2021-07-05

金色のガッシュ!!最終回に不満がある

連載当時から読んでいた。

漫画アプリ無料キャンペーン等で盛り上がっているらしく、ツイッターをしていても広告をよく見掛ける。そうしている内に不満がフツフツと甦り、どうにも吐き出したくなったので書くことにする。

要するにお気持ち増田です。

当然ながら、未読でネタバレが苦手な人は読まない方がいいです。



金色のガッシュ!!は、ざっっっくり言うと『魔界の王になる戦いの中で傷ついた少女コルルと出会い彼女のような者を出さないためにやさしい王様を目指す話』だ。いや、パートナーである清麿との出会いや仲間たちとの絆やバトル等々、この一文に纏められていない部分は勿論あるが、今から話すのは上記についてなので取り敢えずコレでいい。

そして、最終回がどういう風に描かれたかと言うと、『悪い現実、ひどい現実でも良くしようと話し合える大切さ(善心)を学ぶために戦いは必要』と纏まった。

…………いやいやいやいや。

理由がどうであれ、一人の少女が戦いによって傷付いたのは変わらないだろう。反省するためなら戦争をしていいのか? 作中の理論に乗っ取る(核兵器などの恐ろしい力から我々を守るのは強き心の力、だそうだ)なら『大きな戦争を起こす前に人と魔物が心を育てるため、この戦いがある』ということになると思うのだが、百人を救うために一人を殴っていいのか?トロッコ問題か?

やさしいとは。

ちなみに、作者のブログにて、作中で描かれた『少女は悪い別人格を植え付けられて戦わされている』は嘘で、元々少女特性だったことが明かされているのだが、だとしても、暴力を嫌う性格の子供を戦いに参加させたことに変わりは無いだろう。もしかして人格~が無ければ無問題だと思っているのだろうか。



ガッシュ制度破壊して欲しかったんですよね。

というか、「やさしい王様がいてくれたら……こんなつらい戦いはしなくてよかったのかな?」の一言で、やさしい王を目指すのだからまさか戦いを継続する(しか肯定的に)とは思わないだろう。思ってた人いますか? 居たら相当慧眼だと思う。私は愕然しました。



個人的に、クリア回りにも不満がある(分かり合えない敵の記憶を消して転生って、しかもそれを笑いながら手紙に書くって、やさしいのだろうか……)こともあり、最終回でかなり落胆したのだが、どうなのだろう。盛り上がりようを見ていると、感想なんて其々でいいとわかっていながらも、自分が決定的な読み違いをしているのでは無いか不安になる。この最終回で感動できないのはおかしいんじゃないか、のような。



結末に納得できるものならしたいし、不満に共感して貰えるならして貰いたいので、『感動できた』『感動できなかった』人たちと腹を割って喋ってみたいものだ。

それが出来ないか増田にいる。

実際に話して喧嘩になるのが怖いからね。

やさしいってなんだろうなー。

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