小学4年生から不登校だった。中学で学校行こうかと思ったけど、いじめられてやっぱりだめだった。
学校へ行かなくなった理由は、色々なことが重なった結果だと、今になって思う。
進学させたい親。夜遅くまでの塾。学級崩壊。当時仲が良くなかった親。思春期でイライラしてた姉。どれも、これが決め手だというきっかけではない。なので当時は「何かあるわけではないのに休むなんて自分はなんてダメなんだ」と思っていた。
高校は通信制。専門学校も1年もしないうちにやめてしまった。その後はニート。
高校でも専門でも、今までの分を取り戻さなくてはとずっと勉強を頑張った。でも頑張りすぎて過労で倒れて、自信を無くしてまたひきこもった。メンタルクリニックにも行ったけど、完全に元気にはなれなかった。
ニートして2年がすぎ、このままじゃダメだと思った21歳の冬。何かが新しく始まる時期の4月には私もバイトを始めようと思った。結局バイトの電話をかけるのが怖くて6月になった。
選んだのは家から徒歩10分以内のファストフード店。バイトの面接では緊張しすぎて手や声が震えた。でも合格した。
接客に配置された。声が震えて、緊張して、おつりを渡すときの文言がわからなくて、「あ、おつり…」のポンコツから始まった。
始めた当初、バイトに行く前は鏡の前で笑顔を作った。「いらっしゃいませ」ってひとりで言ってみた。「いらっしゃいませ」から「ありがとうございました」まで言葉、思いつく限りを書き出して、家で声に出してみたりもした。頭の中でシミュレーションしてみた。
1年くらいはポンコツだったけど、みんな優しくて続けられた。接客なんて1番自分に向いてないと思ってたけど、対人で人一倍敏感になってしまうからこそ、ちょっとした気遣いができるのだと気付き、意外に強みになった。楽しかった。そのうちバイトとして教える立場になった。
4年目くらいでバイトとして1番上のランクに上がった。時間帯責任者とかをやる立場。認めてもらえて嬉しかった。
自分に自信もなかったし、人と話すのはもちろん、人とすれ違うのも怖かった時期もあったけど今は人と話す仕事してる。
10歳以上年上の上司と知り合えて、その人とはじめて付き合えた。相手はおじさんだけど、優しくてとても嬉しい。
バイトだし、昔の自分が理想としてた自分とは違うけど、割と毎日楽しい。昔の自分を考えたら、割と頑張った。
今は体調管理ができず体崩したのでちょっとだけお休み中。でも、体が回復したらまた頑張るよ。
オチはないよ。ごめんね。
読んでくれて嬉しいよ。ありがとう。
ティモンディのオレンジな人じゃないけど 頑張ってね!確実に前に進んでいるあなたを応援してる!
いい話過ぎる、えらい
よかった。 これまで大変だったと思うし、人生、これからも大変なこともあると思うけど、あなたが幸せに暮らせるといいな。
10才年下の部下に手を出すとは恐ろしいな