という論調を、国会も都政も東京キー局も大手新聞も一度も出さないのは、不気味だし気持ち悪い。
現実として、日本国内の中で東京都だけが唯一、一年以上covid-19陽性者数がゼロになった日が無い。
ということは、市中感染が慢性化していて、東京都のウイルスが全国にばら撒かれているから、他の地域で一旦はゼロになっても、すぐに10人100人と陽性者が現れて、東京都外の忍耐が水泡に帰す。
素人でも想像がつく構造を、誰ひとり口に出さないこの状態は明らかに異常で、中国やロシアの独裁的なやり方を全く笑えない。
思い返されるのは、政府が一年前に「東京都の問題」と発言したときの各団体の反応。都政とマスコミが一丸となって政府を非難して、国の問題にすり替えた。地方分権という憲法92条を地方自らが完全に黙殺した。
今まで東京都は『日本の経済は東京都が牽引してきた』という自尊があった。戦前より更に前、江戸幕府が布かれた時から続く経済の構造がいまも続いていて、東京都は日本の代表であるとさえ、おそらく東京都は考えている。
そこに、“東京都が日本の足を引っ張っている”という、日本史上前例のない(そしていつかは必ず起きることだった)事態に、今まさに陥っている。
東京都はもはや市中感染の封じ込めを放棄しているようにみえる。メディア戦略で「国の落ち度」宣伝を入念に行い、他方、住民へのワクチン接種を日本のどの地域よりもはやく手に入れようとしている。
大阪「せやせや!!」
東京都VS大阪府という構図が単純に愉快で数字がとれるというのは理解できるので、そういうゴシップがわき出てるのはもう慣れたんですよ。 でも、今回なら大阪府の他に愛知県と宮城...