いまだに、日々ボーはおそれているについて考えている。
考察サイトとか、ふせったーとか、ツイッター(X)とかも見てる。
モナがボーの男性性を嫌悪しているみたいな考察が多いと思うけど、違うと思う。
彼女の夫が彼女に与えなかった(推測)「(性的にも)愛されている」という実感を、ボーから取り立てようとしていたんだと思う。
以下論拠
・細かいセリフは忘れたが、クルーズ船の寝室でモナはボーに対して自分の男性観(男は鈍感だけどそこが良いのよねみたいな話)を語った後、字幕ではなく英語音声の方で「あなたの男性性を誇りに思う/あなたは私の誇らしい男」みたいなことを言っていた。
・最後の裁判で、ボーが思い出の女性とセックスしたことを詰めるシーンで弁護士が「ボーはあの女に愛情を与えた、本来は彼女(母)に与えるべきところをーーー」みたいなこと言ってた(よね?)
ボー少年がモナの下着を悪い友達に与えたことに関する怒りも、上記のことが関係してるんじゃないかな。
ボーがモナのことを(性的対象として)愛してるなら、そんなことを許すはずがないから。
さらに言えば、モナがクルーズ船で女の子にボーをけしかけたのだって、テストだったんだろう。
ボー少年に与えられた正解は、女の子に目もくれずモナを慕い続けることだった。
ボーの男性性は許されている、モナに向ける時だけは(しかしモナにそれが向かうことは一度もなかった)
(そしてそれが、モナが定めたボーの一番の誤ちなんだろう)
もちろん息子であり庇護者であるボー少年が、モナを性的に愛する義理なんかないのだけれど。
屋根裏の巨大ちんちんに関しては、モナが用意した着ぐるみ的な何かだと思っている。
全てはモナの管理下にある、だからあのちんちんだってモナが用意したものだ。
モナの中の夫は陰茎だけの悍ましい存在であり、それをボーと共有したかった。
そしてボーが父の罪(絶対浮気だと思う)を贖うよう、モナはずっと望んでいた。理解して欲しかった(繰り返すが、ボーにそんな義理は全くないのだが)
モナは本気でボーが「自分を愛する息子」と「自分を愛する夫」にならないことを悲しんでいる。
母親に性的に求められたことはないが、この本物の悲哀の迫力はわかる。
さぞかし辛かっただろう、今は休んでくれボー。
ボーはおそれているを見た 本当ははてな匿名ダイアリーに書こうと思ったのだが、初の試みすぎてどこからいけば入力ホームに飛べるのかも分からなかったので、こうして一旦自分...
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