■自転車と信号の規制

責任は負えない。突っ込み歓迎。

この記事の前提

• 日本の、道路交通法等における「普通自転車」を対象としている
• 2024年3月6日のある時点において、e-Gov法令検索で確認できる最新の施行済み法令に基づく（【e-Gov法令検索運営者の誤り】等の可能性あり）
• チャリでの、横断歩道横断や、横断歩道を利用した左折・右折、はしない、ということを前提としている（※筆者の選好に基づく。道路交通法等では、やってよい場合も規定されているが、この記事では対象としない）
• チャリ進行方向に、【普通の車両用の（赤青黄）信号であって、かつそれに付随した標識に「自転車」とか「軽車両専用」とか記載があるもの】と【歩行者用信号であって、かつそれに付随した標識に「歩行者自転車専用」とあるもの】が、両方存在しているとき、は対象外とする (★1, ※2)

知っておくべきこと

• 自転車が気にするべき信号は、普通の車両用の（赤青黄）信号と、歩行者用信号、の2種類
• 歩行者用信号は、規制の意味の観点で、2種類に分けられる。信号機の横に標識で「歩行者自転車専用」とあるものと、ないもの。
  • 後者は、チャリは気にしなくてよい
    • (チャリでの、横断歩道横断や、横断歩道を利用した左折・右折、はしないという前提(前記)のため)
  • (前者を、以下センホコと呼ぶ)
  • 進行方向にセンホコがあれば、自転車はそれに従わないといけないし、それ以外の信号機は基本的に従わなくてよい。【プレーンな(=付随標識の無い)車両用信号】 vs センホコであれば、センホコが優先。
    • (前記 ★1 の場合は考えない前提である)
  • 青信号の意味は、「～～できる」との規定であるから、あまり重要ではない。

赤信号の意味

• 車両信号と、センホコとで、共通して、「停止線（位置）を超えるな」と「(チャリ等は)右折の動作を（途中でも）停止しろ」の2つが重要である
• 途中停止をしないといけない右折の動作とは、二段階右折のすべてのフェーズをいうのではなく、【交差点の隅でされる、方向切り替え】～【交差点を抜けるまで】のところを指す(※1)
  • 方向切り替え以後は、もともとの進行方向の信号を見ないといけない、赤なら動作を停止せよ、ということが導かれる。
  • 方向が切り替わって3秒後に、交差点内にいるのに、もともとの信号が赤となったら？ →信号規制上は停止しないといけないこととなるが、停止する、または停止継続をするのが危険なときは、安全なところに避難できる（刑法その他の、緊急避難の概念）

チャリ右折と矢印信号

• 右方向の矢印（斜めも含む）は、チャリは一切無視せよ
• チャリ右折をしようとするときは、（直進しようとするときと同じく） 垂直上方向の矢印信号を見よ
  • センホコが無く、かつ垂直上方向の矢印信号が無い場合、チャリ右折は不可能

(コメ書き)

※1 近い場所で「多(略)付自転車、(略)及び軽車両は、直進（右折しようとして右折する地点まで直進し、その地点において右折することを含む。青色の灯火の矢印の項を除き、以下この条において同じ。）をし、又は左折することができること。」と、「右折」語が非常に狭い意味で使われていることがわかるため

※2 法令解釈が非常に難しいため

Permalink | 記事への反応(1) | 08:00

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