2023-11-02

なりきりの闇

昔、女子専用のなりきり募集サイト流行っていた頃の話

例外なく腐女子である私は二次創作を行うためキャラの口調を練習するためになりきりをしたく友人に話を持ちかけた

そんな時に教えてもらった場所こそ、例のサイトにある付き合う意思があるキャラ同士が集まる「合コンサークル」だった

その当時、私のやっていたジャンル世界をも驚愕させる大きなジャンルの一つ

もちろん合コンサークルもいっぱいあり私が向かったのは出来たばかりのサークルだった

参加してそうそう、私はとあるキャラと仲良くなった

彼はムードメーカーのような存在で、もう一人そんな彼と漫才する仲がいい相手がいた

それでも何故か彼は私のキャラ告白してくれて付き合うことになった

そして、合コンサークル規定によりサークルから脱退し、恋人と私専用のサークルに移動することになった

今までずーっと賑やかな空間にいたので寂しくてついそのことを口走ってしまった

その瞬間、付き合った相手からの返信は途絶えた

友達にそのことを相談すると何と「アンタと一緒に戻ってきてるけど、やっぱ別人だった?」と言われ驚愕した

何と、まだ別れていない(恋人音信不通になってからまだ一時間)のに、私達は別れたことになっていたのだった

しかも、出戻りした私らしき人物はやたらめったら色々な参加者暴言を吐くんだとか

友達は「絶対可笑しい」と思い、管理人に私達の「真実」を話した

そして、管理人から招待された私は恋人が待つ古巣に戻ったのだった

私は「全くの新人」を偽って参加することにした

と言うのも、戻ってそうそう元恋人と仲が良かったキャラが速攻付き合ったらしく、管理人必死に引き止めたんだとか

それもそのはず。サークルを抜ける前に被害者真実を話す必要があるから

もちろん、偽の私は追放済みだ

戻った私は即、元彼の新しい恋人既読すらつかない、二人だけの部屋のログを見せた

それから時間、常に公開ルームで喋り続けていた元恋人一言も会話をしなくなり、彼は一言も喋らずに一人で行ってしまった

それを見届けた私は元恋人の「話し合いたい」と言う言葉無視して二人の愛の巣から出ていった

その後、新しい恋人(と言ってもこっちも元)から内容を見せてもらうと、「連れてきた私は誰なのか」という内容について問い詰めていた内容だった

証拠も付き出してるのに何故か偽の私を「本人だ」の一点張り事実を認めようとせず、私本人がいると言っても「こっちが本物だ」と言い続けた

その結果、管理人から「これ以上の話し合いは無理」と宣言され、元恋人は新しい恋人に「話し合いたいから連絡先だけでも…」と縋ったにも関わらず管理人は有無を言わさずに追い出した

この後、元恋人の新しい恋人から「実は好きだった」と告白されたが揉め事ほとほと疲れたため、なりきりから足を洗うを宣言し友人と二人だけの空間に戻ったのであった

次回!!つい最近Twitterで仲良くなってなきりを薦めてきたフォロワーは、私を嵌めようとした元恋人!!乞うご期待!!

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