国内企業のDXの実態、8割がテレワーク促進 平均年間予算4.8億円の使い道は?
パーソルプロセス&テクノロジーの調査によると、国内企業のDX推進では、テレワークの促進に加え、バックオフィス、マーケティング、営業活動の領域における取り組みが多く、年間予算は全体で平均4億8891万円であることが分かった。主導するのは「経営者・役員」が最多だった。
パーソルプロセス&テクノロジーは2021年9月28日、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する実態調査の結果を発表した。
同調査は、DX推進に取り組む従業員50人以上の企業の経営者・役員、部長クラス以上の役職に就く600人を対象に、2021年9月14~23日に実施。各企業が今期、社内のDX推進で具体的に何に取り組み、どれくらい予算を確保しているのかなどを調査した。
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調査の結果、社内のDX推進で実施している取り組みは、79%が「テレワークの促進」が最も多く、続いて59.2%と半数以上が「バックオフィスにおけるDX」、46.2%が「営業活動におけるDX」、39%が「マーケティングにおけるDX」に関する取り組みが多いことが明らかになった。
社内のDX推進において実施していること(n=600、複数回答)(出典:パーソルプロセス&テクノロジー)
また、DXの取り組みに対して今期1年間で確保している予算は、「バックオフィスにおけるDX」が平均2億6263万円と最も高く、続いて「営業活動におけるDX」が平均2億4197万円、「マーケティングにおけるDX」が平均1億8120万円、「テレワークの促進」が平均1億7879万円という結果で、平均4億8891万円となった。
DX推進の取り組みに対する今期(1年間)の予算:「テレワークの促進」の場合(n=474、単一回答)(出典:パーソルプロセス&テクノロジー)
DX推進の取り組みに対する今期(1年間)の予算:「バックオフィスにおけるDX」の場合(n=355、単一回答)(出典:パーソルプロセス&テクノロジー)
DX推進の取り組みに対する今期(1年間)の予算:「マーケティングにおけるDX」の場合(n=234、単一回答)(出典:パーソルプロセス&テクノロジー)
DX推進の取り組みに対する今期(1年間)の予算:「営業活動におけるDX」の場合(n=277、単一回答)(出典:パーソルプロセス&テクノロジー)
具体的な取り組み内容とDX推進の主導者は?
DXの取り組みの具体的な取り組み内容は、「テレワークの促進」「バックオフィスにおけるDX」「マーケティングにおけるDX」「営業活動におけるDX」の全てで「ITツール(システム、ソフトウェアなど)の導入」を実施している企業が最も多く、8割を超えた。
さらに、「テレワークの促進」では「機材導入」が73.1%と2番目に多く、「営業活動におけるDX」では「人材育成・採用」が49.4%と約半数が実施していることが分かった。
DXの取り組みで具体的に実施していることは何か(複数回答)(出典:パーソルプロセス&テクノロジー)
また、社内のDX推進を主導しているのは、「経営者・役員」(29.2%)が最も多く、「部門長」(25.5%)、「事業責任者」(23.8%)と続き、「DX推進担当者」(20.2%)との回答が最も少なかった。
パット見てこれのなにがクソデータかが分かればいっぱしだと思う
ヒント:母集団