2022-04-21

心の傷は浅いうちに、病院に行った方がよいのかもしれない。

長期間、重く積み重なって煮込まれていくほど、どんどん人に簡単に話すことは難しくなっていく。

なんとかふんばっていてもとうとう限界がきて、なんとか、どうにか、すがりつくような思いで、病院に行ったとき病院現実をみる。

医者もその人を本当に助けようと親身になってくれるわけじゃない。初診は少し時間をとって話をきいてくれるけど、本当にその人の話をきいて解決につなげようと親身にきいてくれるわけじゃない。長年に渡った辛いこと、もうどう話せばよいか、どこから話せばよいかもわからなくても特にそこには深入りしない。基本は状況はどうか、食べれてるか、眠れてるか、状態をきいて薬をだすだけ。医者の身になってみれば当然のことだ。仕事時間も限られるし、患者はどんどんくるし、一人に割けるリソースわずかだ。

そんな状況で患者の状況や痛みも理解できないし、対話の中でむしろ傷つけることを言ってくる(人による)。客観的にみれば当然だししかたがない。初めて会って少し話しただけの人のことをそこまで理解できないし、また、いろんな種類の苦労、痛み、また人の性格もある中でしゅんざに全て理解してその人に的確な打ち返しができるわけがないのだ。これは医者患者の相性もあるだろう。

 そのあと、カウンセリングに行ってみた。なるほど、話を聞くプロなのだと思った。自分ではどう話してよいかからないところ、的確に質問して引き出してくれる。カウンセリング技術があるのだと思った。ただ、今思えば非常に相性が悪かったのかもしれない。人間性格的な相性というより、バックグラウンド的な。自分の話に対して「普通は〇〇で辛いのに、あなたは△△で辛いなんて変だ、変わってるね」と笑われた。そもそもこういう状況が長く続く状況で△△は辛いのだということが理解できないのだ。

でも、カウンセラーに話して客観的にそれに対するコメントをもらう、それは、自分の中にある傷を開いて次に進むことにつながると思った。だから、少し気が進まないような気はしたが2週間後に同じカウンセラーの元を訪れた。カウンセラーメモをみた。前回のときの話のメモが書かれているのだろう。「増田さんは、××で〜〜だったんでしたね」全然違う。断片はあってる、メモされてた単語は合ってるんだろう。でも、前回いったことの正反対じゃないですか。そうですよね、覚えてないですよね。私にとってはあなたとのカウセリングは2週間での一番のビッグイベントだったし、今回もこれでよくなるようにしていきたいってとても重要に考えていたんです。でも、カウンセラーの方からしたら、日々たくさんこなすカウンセリングの一つで2週間前のカウンセリングの一つの内容なんて覚えてないですよ。仕事だし。それでがっくりして、その後は行かなくなってしまった。

もう6,7年前の話だけど、少し思い出したので。

医者カウンセラー人間だし、あんまり期待してもだめだね。ただ、病院は投薬だけじゃなくて、もう少しカウンセリング的な治療にも力入れた方がよいんじゃないか、大変だけど投薬は根本治療にならない。

あと、相性がよい/理解してくれる医者/カウンセラーを探すのも大事かも。

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