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2024-06-01

例の調査結果報告書セリフ形式で書き起こしてみた

編集先生、6巻が出ましたね!6巻が出るころにはドラマ化を考えようって話してましたよね」

漫画家(うーん……過去作品ドラマ化ではいい思い出がないけど……)

漫画家「今度こそ原作に忠実にやってくれるなら……」

編集はいテレビ局からの打診があったら前向きに考えますね」

漫画家「未完の時点でドラマ化するなら、ドラマオリジナルの終盤は私があらすじからセリフまで用意しますね」

編集はい

---

テレビ局プロデューサー(以下P)「ドラマ化したいです!」

編集「いいですね!他局からも話はあるんですが、そっちは断りますね」

編集「ただ、漫画家原作にこだわりの強い『難しい人』なので、そこは配慮してくださいね

P「はいはい~」

編集過去脚本自分で書くと言い出したこともある人でして。ベテラン脚本家より若手の柔軟な脚本家さんでお願いできれば」

P「はいはい~」(※聞いてない)

---

P「脚本お願いします!」

脚本家「原作おもしろいですね。お引き受けします」

P「ありがとうございます!実績あるベテランの方なので安心して任せられます!」

P「あ、原作漫画家さんはちょっと『難しい人』らしいです。一応」

脚本家「難しい人かー。まあなんとかなるでしょう」

---

脚本家「前半の脚本できました」

P「ありがとうございます!」


P「編集さん、脚本できました!」

編集はい漫画家確認してもらいます

---

編集脚本できたそうです。確認お願いします」

漫画家はい……」


漫画家(なぜかエピソードが並び替えられてる……セリフも変わってる……なぜここがカットされてるの??)


漫画家「納得できないところをWordにまとめました。脚本家の方にお伝え下さい」

編集はい


編集(このWord表現がきついな……ちょっとマイルドにしよう)

---

編集漫画家の指摘の文書です」

P「うーん、持ち帰ります


P「ということなんですが」

脚本家(うっ、このWord、ずいぶん辛辣

---

脚本家「これでどうでしょう

P「はい


P「これでどうでしょう

編集確認します」

---

編集先生どうでしょう

漫画家「……キャラ崩壊してるしストーリー整合性もとれなくなってるじゃないですか」

漫画家「1~3話まではエピソードの入れ替えも我慢しましたが、4話はもう限界です」

編集はい……」


編集(もうWordマイルドにせずそのまま渡そう)

---

編集「現状では許可が出せません。これ、指摘のWordです」

P「えー……」


P「修正お願いできますか」

脚本家「……このWordいくらなんでもひどすぎませんか。読みたくないです。Pが要約して要点だけ伝えてください」

P「はい……」

---

(※何度かやり取り)


脚本家「まあ、そこまでいうなら原作通りに戻しますか……」

P「ありがとうございます!」

---

漫画家(疲れる……この感じでは、ドラマオリジナルの終盤はとてもまかせられそうにない……やはり自分プロットを書こう)

漫画家「9、10話のプロットをざっくり書きました。疑問点やリクエストがないか聞いておいてください」

編集「お、伝えますね」

---

編集「9、10話はこんな感じでお願いします」

P「むむ……これはちょっといろいろ変えたいですね。リクエストをまとめました」

編集確認しますね」

---

編集「どのリクエスト却下でした」

P「うー、はい

P(まあ、脚本段階で変えればいいか

---

漫画家「8~10話の詳細なプロットを書きました。セリフもだいたい入ってます

漫画家「今後の展開のネタバレギリギリラインを探りながら書いたので、アレンジは基本しないでほしいです。尺や撮影上の都合はしょうがないですが」

編集はい

---

編集「詳細プロットです。基本アレンジはなしでお願いしたいとのことです」

P(え……変えるつもりだったんだよな)

P「……いや、脚本家が台本にする上でアレンジはどうしても発生するんですよ。ご理解ください」

編集はい、一切の変更を許さないということではないです。よろしくお願いします」

---

P「そういえば脚本家の人、指摘のWordがきつくて読めないって言ってるんですよね。ここだけの話なんですが」

編集「なるほど」


編集「ということで、脚本家はWord読んでないらしくて」

漫画家「ええ……もう一切信じられない」

---

編集漫画家が描き下ろした8~10話はそのままにしてください、とのことです」

編集「長過ぎるセリフカットしょうがないですが、セリフを少し変えるなどの創作NGです」

P「あの、ドラマ台本脚本家と漫画家がやりとりして作っていくものなんですよ。言ったじゃないですか」

編集「それでも、9、10話に関してはロボット的な脚本起こしでお願いします」

P「いや」

編集「できないんですか?であれば脚本家を外してください。さもなくば、配信二次使用許可しません」

P(うっ、そこを突かれると厳しい)

---

P「たいへん申し訳ないんですが、降板とさせてください」

脚本家「ええっ!?

脚本家「そんなことになってんの?はじめて聞いたんですが」

脚本家「もう10話まで脚本書いたんですけど……ショックすぎて言葉も出ない……」

脚本家「……しょうがないですね……クレジットもなしでいいです」

P「ありがとうございますクレジットちょっと考えさせてください」

---

脚本家「1週間考えたんですが、やっぱりクレジットは入れてください」

P「はい、もちろん。"原作脚本漫画家名前)" "脚本脚本家の名前)"で出しますね」

脚本家「約束ですよ」

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編集「ということらしいんですが、クレジットだけ脚本家の名前を入れてもいいですか?」

漫画家ダメに決まってます脚本家の方が9、10話に関わったかのように誤解されたくないです」

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P「クレジットの件、ダメでした」

脚本家「最大限譲歩してるんですよ!?約束が守られないなら8話までの脚本を引き上げます弁護士とも相談します」

P「ええ……」

---

P「脚本家に差し止め権利ってないですよね?」

テレビ局法務契約書に権利行使できない旨が書かれてますね」

P「あ、まだ契約してない……」

テレビ局法務「えっ、じゃあ脚本家の方が差し止めることは可能ですね……」

P「弱った……」

---

P「どうにかお許しいただけませんか……」

脚本家「そもそも最初は、オリジナルの部分は一緒に作らせてもらうという話だったんですよ?」

脚本家「10話には自分アイデアも入ってる。これは著作物じゃないですか?」

脚本家「クレジットテレビ局が決めるもの漫画家放送差し止めを振りかざして変えられるのはおかしい」(※漫画家とも契約未締結なので、漫画家放送差し止めする権利がある)

脚本家「9、10話には"監修"として私をクレジットしてください。それもダメならせめて"協力"で。これ以上は絶対譲りません」

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編集「"協力"もダメです」

P「もう間に合わない……9話は脚本家へのクレジットなし、10話はオールスタッフクレジットで"脚本(1~8話)"として放送ちゃおう」

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視聴者「9話の脚本漫画家になってる。病気スランプ?」

脚本家(説明する必要があるね……インスタグラム事情を書こう)


脚本家「漫画家の方が最後脚本をどうしても書きたいとのことで~」


P(書いてほしくなかったな……契約書には秘密保持があるんだけど、まだ契約できてないので何も言えない……)

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視聴者「8話までは面白かったけど、9、10はいまいちだったな。漫画家が出しゃばったからだろうな」

漫画家(8話までも私がめちゃくちゃ修正したんですけど!? 脚本家の手柄になるのは納得できない。私もブログを書こう)

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あとは報道等で知れ渡っている通り。

ドラマセクシー田中さん調査報告書全文を読んだ

前提としてこれは日テレ反省文ではない。

依頼された弁護士グループと社内コンプラが社内また小学館側への調査をした報告書をそのまま公開している、という話だ。もちろん調査側は問題点改善策も挙げられているが、これは日テレ結論ではない

なのでこれが日テレ結論かぁ!怒と言ってる人はそもそもこの調査報告書が何なのかは分かっていないし読解力がないにもほどがある。

要約ではなく全文、長いが、クソ長いが全文を「無責任言及した人」は読むべきであろうし、当時あの作者の「長文」ブログを読まずに好き放題言った人は数倍になってさらなる「長文(続報もあるのでまだ終わらない)」を受け取ることになったのだと理解してほしい。

本文は何月何日に誰と誰がこのようなやりとりをした。

ということをメールLINE、消してしまった分は周囲の聞き取り含めて集めて記載しているので、わりと生々しい。

勿論明らかな問題点ははっきりと明記されている。しかしすんなり誰が何をしてこうなったのだ!と言えるものでもない。

実際、多くの場合問題はいろんな要素が重なってくる。

人が一人亡くなるともなれば、AだからBになって人が亡くなった。などという簡単な図式ではないだろう。整理しながら読んでほしい。

調査報告書にはこれまで大きく取り上げられていなかった脚本家クレジット問題についてしっかり触れられているのだが、ここはおそらく当事者(達)にとってはかなり辛くなる、追い打ちをかける状況だったと思わざるを得ない。

もちろんそうなる前になんとかしろと言う話だが。

頭を抱えたのが、今回の調査報告書と照らし合わせると「アクマゲーム」で起きていることも予想できてしまうし、果たしてこの改善策だけでアクマゲームは良作になれたのだろうかということだ。

色々と触れたい部分はあるのだが、とりあえずあと一点。

個人的日テレの気になる点なのだが、よくバラエティあがりの経験のない監督プロデューサーにいきなり人気枠のドラマを任せており、演技経験のない芸人が多数登場するような低品質実写化しょっちゅう見る(ドラマファンの間では日テレドラマにかける制作費がかなり低いと言われている)

この人事についてはこの報告書にも触れられている。

サポートクレジットされているようなベテランプロデューサー等が結局参加できるようなスケジュールではなく、業界人で同じ局というだけの、ほぼ素人制作ドラマが乱雑に作られたという話だ。

この乱雑さは「人間関係の構築」部分であると読んでいて認識した。サラリーマンも頭が痛くなる内容だ。

日テレも素晴らしいドラマはあるのだが、キャストスタッフ原作関係良好の場合が多い。丁寧にすれば作れないわけではないのだ。

日テレは、いやテレビ業界は、あまりにも雑に仕事をこなしていないだろうかと思ってしまう。結果跳ね返ってくる。

それはおそらく小学館である

小学館はたしか立ち位置としては一貫して作者側だったようだ。作者のための対応をしていたとは思うが、足りない。全く足りていなかった。

でもどうだろうか。例えば集英社講談社契約書を絶対に作らせていたなんて話は聞かないわけで…。

業界ルール自体が物凄く曖昧でかつ「頭が悪い

人を守る側の無知は罪である

この罪が跳ね返った先にあるのが会社の体面であればいいのだが、人が命を込めて作ったものであるということを忘れてはならない。

2024-05-30

鋭的重視で手術した医師の末路

専攻医時代のこと

右側結腸癌の50代女性

右半結腸切除において重要な上腸間膜静脈前面の主リンパ節に対するアプローチ

カンファレンスにて指導医や先輩たちは鈍的なアプローチにて郭清し抗がん剤で叩くべきという見解で一致

当時の僕は科長含め指導医や先輩たちを下に見ており、頼りのない医師であると感じていた

こいつらは大胆なアプローチが取れない度胸なしであり、すぐに抗がん剤に頼り消化器内科患者を送りつけるクズだと

僕は鋭的アプローチ選択した

僕は筋層を越えていないT2まりでそんな臆病な選択をするなど自分勝手責任逃れだと指導医非難した

指導医や先輩は僕の意見尊重してくれた

いざ手術開始

順調に切除部位に到達

そこから一気にアプローチする

出血が始まる

ベテランのオペ看の「あ…」と言う声を皮切りに手術室内がざわめき出し、麻酔科医はずっと椅子から立ち上がりこちらを見ている。

途中で手術室に入ってきた指導医が周りを落ち着け最後までいける?」と僕に聞いた

僕は至極冷静に「もちろんです」と答えた

しか出血が止まらない

さらに止血のため術野を確保しようとした結果スパーテルで血管を傷つけさらなる出血を起こした

結果的患者は目を覚ますことなく亡くなった

外科アプローチ及び根治にこだわり過ぎた結果、患者は癌と闘うどころか失血死したのだ

これに懲りた僕は以降、指導医や先輩たちの指導や助言を素直に受け止めることができるようになった

2024-05-29

コーヒーイベントバブル終わるだろこれ

昨今そこらじゅうで開催しては盛況なコーヒーイベント

そこそこ長いカフェ従事者としてバリスタさんとの繋がりも増え、お誘いも受けることもしばしば。

そんなわけで今回足を運んだのは国内では最大級コーヒーイベントTOKYO COFFEE FESTIVAL。

コーヒー×音楽表参道の華やかな開催地SNSはおいしいコーヒーへの称賛とバリスタたちの交流を喜ぶ声!

え…誰も、あの、運営に、文句ないの?????


★何も考えていないオペレーション

まず何よりもブースの配置。これだけ混むと想定できていながら待機列の導線を1ミリも考えてない。

言っちゃ悪いけど知名度の低いコーヒー屋が大金払って参加しても、人気店の待機列で遮られて閑古鳥

そういうこれから来るところを新規さんに紹介するのがこういうイベントなんじゃないの?

客が来ないのはプロモーションしない自己責任〜!なんてのは平等な配置と導線提供してから言え。

次にスタッフの数と質。

ブース同様来場者数を考慮せずに受付だけ用意しときゃいいだろ的な配置で、場内の客案内は高い金払って参加した出店者様に丸投げ。

コロナ明け×カフェブームで膨れ上がった客数をこれまで通りかそれ以下の人数でまわそうとしてるなんて正気とは思えない。

そもそもスタッフボランティア募集してるイベントはクソってのが相場なんだけど、この集客規模のイベントで受付スタッフ友達と駄弁って大行列になってるのを誰も注意しないのは正直頭おかしい。


★出店料とzine協力費

出店料1日2.5万円、まぁ大きいイベントだし場所的にもある程度の価格になるのはわかる。

ただ今回の目玉となるおしゃれなzine…この参加協力費がえぐい

これがなんと当初6万円と出店料の倍額以上の提示で、あまりに高すぎたのでかなり非難轟々。

しかも参加した店舗を優先的に出店という、絶対出店したいやつは払えシステム

まりに不評で最終的に半額くらいになったというけど、その金額もかなりギリギリまで出なかったとか。

zineは凝ったつくりしてたから原価はかかってそうだけど、1,200円で販売するのにそんなにとる?

※以下出店料関連のみでの収益試算

コーヒー関連の知人しかいないためフードやグッズは同額で予想)

[1日目]

コーヒー45店舗、フード17店舗、グッズ6店舗

計68店舗×2.5万円=170万円

[2日目]

コーヒー45店舗、フード14店舗、グッズ5店舗

計64店舗×2.5万円=160万円

zine掲出料]

3.5万円×30店舗=105万円


★総括

「大盛況でいいイベントだった!」なんてのは出店者ブースから見ればそりゃそう。

案内もろくにされず、お得なはずの飲み比べは大行列で飲みたい店のコーヒーも飲めずな新規客は2度と来ない。

そもそも出展内容の告知も遅すぎて一般来場客の事なんて考えてないんだろうなあ。

前回はわかるよ、コロナ明けてイベントに飢えた民衆が押し寄せたからね。

カフェブームも盛り上がってこれだけあちこちコーヒーイベントやってて、だいたいイベントは長蛇の列なのになんで改善しようとしないんだろ。

コーヒーイベントはこういうもの!」で押し切ろうとしてる空気感はそろそろ限界なんじゃない?

SNSだとポジティブ感想ばっかりでびっくりなんだけど、客も出店者も不満ある人が黙ってフェードアウトしてるだけなのでは…。

出店者は忖度とか同調圧力も強そうだけど、しっかりクレームぶつけないとコーヒーブーム自体寿命縮めない?

ブームを逆手にとって出店者と客から搾取運営見積もりも取らずにジャブジャブ予算使ってやった感だしてるのが見えてくるよね。

勝手のわかったベテランけが楽しめるイベントなんてジャンル衰退を推進するだけなのにな〜。

信者がついてくるうちに、太客抱え込んでかわいい子食って店作って安泰!みたいなやり方する人たちが先導して、それに憧れるフォロワーが湧いてきてるからブームも末期なのかな。

正直コーヒーイベントってどこに行っても界隈の馴れ合いパーティしか見えない…と思いながらコーヒー飲む。

2024-05-27

古谷徹氏の現段階の情報を書いていくよ

知らない人にも教えてあげるよ

現段階→古谷氏は文春の報道をすべて認めているよ

文春をまとめるよ

女性には古谷から電話を取ったよ

女性古谷に数百万貢いでるファンだったよ

・呼び出されてすぐ押し倒されてナマ性行為強要されたよ

女性は一回拒否しようとしたけど、奥さんとはもうやってないとか、不妊治療して子供ができにくいと言って説得したよ

彼女とは時々トラブルがあったようだよ

青二マネ上層部の一人)はこの関係を知ってたよ

妊娠5ヶ月で中絶しろと迫ったよ。中絶同意書は最初書けないって言ったんだ。結局書いたけどね。手術代もしぶったみたいだね

・本当に俺の子?それはまだ命とは言えないよ。などと言ったようだよ

・ちなみに中絶は6ヶ月までで5ヶ月目は母体危険が及ぶよ。お腹赤ちゃんは人の形をしているね

・別荘で喧嘩になり女性顔面を数発平手打ちして血が出て女性トイレに逃げ込んだよ

警察に連絡したけど古谷トイレの扉をこじ開けて携帯を奪ったよ。少し冷静になってから駆けつけた警察女性適当対応して古谷は部屋の奥に隠れてたよ

・昨年9月北海道イベント喧嘩になり別れたよ

彼女とのセックスで男として自信が持てたらしいよ。古谷本人談だよ

ドライブデート動画も公開されてるよ。安室やサボの声で口説く様子や、「赤いやつは見たくない」ってONE PIECE FILM RED拒否してる様子が写ってるよ

■ここからネット特定班のお仕事だよ

女性は夜職だよ。稼いで古谷に貢いでたんだね

幼女の頃からタキシード仮面が大好きだったらしいよ

古谷はいろんなイベント地方彼女を同席させていたらしいよ

コナン舞台挨拶女性が案内されて席を用意してもらった様子が見られてたよ

不倫相手からもらったものSNSでアップしているよ

不倫相手からもらったルフィとサボのストラップを貰ってサボを鞄につけてルフィ田中真弓に渡してるよ

青山先生身体を気遣われたら素行に気をつける話だと勘違いして「清く正しく美しく行く」ことを宣言してたよ

・もとからベテランたちのなかでは嫌われてたエピソード出てきてるよ

・中堅男性とも交流しようとせず連絡先交換は断ってたよ

古谷が来ると現場空気ピリつくらしいよ

・酒ヤケ声でサボの声の収録をしたんだって

・別れた9月コロナ体調不良が続いてると言ってSNSを休止したよ。安室の声も一時期おかしくなったよ。心配の声たくさん届いてたよ

これは典型的婚活拗らせ女の思考

https://anond.hatelabo.jp/20240526080421

元増田です。

男か女か知らんけど、これは聞き捨てならないか反論する。

 

記事結婚相談所の話なんだけど、

女性から自分お見合い申し込みしてきて、

ホテルラウンジの高額なお茶代が男性負担であることを事前に知っていて

スペック年収学歴)はプロフを見れば一目瞭然で顔写真もあるのに

その状況で「ないなー」って思ったからお礼もしないのは当然って・・・

 

その考え、人としてどうかと思うわ!!!

お前、何様!!?

相談所にストーカーなんてあるか!実名も住所も全部運営は握ってるんだぞ。

 

ああ、そうですか…ハイスペイケメンじゃなくてすみませんねえ…。

てか、「ハイスペイケメンじゃない男はご馳走したお礼言われなくて当たり前」って言ってるのと同じなんだが…その自覚ある…?

それ、心で思ってる時点でアウトだと俺は思ってるよ。

てか、相談所のプロフ見れば分かるのに申し込んでくんなよ…。

 

これ、婚活バトルフィールド37っていう漫画赤城ユカの思考法まんまなんだよ。

ハイスペに目がない

ハイスペ以外は雑に扱う

性格に裏表ありすぎて職場の同僚から嫌われてる描写があるし、第一話なんてその性格故に男が寄って来ず、性格がクソだと言われてるだろ…。

 

これは相談所のベテランカウンセラーが言ってたガチの話だけど、条件だけ見て品定めするのは特に女性に多く大抵は難航・長期化し、成果を出せず退会していくんだってさ。

仮に交際成立しても関係構築できないんだって

婚活バトルフィールドのユカがタワマンパーティーハイスペに近づいて「年収いくらですか〜」って目をキラキラ輝かせて、相手が逃げていくシーンあるだろ。あれがそうだよ。

 

から赤城ユカは結婚できないし、結婚できない女性典型例の一つとして描かれつつ、青島と違って良い印象の描写がない。

 

婚活バトルフィールド37って本当によくできた漫画だと思ってる。人物描写が的確だよな。

昔の恋人に遊ばれてるだけなのに自分はそれに釣り合うモテる女の記憶のままでいる。

現実は違うのに、本来釣り合う男性を見下して切ってばかり。

 

 

ーーーーーー

んーーー、これは単に増田が半数以上の女性から相手にされなかったってことではないかな。

 

プロフィールで良いと思って会っても、生理的に無理だったり、話がつまらなかったりして「ないなー」って思ったら、愛想良くはしないし、アポの後のお礼LINEもしないのが普通じゃない

 

これって、自由恋愛だったらもっと顕著だと思うけど。

 

下手に愛想良くしてストーカーになられても困るし。

 

デート相手増田ではなくてハイスペイケメンだったら愛想も良くてお礼もしっかりしていた可能性はあるよね。

ーーーー

anond:20240527104143

それたぶん、注文形式のせいじゃなくて、バイト人数不足だな 

スーパーベテランがギリ回せるぐらいの人数しかカウンターいねぇんだろどうせ。

別の店の別の時間帯なら普通にいける可能性が高い。

菅原咲月が誰かに似てて思い出せない

もう70とかくらいのベテラン女優

吉永小百合とか岸本加世子とかそんな感じの

https://www.bubkaweb.com/2024/04/117435/

2024-05-24

コンサルタントは超トップダウンピラミッド組織だよ

https://togetter.com/li/2371891

あのさぁ。

コンサルタントって、ガラス張りの構想ビル会議室、に若手からコンサルタントからベテランコンサルタントまでがずらーっと集まって、みんな盛んに意見を出して、それをシニアマネージャーが腕組んで口挟まずに聞いてて、最後意見を吸い上げて発言して決めるボトムアップ組織ってイメージあんのかな。

それで各自顧客会社現場に行って、現場の人たちと対話しながら作り上げて行くみたいな。


全然ちがうからね?無茶苦茶トップダウンピラミッド組織からね?パートナークラス以下には人権がない、口を出せない軍隊組織からね?


コンサルタント業界は、そもそも仕事の始まりからして違う。

まずパートナーと言われる役員クラス相手会社エグゼクティブトップ営業をかけて仕事を取ってくるんだよ。

で、取ってきた仕事パートナー顧客企業トップで話をして方針を決め、それをひたすら下に落としてくる。この段階では金が動いていないことが多く、だから誰にも知られずに密かに行われる。

下の連中は、ある日突然降ってくるそれらをひたすら処理する。

作り上げられた美しいストーリーに合う様な情報をひたすら集めてレポートにするのが仕事

レポートが出来たらそれに基づいてトップダウンで働き蟻のように動き回って動かすのが仕事

現場の連中に反発喰らって投げられる罵詈雑言経営層の代わりに受け止めて被弾してボロボロになりながら弾よけになるのが仕事

成功するかしないかなんて関係ない。成功したというストーリーを作るのだ。

メテオフォー駆動方式


これが企業相手ではなくて官公庁相手だとさら悲惨コンサルティング会社は、公式非公式わずシンクタンクと称するロビー団体に少なからず関わっている。そいつらが政治家なり超高級官僚ほとんど政治家)にアクセスしてぶち込んで勉強会なるものを開催し洗脳、それで研究案件を立ち上げさせてほぼ指名のような入札をして受注という流れになる。

通常、顧客側の官公庁も、動かすコンサルタント兵隊も何が起こっているか知るときには、全て決まった後だからね。

それで時の政治家に都合の良い報告書を作文して終わり。何も生まないし、何も起こらない、ゴミの様な仕事を超トップダウンでこなすんだよ。

20歳中途採用のおじさん(40〜50)に奢ってた話

10年前、20歳だったが「先輩が奢る」ってマイルールに則り

中途で入ってきたおっさん(40-50くらい)に奢ってた。

中肉で背が170〜180くらいで、目はぱっちりしていて、いつもキョトンとした顔をしている人だった。


波平みたいな髪型で、顔と頭がいつもテカテカしていた。未経験サービス業転職したとのことだった。

その年齢で異業種転向する気概がすごいと思った。

理屈っぽいが丁寧な方だなと思った。

なんとなく、男社会はいじめられそうな人だなと思った。


私は当時言い寄られることが多かったので、自分の振る舞いに気をつけようと思った。



過疎地で、近くにコンビニスーパーはない。食堂はあるが、わかりにくい場所にある。

私が前の先輩にそうしてもらったように、私から昼ごはん一緒にいきますか?」と誘った。

※私と中途おっさんけが社員で他はバイトしかいない



それから5日かけて、昼休み1時間範囲内の食堂を紹介した。

最初こそ「(奢ってくれて)ありがとうございます」って言ってくれた。

が、

2回目以降は言わなくなった。食事代が経費で落ちると思われた…?

私が「仕事は慣れましたか?」と聞くと、既に業務上武勇伝ができたらしく、この業界ではこうすることが大事で〜、このやり方でやるのは古い、等と語っていた。

自信があるのはいいことだ。



1時間いっぱい話聞いてるの辛いのと、お財布も気になってきたので、

6日目の昼休みは声をかけなかった。

休みになると中途のおじさんはソワソワしてこっちを見て、私に声をかけられるのを待っていた。

私は中途おじさんと目を合わせないように事務所を出るつもりだったが、私が立ち上がるのに合わせて中途おじさんが着いてきた。

非常に心苦しかったが、「ァ…、今日は私だけで食べにいきますんで。すいません。」と、振り返りざまに言った。

中途おじさんは一瞬だけ戸惑ってたような気がするが、「あ、そうですか」とあっさりしたものだった。

罪悪感もあり、すごい申し訳なかったが、さすがに40代か。大人安心した。




2週間ほど経ち、飲み会があった。

食事代は会社から出る。が、タクシー代は私が全部出した。

バイトちゃん1「○○さんありがとうございます♪」

バイトちゃん2「ありがとうございます〜♪」

バイトちゃん3「ありがとうございます♪」

中途おじさん「あ、ありがとうございます

タクシー代がけっこう高かったのと、

中途おじさんが先日、バイトちゃん達に自分の持ち物を自慢していたのを思い出して、ちょっとイラっとした。

中途おじさんは趣味カメラを持ち歩いていて、バイトちゃんに「高いですね〜!」と言われてドヤ顔していた。



中途おじさん以外全員20代女性だったので、みんなノースリーブワンピースなど、好きな格好をしていた。私もノースリーブだった。


すると中途おじさんが肩に手をまわしてきて

ペタ・・・と触れてきた。

手が冷たくて湿ってる。粘度を感じる。カエルを触った時と同じ感触だ。と思った瞬間に、中途おじさんはサッと手を引っ込めた。


どうすればいいのかわからない。これくらい普通だと言われたらそれまでだ。

逆ギレされるかもしれない。

肩くらいで自意識過剰だと思われたら恥ずかしい。

色んな気持ちがあったが「この世代のオッさんだから悪気はないだろうな…」と飲み込んで、カーディガン羽織った。



そのあと、自分Twitterアカウントを全員に教えてまわっていたり(一人称イラアカウント名がひろっち(仮))

私と私の彼氏と中途おじさんで3人でデートしたり、

事務所のど真ん中で私と中途おじさんで大声で喧嘩したり、

中途おじさんが他の男性社員に傘を買ってもらったり、

他の支店40代女性社員と付き合って別れたり、

いろいろあったが2、3年くらいで中途おじさんは辞めたらしい。



その後、SNSで見かけたが

この業界ベテランです!といって新人アドバイスリプライして回るおじさんになっていた。…。

2024-05-23

anond:20240522141140

氷河期って年功序列制度への反発心のせいでベテランも若手もフラット組織が良いみたいな勘違いしてて、若手の見本になるとかそういう発想が無いんだよな。

中絶倫理

増田は昔、中絶を非倫理的行為だと思っていた。しか最近はそこまで拒否感を感じていない。

だって育てられない親の元に生まれ幸せなのか?という話だ。そういう子は里子に出されたり、祖父母が面倒を見たり、あるいは虐待されながら実の親に育てられるんだろう。そういう人生もある。それで幸せになった人もいる。それは良いことだ。でも「幸せになりました」という声がニュースになる時点でそれは例外的なケースであって、フラットに考えると人並みの幸せ簡単に得られる可能性は低いと考えるべきだろう。

そう思うと増田にとって中絶とは、避妊の延長線に過ぎない。妊娠を「避ける」というのは失敗しているが、不幸な出産を「避ける」という意味では大差ないと思っているし、それが法律規制されているのは不思議な状況だとも思う。

日本では世界水準と比べて、時代遅れリスクの大きい避妊手術が未だ行われている。これは中絶への無関心なのか、あるいは懲罰的思想によるものなのかは分からないが、いずれにしても中絶が重く見られる要因の一つに、この「掻把法」という手術があるだろう。端的に言うと、ベテランでも失敗する確率が高く、失敗によって不妊になる可能性があり、しかも40年前には既にもっと優れた手術が海外では普及していたような手術法だ。優れた手術が日本に導入されないのは、日本産婦人科医達の思惑がある…という噂もあるが、いずれにしても日本での中絶とは、今の子供だけでなく未来に授かるかもしれない子供まで諦めなければならない出来事である。これが中絶イメージを重くし、特にパートナー中絶させた男性への心象を悪くさせる大きな要因であると感じる。

中絶へのハードルを上げるのは女性負担の軽視や、生まれてくる子供人生の軽視によるものではないかと思える。日本虐待の実情が広くお茶の間に知られたのは、増田記憶では2019年野田小4女児虐待事件だったと思う。それまでの虐待事件は年少の児童ほとんどで、育児ノイローゼの結果として同情的に受け入れられる部分も少なからずあった。しかしこの事件では「児童保護機関機能していない」「児童が訴えても大人対応不備によっては最悪の事態になる」「ノイローゼではなく、嗜虐的に虐待する親が存在する」「親が子を連れ戻したのは、愛情ではなく執着心によるもの」といった、それまでの常識を覆す虐待実態が明らかになり、「虐待する親の中には想像を絶する者がいる」ことが広く知れ渡るきっかけとなった。また、この事件が「親ガチャ」という言葉世間に納得させる転換点となったと感じている。

要するに、親に恵まれなかった子供に対する受け皿も満足でない社会で、授かった命を中絶するのは倫理的よろしくないというのは大きな矛盾ではないか?ということだ。産めと言う側が育てるとは約束しないということになる。それなら育てる側の責任として、中絶するのも立派な選択の一つであると考えている。そう思うと、中絶への倫理的障壁を成すものは、やはりリスクの高い手術法だと思うし、その手術法がリスクの低いものへと変化するには、中絶のものが手軽に行われるべきだという風潮に変化する必要があると感じる。

2024-05-22

Tverは他社のCMが沢山流れるからスポンサーは損する」は本当か

キー局決算で見えた「TVerによる驚きの配信収入」 50億円規模の事業が3割も4割も伸びている | テレビ | 東洋経済オンライン

[B! TV] キー局決算で見えた「TVerによる驚きの配信収入」

配信収入に関するコラムホッテントリに入っていたので覗いたところ、Tver収入に関する疑問、懸念が諸々ブコメに集まっていたので、自分のわかる範囲テレビ放送に関する収入、また配信に関する収入について解説する。

正直タイトルに挙げた疑問にバシッと答えを出すのは難しいが、そもそもテレビ放送収入や「スポンサー」について色々誤解している人も多そうなので一助となれば幸いである。

テレビ番組におけるスポンサーとは何か

一般的スポンサーと聞いて思い浮かべるのはどういうものだろう。

好きな球団やゲーミングチーム、有名選手、また好きなアイドルCMに起用した企業など・・・推し活のイメージだと推しを起用してお金をくれる会社!みたいなイメージが強いかもしれない。ただテレビ場合はその対象番組となるため、お金がそのまま番組還元されるという考えで番組への投資制作費の提供のように捉えているひともいるだろう。そのため、タイトルに挙げたような疑問が出てくるのだと思う。

まずお伝えしたいのはスポンサーが払っているのは制作費ではない。

番組の途中で広告提供クレジットを表示する広告枠に対する対価である。件のコラムで書かれていた「減少する放送収入」はこれに該当する。厳密にいうとこの放送収入のうち「タイム収入」と呼ばれるものがみなさんが一般的想像するテレビ番組スポンサーである。「スポット収入」と呼ばれるものもあり、詳細は割愛するが、実はタイム収入スポット収入の規模はそこまで差がない。いわゆる「この番組は~」とアナウンスされるスポンサーけが放送収入を支えているわけではない点だけ覚えてもらえると幸いである。

レギュラ―番組におけるタイム収入セールスの流れとしては、改編期に編成が番組表(テレビ欄)を作成すると営業が大体この番組であればこれくらい視聴率が取れるだろうと想定し、それを基にどれくらいのひとにCMを見てもらえるかというアピールをしてスポンサーを集める。

手越ベッキーが並んでいた頃のイッテQ全盛期にはスポンサーになりたい企業が列をなしているという記事も出ていたが、イッテQ面白いから出資したいのではなく、イッテQを沢山見る人がいるから高い金を払ってでもCMを流したいのである

無論、スポンサー意向が強い番組や、一社提供のような特殊なケースもあるが、一般的にはスポンサー広告枠に対価を払っているだけで全体の収入から番組制作に使える予算を割り振るのも、改編期に番組を存続するか終了するか決めるのも、スポンサーではなくテレビ欄を考える編成と呼ばれる部署であるお金をもらってくる部署お金を配分する部署が異なるのはよくあることで、そういう意味ではテレビ局も普通企業といえるだろう。

期待された視聴率を出す必要があるので、スポンサーの多い番組では予算も増え、人気タレントを出したり、お金のかかるロケができる。スポンサー制作費は確かに関係しているが、直結しているわけではない。

もしそうであればVIVANTのスポンサーは同じ時間帯の番組に比べて相当な金額を払わされていることになってしまうだろう。

この頃流行配信広告収入

まず前提として、ここで触れるのは件の記事で取り上げていた「Tverにおける配信広告収入」のみとする。配信事業という括りでは他にも色々あるのだが説明するのが面倒なうえに、配信事業は各局の開示具合が異なるのであまり具体的な話ができないためである

ネット広告といえばサイトにしつこく出てくる不快バナー広告、恥ずかしいぐらい検索履歴が反映されたバナー広告、またYoutube再生しようとすると流れる怪しい商品広告など、日々のネットサーフィンで吸い上げられた年齢性別嗜好から選ばれた広告がアドサーバーから出力される。「Tverではスポンサー以外のCMが沢山流れるからスポンサーが損をする」という疑問がこの記事の始まりだが、このようなネット広告へのイメージから出てきた疑問だろう。

当然Tverでもアドサーバーを介して表示されるCMは多い。ただ全てではない、というのがポイントである

実はTver広告は、各局を通してある程度番組を絞り込んで出稿することができる。これは特に秘密の話でもなく、「テレビ局の名前 営業サイト」で調べると、ここまで書いたことは大体書いてあるし、その一角にはデジタル広告メニュー存在する。フジテレビ営業サイトにもフジテレビドラマのみを対象にしたメニューが紹介されている。企業にとっては単なる属性だけでなく、ターゲットに即した番組CMを打てるのは大きなメリットとなる。

テレビタイムCMのように同じ番組を見れば万人が100%同じCMが見るとは限らないが、Tverで同じドラマ属性の異なる人が見た場合でも、同じCM流れることがあるということだ。

今までテレビ番組広告しか売ってこなかった各局の営業マンが手探りで始めたがゆえに、テレビ営業風習が残った結果、一般的ネット広告とは異なる形態になったのかもしれない。

またコンテンツ性質上、動画サイトに比べて平均視聴時間や完全再生率も高いこともウリであり、各局がセールスをかけた結果、記事で触れられているような急速な成長を見せているということだ。

コラムにもある通り、放送収入に比べれば配信広告収入はまだまだ対抗できる規模ではないが、再生回数やUU数のような新たな基準が生まれたことで、これまでの視聴率では決して評価されなかった番組評価されつつあるのは確かである

Tverではスポンサー以外のCMが沢山流れるからスポンサーが損をする」は本当か

ここまで読んだ方であれば、既にこの懸念に対する認識が多少変わっているのではないだろうか。「スポンサー」の定義はもちろん、Tver流れるCMが必ずしもYoutubeと同じ仕組みで流れているわけではないということも理解いただけたと思う。

ただTver中心にテレビを見ている方はタイムスポンサー名前を一切見ないこともあるわけで、出稿金額の規模に対して損しているのではという懸念が残るかもしれない。

落陽といえどテレビCMにも強みはあり、集中して出稿するだけで幅広い世代になんとなく名前を覚えてもらうことができるのはその一つである。近年だと川口春奈の顔を見たら思い出してほしいと言わんがばかりのNidecCMベテラン選手だと企業名以外は何も頭に入ってこない日清紡の犬CMがまさしくそである。先日もカーポートマルゼンCMタイヤを転がしている兄ちゃんが実は社長になっていたというツイートがバズっていたが、実店舗が5つしかない専門店共通話題となって盛り上がるのはテレビCMならではの現象であり、東京ブギウギメロディを思い出そうとすると暑苦しいトータス松本の顔とクリアアサヒしか出てこなくて困ってしまうのも同様である。またリアルタイムでの視聴が予想される国際試合などのスポーツ中継で気合の入ったロングCMを流すのも、同時に万人に見せることによって話題に上ることを狙ったものだ。

(おそらくここで「自分は昔からテレビを持っていないから例に挙げられた話がさっぱりわからない」といったコメントが出ることが予想されるが、この記事タイトルのような懸念を持つ、テレビにある程度関心がある人を前提で書いているので悪しからず)

先ほど挙げたような企業ゴリ推しCM電車の車内広告でも見かけることが多い、時代の変化に伴い他のチャネルとの組み合わせの一つとしてテレビに出稿しているスポンサーもいるということだ。

若い世代一人暮らしを始めるとき意気揚々と「これで一人でチャンネルを独占できるぜ!!」とテレビを購入することがほとんど無くなっていることも、学校職場で当たり前のようにドラマバラエティ話題が上ることがなくなっていることも紛れもない事実である。それでもなお、テレビCMには認知拡大に強く、放送収入が未だに大きな規模を保っていることも事実なのである

タイトル懸念に対してYESやNOで答えることは難しいが、現時点ではそこまで深刻なものではない、というのが自分が出せる回答となる。これは自分個人的な視聴体験なのだが、テレ朝系(ABC)の「DAIGO台所」をTverで見ていたときDAIGOイメージキャラクターを努めるクックパーと番組キッチン提供している企業CMばかりが流れてきた時期があった。やろうと思えばこれくらい振り切った出稿もできる。当たり前だがスポンサー企業テレビ局もお互い計算しながら広告を買ったり売ったりしているのだ。

この記事を書こうと思ったキッカケは「Tverスポンサー以外のCM流れるから最近広告カットツールを使って見ている。代わりにスポンサー広告を後で見に行っている」というブコメを見たからだ。

X、インスタ、TiktokYoutubeニコ動・・・あまりにもそこらじゅうに動画があふれているおかげで忘れているが、動画の視聴は無料でも、動画再生自体には費用が発生している。情シスエンジニア関連の話題で頻繁に盛り上がるはてな村の皆さんには説明するまでもないが、サーバーなり運用なり作業費用が発生しているところをプラットフォーム側が整えているから、基本的利用者が金を払わずに見れているだけである。それはTverも同じであり、扱うCMが増えるほど、コンテンツが増えるほど、サービス維持にお金がかかり、テレビ局はTverから広告収入をもらう一方で、インフラ費用をお支払いしている。電波という圧倒的な存在により、テレビと線を繋げれば、電気代だけで見られる(某公共放送以外)テレビTverの大きな違いである。レコーダーで録画した番組再生する際にCMスキップするのと同じノリでやっているのかもしれないが、性質が全く異なる。

広告カットツールを使って見るということは、Tverである程度番組を絞って出稿した企業にとっては機会損失となり、広告imp数の実績にもならず、再生回数やUU数に反映されない可能性もあるので番組評価もつながらない、コンテンツ再生に関わる費用だけは発生するのでテレビ局も損をする。得するのはCM飛ばして少しいいことをした気分になっているあなただけである

「君、つかまるよ」とまでは言えないが、番組タイムスポンサーへの気遣いのつもりであっても、あなたがしていることは違法視聴であり、損害を与えていますよということだけは、あなた応援しているテレビ番組のためにもハッキリお伝えしておきたい次第である

2024-05-21

おっさん上司が部下の女の身だしなみにガチ説教してたのを1回だけ見た事がある

だいぶ前の話だが、その女は当時で

という感じで、でも社内でシステム保守系担当だったもんだからあんまり人と接する機会が無かったから、社内で問題視されてはいたが実害はそんなにない(強いて言えば隣の席にいると時々臭いが流れてくる)し、なんせ身だしなみの話ってデリケートから言い辛いよね……と放置されていた。

キッカケは派遣社員だった。

出産から育休となった社員の穴埋めで、20代半ばのギャル系な派遣社員女がやってきた。

勤務3日目くらいで、ちょっと離れた席の俺でも聞こえるくらいの声の大きさで、派遣女が問題女へ「臭いますよ~」と、笑顔で言っていた。

しかし何も変わらなかった。

次に、部署内で話し合いが行われ、50代の大ベテラン事務職超人当たりが良い人だった)女性が一度指導するという話になった。

何も変わらなかった。

人間、それまで耐えていたことが耐えられなくなるのも一瞬だ。

指導するからには改善する、せめて身体と髪を洗ってきて、臭わなくなるだろうと期待していた同フロア人間たちが俺を含めて陰口をブーブー言い始めた(流石に本人に直接はブーブー言わなかったが)。

最終的におっさん部長に何とかしてくれつって、おっさん部長が別室でガチ説教して、少なくとも問題女は髪を洗ってくるようになった。

anond:20240520174854

2024-05-20

教員残業代教職調整額問題ってまた今騒がれてるけど

基本暴言放言教員じゃないけど現場に近い人から見た全体的な感想、ちな公立

最近なんか『定額働かせ放題』とか『働き方改革』とかめっちゃ聞こえてくるけど、そんなにすぐに残業代制にしたらやばいと思うんだ。

ちなみに書いてあるのは全部増田が思ったこと、自治体単位学校単位で違いはもちろんあるし、例外もあるのは知ってる。

増田が思う現状の問題4つ

1 保護者から学校への期待が高すぎる

  

まじで教育放棄してくる保護者が増えた。まあこれは今まで専業主婦普通だった時代から産後共働きが当たり前になってきたことによるものもあると思う。

小学校ではその中で家で教育しきれない部分を学校に回してく親が増えた。一年生とかほんとうに人間やってる子と猿やってる子がいるし。あと放課後普通電話しまくってくる、もちろん定時後も。はあ?って思う。しかも大抵どうでもいいこと。学校で起きた身体危険のある事故や傷が残ることなんかの説明ならいいのかもしれないけど、成績のことや友人関係のこと、たまに放課後で帰った後のこともある。そこは管轄だってちゃん保護者理解しないと働き方改革は進むわけがない。

あとはどんどん行事を増やしていったツケがまわってきているとも思う。一度増やしたものを減らそうとすると、やれうちの子がかわいそうだ、やれお兄ちゃんお姉ちゃんの時はだの、時代も人も変わってんだよ。そんなに学校に全部求めるならお前らが金稼いで有名私立小学校入れとけと。

中学校最近部活週7はダメって自治体が多いけど、それでも大会は別枠、とかやってる。部活を減らそうとすればまた烈火のごとくクレームが来る、いいんだよ中学部活なんて平日の週二回くらいで。ガチのやつは基本クラブチームでやるんだし、学校部活教育としては課外。才能あるけどお金がない子が…っていうかもしれないけど、クラブチーム担当者とかが見に来てスカウトすればいいじゃん。あとは自主トレに校庭開放してバイト支援員でも時給で雇って監視させとけよ。今だって自治体によっては部活支援する制度あるし大手カタログでもやってる。とりあえず週5でやる部活って何だよ、親もそれを期待すんなって。

2 教員コスト意識がない

  

公立学校教員コスト意識なんて存在していないに等しい(もちろんしっかりしてる教員もいるし増田も現に何人も知ってる)。魔法言葉子どものため』を使えばマジでなんでも許されると思ってる教員が多すぎるのが問題。そんなんだから社会人経験教員ダメだって言われるんだよ。遅くまで残って授業案考えるのも、土日に学校来て仕事するのも、電気代ガス代とかかってるのは全く考えてない。お前ら被害者面してるけどほかの教員にそういうことを無言で強いてる加害者からなって思う。さら時間お金っていう感覚もないから、いつまでも学校にいる。そんな中で、残業代出したらどうなるんだっていうこと。今まで通りにしてたら財政破綻するし、過少申告させたら懲戒案件になるでしょ(残業代って扱いになったら労基の取り扱いになるかもしれないけど)。

教育にはコストがかかるんだ!ってわかってるよ、しかも結果がすぐに出ないのもわかってる。でもな、だからってコスト意識持たなくていいわけじゃねえからな。よく残業時間80時間とかネット記事に出てるけど、あれ全部仕事してるわけじゃないからな。どうでもいい話してるし、夕飯食ってるやつもいるし。

教員仕事は突き詰めだしたら終わりがないし、正解もないからこそ自分たちできっちり折り合いつけないといけないんだよ。若手からベテランまですべからくその意識がないから、自分たち子どものために素敵なことをして頑張っている!って自分に酔う。死ぬほど残業している教員よりもきっちり帰ってる先生たちの方がクラスまとまってること多いからな。

3 管理職管理能力がない

  

校長教頭ほとんどの場合同じ自治体教員試験や推薦でなってくる。そうなるとコスト意識がなくて、『教育能力』が高いやつばっかり上に行く。『コスト意識』なんてもん考えてないから、教員が遅くまでいることに基本見向きもしない。そんなやつがどうやって時間外を抑えられるんだってこと。最近は減ったかもしれないけど、休憩時間つぶしての全体会議メリハリのない学年での会議、なんで定時後に会議が確実にずれ込む時間から始めるんだよ。

教員教育委員会のことあんまり聞かないけど、校長の言うことは結構聞くことも多いから、ある程度強権的に帰らせなきゃいけないんだけど、昨今嫌われたくないってやつが多すぎ。前例踏襲しすぎ。あとどうせいても3~5年だからいいやって、教育委員会がなんか出してくるの待とう、って。こういう管理職は勤務時間評価しがち。いや、同じように子ども達盛り上げてるなら早く帰るやつが有能だろ。会議時間を少なくしたり、定時後に電話取らせなかったりして教員残業を減らして、それによって出てくる保護者との軋轢に対する折衝に出張って来る気がないならやんないでくれよ、下っ端であってくれよって思う。

あとやっぱり教頭が一校一人は無理だって教頭副校長自治体によって呼び方違うけど、もう二人にしようよ。正規非正規合わせて20~60人くらいの大人管理教頭一人で、ってそんなん土台無理だよ。

4 教育委員会とかい現場を知らない組

  

もっというと文部科学省調査調査、また調査、いったい一週間に何回調査させるわけよ。いらないじゃん、そんなの、もっと精査しろよ、ってなる。あと全校じゃなくて抜き出しでいいだろってなる。市区町村や県の担当者は数年で変わるから変革しようとも思わない、だって自分たちが大変になるから。はあ?現場考えろよ一日に色んな課や係から10数通も通知おくんなよ。教頭副校長がどんだけ仕事に追われてると思ってんだよ。

クレーム裁判されるのが嫌なのかもしれないけど、なにかにつけて『学校判断で』とか『校長先生裁量で』とかいうよな。大本営が逃げんなよ。お前らが指揮すれば少しは教員時間外減るぞ?文句言う校長ちゃんと『うるせえ!この案で行こう!!』って言えよ。

  

ごめん書きなぐりすぎた。

 

傷ついた人いたらごめん。増田には文章力と思いやりがないな。

  

増田が思う残業代制と教職調整額制のメリットデメリット

 

ちょっと書いてみようかと思う。雑感。

 

残業代制のメリットデメリット

メリット

1.働きに応じた給与になる

2.仕事メリハリがつく

3.給与が出ない時間には明確に仕事をする必要がないというできる

デメリット

1.時間給与ということで事前に見通しと決裁が必須でお互い手間

2.管理職学校によって認める基準あいまいになる

3.予算制の残業代財源がなくなった場合、早い時期に残業した教員けが恩恵を受ける

4.予算がないか残業することが不可能になる可能性がある

5.人件費が上がるからたぶん定数が減る

6.無能が得をする可能性が高い

7.管理職研修必須、今のままでまともに評価等出来るわけがない

8.36協定であったり新たに作る協定であったりを締結することになる以上、コストを気にしないやつのせいで使用者である市区町村罰則が行く可能性がある。

9.財源ねん出で税金が増える

  

デメリット書ききれないわ。

  

教員調整手当制度メリットデメリット

メリット

1.全員一律のため手続きがない

2.過労死ラインさえ気にすれば、働き方は自由

デメリット

1.多忙教員と暇な教員が同じ給与額になって不公平

2.勤務時間が決まっているが、これのせいで就業時間後も当たり前に仕事をさせられる

3.時間外の削減が金額になってこないため、削減の意識がない

4.現状は安すぎる

  

なので増田的には今の段階だと、固定%率の引き上げをまず行う。

そこから、固定残業代申請分として発展させていくのがベストな気がしてる。

  

いきなり残業代にすると次のようなことが起こることが目に見えている。

見えてるやばいパターン3つ

  

パターン青天井パターン

  

教員業務改善などを一切せず(移行期間がないため業務整理ができないとすると)残業申請する⇒管理職がそのまま承認⇒一人一人360時間MAX申請されて人件費赤字転落

  

パターン制限パターン1

  

教員業務改善などを一切せず(移行期間がないため業務整理ができないとすると)残業申請する⇒管理職承認予算が尽きる⇒それ以降残業申請承認不可能に⇒闇残業が横行、働いているのに逆に給与が下がる

  

パターン制限パターン

  

教員業務改善などを一切せず(移行期間がないため業務整理ができないとすると)残業申請する⇒管理職承認予算が尽きる⇒それ以降残業申請承認不可能に⇒実際に全員定時がえりをする⇒家に結局持ち帰って仕事さらに親からクレームの嵐

  

な気しかしない。

  

からまず保護者から教員から全部一斉に、同時に意識改革が絶対必要

  

保護者学校に期待しすぎない。躾は家で、スポーツは娯楽レベルで、学校保育園じゃないと納得する。

  

教員自分意識を見直す。コストを考えない行動は慎んで仕事にあたり効率意識する。  

 

管理職⇒やったほうがいいレベルのことは、やらない等学校内での業務削減を徹底する。

  

教育委員会⇒学校へのクレームを一元化など学校負担軽減に努める、現場を把握している人材を入れる、調査や依頼を減らす

  

まじで真面目にやってる教員が救われないから、ほんとにみんな意識や行動を変えてくれって思う。

あと都道府県市区町村は有能なやつを教育委員会に送ってくれ。まじで掃きだめみたいになってるところあるから

国の国力アップはボトムアップからっていうだろ。底辺家庭でもとりあえず小学校中学校は行けるんだから、そこになんとかまともな人材を送れるような制度にしてくれ。

とりあえず、まずは保護者学校への期待を今の半分くらいにしてくれ。

ベテラン教員バッドノウハウを早く完コピできるようDXをすすめよう

ちがうねん

2024-05-16

anond:20240405014811

24.5.15

そういえば句点の置きどころ、という話であった。現状彼女はすこぶる快調そうであり、それはつまり久々に会う時の話題=俺の知らないことが増えているということで、醜い感情をぐびりと呑み込んで、慶賀すべきことだと言おう。実際、とても喜ばしい。役割を終えて尚且つ細い関係の糸を保とうとするのは許してほしい。誰の赦免を受けたいのかは不明だが。順調とはいえまだ投薬中で、仕事場の状況も不透明で(これは俺の健康を非常に損ねているがそれは別の話だ)、一生見守るって決めたし、とかそんなのは言い訳で、楽しいのだ、単純に。友達でありたいのです。と口調の変化に含羞を滲ませ俺は未来を予想する。先発ローテーションの谷間のピッチャーのように、いつ何時呼ばれても大丈夫なように準備だけは抜かりなく行いつつ、雨やローテ再編や新外国人・若手の台頭によって出番がなくなることに怯え続けるのだろう。監督は俺のことを忘れてしまってはいませんか?と直接尋ねられる図々しさこそがベテランの味だねなんて言いつつ、“寄る年波に恥じらいさえも忘れ”俺は句点を打つということそのものを忘れようとするかもしれない。しかしその時は必ずくるのだろうという確信めいた予感も同時に覚えているのだ

2024-05-15

anond:20240515225014

漫画の読み方は慣れの部分が大きいし

コマ割りや導線の取り方、吹き出しの配置が下手な作家結構いるからな

ベテランでも引っ掛かって読むのストレスな人いるし

吹き出ししっぽの使い方おかしくね?な人も増えてるし

 

もし読み慣れたい気持ちがあるなら、低学齢向け漫画で慣らすのいいか

漫画家という収益構造理不尽

 漫画家の「儲け」にまつわる話には、ふたつの矛盾するように見えるストーリーがある。

 世間一般の思う、一度当たれば「印税」でガッポガポというイメージ

 一方で、例えば「バクマン」に描かれる、(いちおう)漫画家自身表現によると「連載が終われば数年で貯金も尽きる」という話。

 どちらが間違っていて、どちらが正しいのか? というのは誰しも思う疑問。

 しかし深掘りして考えてみると、これは「どっちも正しい」。だからこそ、漫画家って商売は他にない特殊営業形態なんだとわかる。

 

 ※以下では、漫画家業のもっとも「売れる」形態として「週刊連載漫画」に限った話を考える。

 

原稿料印税

 漫画家収入についてざっくりまとめる。

 まずほとんどの漫画家雑誌に連載するという形で基本的収入を得ている。

 その原稿料掲載料)がだいたい1Pあたり数千円〜数万円。

 ここではわかりやすく、1万円とする。

 すると、1万円×毎週20P×月4本で、月収は約80万円(100万円弱)くらいが一般的な週刊連載漫画家の最低収入相場と言える。

 

 一方で、単行本が売れると1冊あたり10%の印税収入がある。

 ジャンプコミックス場合約40円。連載が続けば年に約5冊出るわけだから、例えば単巻10万部売れていたら2000万円の収入になる計算だ。

 もちろんこれは税金等を一切考慮していない売上高であり、これだけの額になれば実際には半分程度持っていかれるだろう。それでも、なかなかの高収入に見える。

 

スタジオ制という自転車操業

 しか問題は、これだけ大きな売り上げが見込める週刊連載漫画には、実際にはスタジオ制作というコストのかかるシステム必要なことだ。

 最低限度で考えても、アシスタントを4人雇えばその人件費だけで40万は下らないだろう。さらに、それだけの人数で描くと、多くの場合自宅作業ではなく別途仕事場を借りる必要もある。

 まあこのあたりは人により原稿料スタッフ給料もさまざまなので一概に言えないのだが、一般論として原稿料の高いベテランほど、大きなスタジオ技術の熟れた固定メンバーを確保して経費も大きくなる傾向がある。

 そんなこんなで、よく言われるのは、原稿料はこれらの諸経費だけで全部消えてしまうという話。

 

 つまり雑誌掲載だけではプラマイゼロという話だ。

 増田にも漫画を描いた経験があるが、20Pの原稿を1週間(弱)で仕上げるというのは信じられないような過酷作業であり、アシスタント制をなくしては、現代商業誌に載っている平均的なレベル漫画を毎週仕上げるなんてことは、作家の「画力」がどれだけあろうとほぼ不可能に近い。

 商業漫画クオリティというものは、この自転車操業のほぼ利益0のシステム必須であるということはよく覚えておきたい。

 

単行本はどれだけ売れているのか

 一方で、出版冬の時代といわれる昨今、単行本はどれだけ売れているのだろう。

 実は、漫画雑誌の中でも押しも押されもせぬ発行部数を誇る「週刊少年ジャンプ」と言えども、信じられないような低い数字も珍しくない。

 「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」の華々しい数字メディアに踊るので勘違いしがちだが、ジャンプ連載漫画ほとんどは単巻10万部も売れていない。

 例えば、最近アニメ化もした「アンデッドアンラック」や「夜桜さんちの大作戦」(どちらも20巻を越える長期連載)でやっと10万部前後だ(総発行部数を巻数で割って大まかに計算)。

 ものすごいものになると、大人漫画磯部磯兵衛物語」の作者・仲間りょう次回作高校生家族」は、ネット上ではちらほら好意的感想散見されたものの、実は売り上げは単巻1万部以下(計測不可)で打ち切りとなってしまった。増田も好きだったのでショックを隠しきれない。ドラマ絶対いけると思たのに!!!!!

 閑話休題そもそも、「磯部磯兵衛」も単巻ではやっと30万部売れたくらいだ。「斉木楠雄の災難」も同レベルギャグ漫画はヒット作でももともとそんなものだということも注意しておきたい。

 

 上でも計算したように、10万部売れてやっと年収2000万、税金が多く引かれることを考えると、サラリーマンならそれなりに良い会社に勤めているというレベルだが、長くても数年で終わってしま印税収入であることを考えると、はっきり言って少ない。これが一桁上がると一気に数億円になって生涯年収というクラスになるが、そういう「上がり」の漫画家は本当に一握りなのだ

 

連載がなければスタジオが立ちいかない、印税がなければ儲けが出ないの生むレバレッジ

 原稿料スタジオ維持費で消える。「もうけ」は単行本売り上げ次第。この二重構造が生むのは、株の売買でいうレバレッジの危うさだ

 株のレバレッジ買いというのは、簡単に言うと「株価が上がった時は2倍儲かるが、下がった時は2倍損する」ような信用買いを言う。らしい。増田素人なのでそこら辺は聞き流していただきたい。比喩なので。

 漫画家場合ある意味でなお悪い。連載があるときは、定期収入スタジオを維持しつつ、漫画が当たれば大きなもうけがザクザク入るが、当たらなければそれなり。連載がなくなるとスタジオの維持費を賄う原稿料もない上に、普通は昔の単行本もそこまで売れ続けないので、ただ金が減るばかり。

 当たらない漫画を描くということは、その連載中の儲けが少ないだけでなく、連載を終わらせることのリスクも同時に上げてしまうのだ。

 当たらない漫画ほど、原稿料の維持のためにしがみつきたくなるという負のインセンティブが働くのである

 

 こうした不思議構造は、漫画家作品を当てて印税収入で儲けを出すという「作家」の側面を持ちながら、スタジオを抱えて自転車操業で日々口に糊するという「中小企業経営」を求められるという二面性を持つ仕事であることに起因する。

 本来トキワ壮くらいの時代漫画家は、前者の性質しか持たなかった。小説家や他のフリーランスアーティスト業と何も変わらない「作家業」であった。

 しかし、彼らが売れていくにつれ、漫画産業が盛んになるにつれ、漫画家は「作家」ではいられなくなって来た。

 当たれば天国、外れてもまあまあの貧乏暮らしという気楽な稼業でなくなった漫画は、作家としての挑戦に誘うものよりも、日々の仕事キッチリキッチリで稼ぐ真面目な仕事という側面が大きくなってきてしまった。それでいて、やはり作家自身成功の如何は、印税収入という儚い夢だけに支えられているのだ。

 たまに当たりはあるけども、当たったところでそれはそれだけ、次の事業拡大には繋がらないビジネスなんて、他にあるのだろうか? 

 

 こうした漫画家業の二重性は、もしかすると将来の漫画産業に負の影響をもたらすかも知れない。あるいは、既に?

 

最後に:週刊連載漫画家以外は?

 週刊連載をしないと、ここまでのスタジオワークは必要ない場合がある。

 とは言え、多くのメジャー月刊誌を見ている限り、やはりある程度売れる作品は週刊漫画と同じスタジオワークとクオリティ商品価値を保っている例が多いと感じる。

 さらに、やはり週刊連載漫画漫画界におけるある種の花形である

 「鬼滅」「呪術」の例に漏れず、誰でも知ってる大ヒット作というものは週刊連載作品が多い。

 これは作品の展開が早いこと、露出が多くなり話題にあがりやすことなどが理由としてはあるだろう。

 ジャンプ連載作品というブランドがまだまだ強いとも言える。しかし、それでも上で述べたように、大半は10万部も売れない自転車操業なのが現実である

 逆に言うと、この状況を変えれば、週刊連載という危うい綱渡りに賭けなくても良いのかも知れない。

 現代ネット社会である作品を世に出す、露出させることについては技術恩恵がさまざまに得られる時代である

 

 漫画産業がこれから時代も伸びていくかどうかは、こういった状況をうまく利用して、漫画家という「稼ぎ方」をどれだけ変えていけるのかにかかっているのかも知れない。

2024-05-13

anond:20240513115554

単価100万で25万とかザラ

まれてんな

ベテラン勢が超優秀で鬼ほど稼いでくれてんのかね

鬼滅の刃みたいに売れてえなあ

って漫画家が言うのって、「あんなの運に決まってる」って本気で思ってるからだよね。

だってワンピースみたいに売れてえなあ」とは言わないわけじゃん。

ワンピースみたいな世界観の作り込みも長期連載もしてないから、それを言ったら失礼になるとわかってるからじゃん。

でも鬼滅には言うんだよねベテラン漫画家が気軽に「売れてて羨ましいなあ」って。「うまく当てて羨ましいなあ」って。

ドラゴンボールみたいに売れてえなあ」とは言わないんだよ、鳥山明には及ばないと最初から思ってるから

かなり地金が出てたよねあの辺りの発言は。

 

それはそれとして、鬼滅の刃みたいに売れてえなあ。

2024-05-12

だらしない社風の会社を採用選考の応募前に見抜く方法を教えてください

はてな匿名ダイアリー学生全然おらず、会社勤めの長い中堅やベテランの人がかなり多い場所と聞きました。


なので教えていただきたいのですが、

だらしない社風の会社を選考応募前にあらかじめ見抜く方法ありませんか?(こういう特徴があると危ない、とか)



例えば、

・一旦自分で立替えた経費や、年末調整などの申請を期限のまさに当日に行って何が悪いの?という感じ



・「ローンでギター買ったんだけど、この前引き落とし間に合わなくて焦ったわ(笑)」みたいな世間話を言う同僚がいても、「(こんなだらしない奴は現時点で仕事問題なくても良い評価はできないなあ)」なんてマイナスの扱いをされることがない


・「貯金なんてしてない。毎月使い切ってる」という同僚が顰蹙を買わない


・始業1分前に着席する同僚が怒られない、評価が落ちない


・暇な時に自分からとにかく何でもいいからやることを見つけて時間無駄にしないなんてせず、周りの人と仕事と全く関係ないおしゃべりを可能な限り続けている


交通費を貰っているのにもかかわらず「最近自転車にハマってる」なんて理由で、報告してある通勤方法や経路を曲げて自転車通勤をする同僚がいても、周りが問題視するどころか「運動不足解消にいいね」なんてふうに軽く受け止めている


新人教育係を頼まれても「負担が増える分、給料上乗せしてくれるか、通常業務を減らしてくれるかされない限り引き受けたくない」と平気で宣う同僚がいて、別にそういう考えでも顰蹙を買わない

これらは全部自分サークルアルバイト先で遭遇しただらしない場面です。


自分は小中とバスケ高校吹奏楽をやっていて、実力の有無を問わず、当たり前のことを当たり前に1から10まで徹底して出来ていないと皆厳しく指導されてきました。

なので、自分だって何らかのだらしない面もあるとはいえ大学に入ってからサークルアルバイト先でこういうタイプのだらしない人を見てきてショックを受けたし、たとえ自分に害が及ばなくても物凄いストレスを感じてきました。


だらしない社風の企業インターンで見抜くのは時間効率が悪いし、そもそもインターンを雇っていないところもたくさんあります

だらしない企業を応募前に足切りし、また入社してからそういう理由で後悔しないようにするために、皆さんの知恵をお借りしたいです。

2024-05-10

羽生結弦宇野昌磨の頭グリグリ写真」を未だに使うメディアは異常

5月9日フィギュアスケート宇野昌磨選手現役引退を表明した。ミラノ五輪前での活躍も期待されていただけに、世界中関係者から引退を惜しむ声が出ている。

彼は冬季五輪大会で3つのメダルを獲得、世界選手権2連覇を果たすなど輝かしい戦績を誇るレジェンドだ。わずか900ℊの極小未熟児で生まれながらもスポーツの分野で世界一の座を勝ち取るまでに成長した彼は、小さく生まれた子を育てる親の間では希望の星でもある。

これだけの戦績を残した選手からメディアは彼の引退特集を組む。その中で一緒に大会に出ていて表彰台にも上った羽生結弦選手(当時)の映像写真が入って来るのは当然だろう。しかし、一部のメディアは「平昌五輪表彰式後、宇野昌磨選手の頭をグリグリする羽生結弦選手」の写真映像を繰り返し入れてくるのだ。

当時も不快だったあのシーンを繰り返し見せられるこっちは胸糞だし、何より宇野選手に対して失礼極まりない。平昌五輪で彼らが笑顔表彰台に乗っている写真でいいじゃないか。アレを微笑ましいor美しい光景だと今も本当に思っているとしたら、メディア関係者感覚は異常だ。時代遅れも甚だしい。

今年3月、岐阜町長が「頭ポンポン」をセクハラパワハラだと問題視されて辞職に追い込まれたのを忘れたのか?「頭ポンポンされるなんて嫌だ」 「褒めるのに頭を触る必要なんかない、不快だ」という一般の声があれほど大きく取り上げられてまだ2か月しか経ってないのに。

https://news.ntv.co.jp/category/society/e2ce0c7b4d0c4eb0af2cc1ec56780187

平昌五輪の当時からもあの「頭グリグリ」をどうかと思ってる人はかなりいた。「グリグリ」という表現に私の悪意があると感じるなら、「わしゃわしゃ」「ナデナデ」などという表現に読み替えてもらってもいい。

年上が年下の頭を「ナデナデ」していいのはせいぜい小学生ぐらいまでだろう。それも二人の関係性に濃い師弟関係血縁関係性愛友情がある場合相互関係性によっては許されるかな?というレベル。親ですら思春期以降の息子の頭はそうそう撫でたりしない。頭を撫でる行為上下関係を明らかにする意味があり、本人のプライドを傷つけかねない行為からだ。

宇野昌磨選手は童顔だが当時既に20歳の成人男子だ。1位を取った先輩が2位の成人男子の頭を触ってグリグリするのは「俺の方が上だ」と見せつけるマウンティング行為しか見えず、当時からかなり不快だった。

なのに当時の日本メディアはあれを「微笑ましい名場面」として何度も使った。頭おかしいのかと思った。

しかもああいうめでたい場でああいうことをされるとその場の雰囲気を壊さしづらい。しかも先輩&連覇の優勝者という強い立場を持つ人からされたら、公の場では笑って対応せざるを得ないだろう。セクハラパワハラと同じ。その場では笑顔で返してたかOK!というようなもんじゃない。仮に宇野選手本人があれを受け入れていたと仮定しても、ああい行為を見せられるのは他人でも不快だ。

あの時は日本全体が日本選手が金&銀ダブル表彰台の喜びに浸っていたためか「仲良くて微笑ましいシーン」と受け取った視聴者が多かったようだが、当時から若い男性陣のなかには「何アレ?」と不快感を口に出す人が結構な数いた。

フィギュアスケートファンなら知っていることだが、この二人の年齢差だと子供時代競技会での接点はほとんど無かった。会えば話をするような関係性ぐらいはあったが決して親しいと呼べるような間柄ではなかった。

当時の宇野選手はまだ一般人にはあまり名前を知られていなかったが、演技構成の難度からいって金メダル候補だった。専門家の間では、高難度ジャンプ複数入れる伸び盛りの若手(宇野選手&ネイサンチェン選手ら)とジャンプ難易度では一段劣るが熟練技術経験を持つベテラン羽生結弦選手フェルナンデス選手ら)の争いと見られていた。

平昌五輪では羽生選手フリーミスがあり(転倒じゃなくジャンプの「抜け」だからわかりにくいが)、1転倒はしたが演技構成難易度で上回る宇野選手とは実力が拮抗していた。ジャッジの匙加減次第では宇野選手が優勝することもありえた。その直後の頭グリグリだ。

何であのシーンを引退の門出で使う必要があるのか?

彼の平昌五輪の名シーンは他にも一杯あるではないか

宇野昌磨選手ファンの反応を探ってみたが、あの写真が使われていることを嫌がっている人が多く、喜んでいる人は少なかった。自衛策として「羽生コメントや彼との不快映像が入っていたかどうか」をファン同士で確認してから引退報道放送録画を見るーという人も複数見かけた。

羽生結弦は「昔も今も自分が一番」で他選手たちへのマウンティング行為を繰り返してきた。一般人は「常識的発言部分を編集したものしか目にしていないが、試合記者会見の様子を現地やナマ配信で全て見てきているフィギュアスケートファンは彼が過去にどれだけ傲岸不遜な発言を繰り返してきたかを知っている。

彼が全日本選手権を3年連続で欠場し、その間3連覇を続けていた宇野選手直接対決した全日本選手権宇野選手が優勝して4連覇した直後に「全日本王者って大変だよ!? 」 「(俺に勝ったからって)燃え尽きちゃいけないよ」と話しかけてきたような輩である。それも、テレビカメラがいる前でしかしかけない。

羽生結弦他人を褒めたことがほとんどない。めずらしく褒めても、その直後に自分の方が上or同等であるという主旨の発言を付け加えて台無しにする。ちなみに彼は北京五輪メダルを獲った日本選手たちについてコメントを求められた時すら祝福のことばを一度も口にしていない。彼の過去の胸糞発言や行動について書き始めるとキリがなくなるのでこのへんで自重しておく。

とにかく、今の時代あんパワハラ写真映像をしつこく使うメディア関係者の神経はどうかしている。今言いたいのはそれだけ。

2024-05-09

万葉集も新古今も過大評価流行語大賞オールタイムベストみたいなもんじゃ

「なにかそういうデータがあるんですか?」

「ぺこーらに告白しようと思ってる」

「5000兆円欲しい」

これらの流行語万葉集和歌になんの違いもない。

背景のストーリーを把握し、イメージを共有し、その上で表現としてしっくり来たことが評価され、バズり、シェイクスピア語録みたいになる。

そういう類の文化だ。

はっきり言って気持ち悪い。


アニメドラマの名台詞ランキングとか、漫画の名シーン投票とか、そういうのも大差がない。

別にそれ自体はいいが、それを過大評価してるのが気持ち悪い。

FLASH黄金時代過大評価してネットが活かした文化最先端だったのだと憤るインターネット老人welcom to undergroundを見せられているようで共感性羞恥すぎる。


よく分からんけどなんか長年評価されているし若造は知らなそうだからこれ褒めてたら人生ベテラン感出るやんみたいはすけべ心の見え隠れがエグいということだよ。

キモいんだよな。

古典過大評価することで自分が偉くなったかのように勘違いするガキっぽい態度の大人


子供ガンダム手塚治虫過大評価してインスタント文化人を気取るノリを大人にされるとキツすぎるわけよ。

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