクソガキくだらないもののせいで!」というのまでは分かるけど、「こいつら擦り寄っているんだろ!」ってのは勘違いだと思う、タマタマ目につきやすいところに利用しやすいものがあったら使ったという無作為というのが動画作成者側の本音だろう。←だからとめようが無い。
古参にとってはクソ動画なのかもしれないが、実際に自分も見てみた。
というのも、音声を合わせるのはそこそこ大変だし。そのため音声にあわせるためのプレイングというのも要求される。
さらに、普通に音声を入れてもなかなか状況を伝えにくいがくだんの動画はそれなりにあっている。
また、AVIUTLという編集ソフトの都合上音声を映像に合わせるというのは結構手間(音声を波として表示する画面が小さい)なのでかなり気を使って編集しているなと感じる。
叩かれてる動画は、淫夢実況の中でもかなりいいレベルのものだったから、多少伸びても当たり前。
製作者は「淫夢実況」と言うジャンルの中で『技術』を試しているという、一種機械的な操作での実力を競っているのだ。動画そのものを見たいんだとか、淫夢ネタを大切にしたいんだとかそういう話ではない。プログラミングとか、CM作りとかそういう中での話しであって、内容は別問題。
つまり、淫夢にすりよったどうこうは別として、淫夢実況というジャンルのなかではかなりいいほう。だから再生数が伸びたというだけかもしれない。
分かりにくいなら別の例えを使うと。
絶叫系ホラー、謳ってみた、作ってみた。 なんでもいい。そのジャンルの中での動画の作り方というのは長年月の積み重ねで洗練されていくもので。淫夢実況も技術がだんだん洗練されていってる、そういう『技術』を試すというのも動画作成者の意図するところ。
「視聴者様を楽しませる」というだけではない。視聴率をトル技術と、視聴者を楽しませるかというのはまた別問題。そこをいっしょくたに捉えようというのがアンチのよくないところだと感じる。
「淫夢たたきだ」と主張するが、製作者から見たら「淫夢実況を理解せず一方的に叩くのはおかしい」
もっと言うと、視聴者様が叩くような事をせずに作った動画はクッソつまらない。それはそれで視聴者様が退屈せずに見続けさせるための『工夫』なのだ。そこを理解できずにクソだクソだというのは流石におかしい。
これが一番気になる。
なぜ、クソ動画が作られると淫夢が終わるという理屈になるのか。
確かに、VIPはガキが占領してつまらなくなったといわれてこれに自分もうんうんと理解できる。釣り神なり、童貞図鑑の頃と比べて低レベルになってしまったと感じた。
VIPにクルのがオタクであったときはオタク独自の文化が創られていたのだが、一般人が入れば入るほどオタク独自の文化が薄まっていき破壊されてしまう。
淫夢も昔と比べて一般的になって行くのは残念だという主張なんだろう。
がしかし、正直自分は淫夢が今最高に面白い。なんJネタや淫夢は楽しい。
野獣先輩新説シリーズは相変わらず伸びが凄くて、またよくひねられたアイディアが成される。BBが増えまくるたびに状況にあわせたBBの使い方が創出されている。
見る側には理解できないだろうが、作る側から見れば『なるほどそういう使い方があるんだな』となる。毎日毎日なるほどなるほどと、刺激的。
見る側からしたら、マンネリだというかもしれないが、作る側から見たら何がマンネリなのかが分からない。同じような動画が増えるというが、練習作は前例を真似るから当たり前だろう、少なくとも製作者は真似をしながらもそれぞれ独自性を出している。
そしてこれが一番いいたいのだが、「淫夢系の動画の『おやくそく』や『セオリー』を無視して新しいことをやるとスグ叩かれる」という真理がある。
いやいやいやいや、指示厨かなにかか?見てる側のほうが低年齢化というか、一般人化してんじゃないの?と感じる。そういう視聴者の意見が8割、9割になってしまうからマンネリになってしまうというのが理解できないんだろうか?
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