投げ銭乞食で食ってる絵師が「いかにして『俺が課金して支えないとコイツはこの仕事をやめて普通に働かなきゃいけなくなる!』って焦らせるかなんだよね」みたいな事言っててさ。そういや前にVtuberも配信で同じようなこと言ってたなあと思い出したわけよ。確かに自分で何かを生み出すのではなく支えられることで成立させる仕事ってそうだよな。いわゆる「推してもらう」ことによって成立させているタイプの職業。
それの最も顕著なのが現代の王族だよね。まあいわゆる封建主義国家だったら王族が国民を奴隷として飼っている状態だけど、今の民主主義国家において象徴として王族の類を擁立しているタイプにおいて王族はペットだよね。国民の一部がその王族を推していて、もしもソレをやめたら彼らが貴族であることをやめて普通の社会人としての労働に染まってしまうという理由から支えている。つまりはアイドルの一種なわけだが、いわゆるアイドルが音楽やライブや写真集によって金を払う理由を作り出し対価を求めるに値するコンテンツも用意しているのに対して王族は存在しているだけなんだよね。こうなるともうペットと同じだ。
我が家でも猫ちゃんを飼っているんだが、そういえばコイツなんてまさに王様そのものだ。ふんぞり返って餌はまだかとしているだけでこっちは食事を作るし、死なれちゃ困るから病気っぽかったら必死にググるし病院にも連れて行く。とはいえウンコを好き放題に漏らされちゃ困るから最低限のことは教える。これについては世界各国の王族が頑張って勉強してそれなりの学歴になるように教育されているのと同じだな。王たるものの責務として最低限知っておかねばならないことがあり、それを学ぶ機会を用意するのが家臣の務めだ。家臣とはいうなれば飼育係なわけだ。つまり王族とはペットなのだ。