2023-04-02

時間空間的に切り取られた、静まり返った場所が好き

すぐ近くにうるさい場所はあるけど、切り取られたように静まり返った場所、とても大好き。

なんだか安心する。

 

小中学生の頃は実家居間にいずに、よく仏壇のある部屋や、階段に座っていた

なにをするわけでもなくボーッとしていたり、図鑑を読んでたりした。

 

そう考えると、ぽくは小さい頃からインキャの才能があったんだな、と思う。

 

高校に入ってから部活に入らなかったが、その分とても長い間教室にいた。

朝も夕方部活もないから、教室滞在し放題だったのである

 

中でも一番好きな時間は、みんなが教室に集まる前の朝早くの時間だった。

高校までは90分ぐらいの割と遠いところに住んでいたが、よく先生が正門を朝に開けてくれるのを待機していた。

 

今考えると、ちょっとビビる

 

誰もいない教室に一番乗り。

なんだか、いつも賑やかな場所なのに朝イチで来た時はとても特別空間に感じた

あの朝日を浴びながら勉強する時間は心の底から大好きだった。

二番目に来る同じクラス女の子と、いい感じになったりもした(何事もなく終わった)。

 

大学に入ってからは同じように、図書館に入り浸ったり、深夜の徘徊に勤しんだり相変わらずのインキャぶりを発揮していた。

やはり、普段はうるさかったり、すぐ外に出ればにぎやかになったりと、ワイワイしたところに時間空間的にアクセスやすくて静かなところが大好きなのである

図書館は、外に出れば無限にワイワイしている大学

深夜徘徊は、普段は賑やかな街が静まり返ったあと。

なんだか、特別感があるのと安心感がある。

 

けど、この自分の趣向にハッキリと気づいたのはつい最近

それ以前は単に静かなところが好きなのだと思っていた。

 

社会人になってからコロナ蔓延し、フルリモートワークとなった。

東京にいる意味もなくなり、少し郊外田舎の方に引っ越してみた。なんというか、リトルフォレストみたいな生活に憧れていた。

最初の頃は自然に触れ合うのが幸せで、菜園を始めたり山菜とりをしたりとても満喫していた。

 

が、やっていて虚しさを感じた。

なぞに丁寧な生活に憧れていたが、結局やりたかたことはこれだったのか?と思い始めた。

 

そこでやっと気づいた。そう、自分は寂しがり屋だったのである

なんとも都合の良い人間だ。

 

自分的には、外に出たらうるさくて少しイラッとくるぐらいの環境が丁度よかったのである

そんな空間からこそ、家や図書館教会みたいな静かな場所が輝く。

 

それに気づけて、いまは東京とんぼ返りしている。

賑やかだからこそ、家にいる時間が愛おしい。今ぐらいがなんだかんだ丁度いい。

 

そんな人間味のあるインキャな自分は嫌いじゃないし、そんなんでいいとも思っている。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん