先ごろ、F-1ハースチームとTOYOTAの提携が発表された。
その提携により人的交流や技術的交流が行われるのだが、TOYOTAはF-1に本格復帰するわけではないとコメントを出している。
しかし、どう考えても数年先にTOYOTAが復帰するための布石でしか無い。
F-1ハースチームは現在、フェラーリと強力な技術関係にある。
PU(エンジンとバッテリー駆動装置)の他、レギュレーションで許されている範囲でサスペンションなどのパーツもフェラーリ製のものを購入している。
またマシンの開発はフェラーリのマラネロにある施設を間借りして行われたりしている。
いったい具体的にそれは何を意味するのか?
色々と言い訳くさいことをいっているが、F-1復帰を目標としたプロジェクトが始動しているに決まっている。
そもそも、この提携は数ヶ月前にTOYOTAの関係者がF-1の現場でハースチームの小松代表に帯同しているときから噂になっていた。
しかし、当時は提携をハースチームもTOYOTAも完全に否定したことから沙汰止みとなった。
ところが今回の突然の発表。
これじゃTOYOTAがF-1に復帰するわけではない、と言ったところで誰も信じるわけがない。
TOYOTAがF-1に復帰するためのバックボーンとしてWECに対する不満があるのは間違いがない。
WECというのはルマン24時間レースを含む耐久レースのシリーズだ。
そのシリーズに対して強い不満があるのは外野から見ていてもわかる。
その不満の核は「性能調整」だ。
強いマシンに対してハンディキャップをつけて、レースをより面白く公平にするという趣旨で行われているレギュレーションだが、しばしば物議を醸すことが多い。
おそらくこの性能調整がなければTOYOTAはルマン24時間もWECシリーズも連覇を続けている可能性が極めて高い。
しかし、ときに恣意的と言えるほど特定のチームに対する優遇措置になりつつあるこのルールに対する不満はTOYOTA内部のキーパーソンの中では大きいはずだ。
この大きく膨れ上がった不満を解消するのにはどうすればいいのか?
TOYOTAの真の実力を見せつけるにはどうしたらいいのか?
より公平でコンストラクターの実力通りの力を発揮させてくれるプラットフォームはどこなのか?
TOYOTAの車が世界一、それをレースで証明するためにはどこへ行けばいいのか?
その答えはすでに始動している。
アルトワークスにしなよ!
出たわね化け物
新幹線並みの速度で他の車と椅子取りゲームのようにコースを奪い合うように走るのは古い リチウムイオン電池の電気自動車や水素自動車をAIで安全に走らせる競技をしたがっているに...