どこにも書く先がないので投下する。
先日28歳を迎えたのだが、なんとなく忘れられなくて、思い出を書くことにした。書くことによって何かが変わるだろうか。
中1の隣の席になったことがきっかけで、好意を抱くようになった。顔がよく、優しい人だ。
12月頃だったか、ベタに放課後お呼び出しして告白して振られた。人生初の失恋だった。
お互い気まずさもあったが、中2の合唱祭の打ち上げ会場を俺宅で開催したあたりからなんとなく、話せるようになっていった。他の人と付き合ったりもしつつ、3年間同じクラスだったので、どことなく気にはかけていた。田舎過ぎてまだ携帯を持っている中学生はおらず、パソコンのヤフーメールでとりとめのないやり取りをしていた。
定期的にXでバズる「Re:が増えていくあの感じがエモかった」的な言説を見る度、彼女とのヤフーメールが思い出される。
高校は別になってしまったが、通学の電車は同じだったので、時間帯が合えばお互いの出来事を話すような関係が続いた。多分この頃もどことなく好きだったように思う。
大学も別で、俺は田舎の国立へ、彼女は都会の女子大へ。その頃からInstagramが流行り出し、お互いをフォローするぐらいの関係だった。中学の同級生で初詣に行った時に久しぶりに会った時も、ピカイチだった。
俺の就活で彼女が住む街に行き、飲みに行った時の事である。初恋の相手と酒が飲めるなんて、、とたいへん緊張もしたが、古着屋で一張羅を買い込んで張り切って臨んだ。昭和レトロな居酒屋を予約してくれていて、思い出話に花を咲かせた。2軒目は確かポテサラがとにかく美味い居酒屋を案内した。そこで、「こないだあなたの高校の同級生とヤッた、彼はヤリモクだから傷付いた」という内容を聞いてしまった。そこで俺は心がしんどくなってしまい、妙な沈黙が増えてしまったことは鮮明に覚えている。レモンサワーは普段より酸っぱく感じられた。
お互い社会人になり、3年目の秋ごろだっただろうか。彼氏が居ることを知っていたが、ランチに誘われた。そこで彼氏に浮気されて別れたことを聞き、チャンスだと思ったが行動には移せなかった。あの時のように気まずくなるのが怖かった。
その後も彼女が住んでいる街で友達の結婚式があり、前乗りして彼女と飲んだこともあった。ビジホを2人で予約しておいて、部屋で飲むことになったにも関わらず、手を出すことすらできなかった。朝起きたら手が触れ合っていて、それだけで満足だった。
ここまで色々と鮮明に覚えているものだなと我ながら関心するが、同時に気持ち悪いなとも思う。
送ったLINEは未読スルーされているが、インスタのストーリーには既読が付いて早1年。追いラインはNGと分かっているので連絡しないでおこうと思って早1年。
そろそろ、LINEの返信があってもいい頃だろうか。