2023-04-16

パティシエ発明家になりたかった癖に下準備を怠った奴

流石は現実大先生。凄い解像度の高さだ。

お菓子作りは数学と言われているように緻密さが必要不可欠になる。

発明は先行研究特許現場リサーチ材料収集といった部分が大半をしめている。

何事も下準備は重要だ。

どの業界も一緒ではあるが、パティシエ発明家はその中でも特にそこが大事な分野になる。

では爆弾作りはどうだろうか?

これもまた下準備の重要性は語るまでもない。

というか、ありとあらゆる武器密造再現性の高い試し撃ちが出来るかどうかで勝負が決まると行って良い。

かのテロリストカルト被害者機能不全家族英霊殺人鬼まあ言い方はいくらでもあるのでどれを使うべきかは分からんがとにかく具体的な単語のものずばりは言いたくない)はその点はしっかりと事前に作動確認していたようだ。

パイプ爆弾、おそらくパイプ爆弾なのだろうが似たような別のものかも知れない、たとえば爆竹を沢山詰め込んだだけの本当にただのデッカイ花火とか、とにかく爆弾を作りたいなら、そこにあるのは数学だ。

緻密な計量や時間計測によってレシピ再現する作業だ。

オリジナリティを発揮したいのなら、求められるのは試行回数となる。

果たして彼はそれをきちんとやったのだろうか?

真相はまだ明らかになっていないが……夢が叶っていなかったことを考えるに、人間みな一事が万事ということなのではないだろうか。

なるほど、実に解像度が高い。

パティシエを夢見て叶わなかったような人間が、爆弾作りというお菓子作りのような科学数学的な再現性の求められる世界において、人生のすべてを掛けた場面においても失錯を喫した。

物語のあらすじとして実に納得感がある。

たとえば宮部みゆきのようなベテランであれば逆にこんな分かりやすキャラクターは描かないのだろうなと思えるほどに、ある意味教科書通りの人物像ではないか

流石は現実大先生だな。

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