Twitterで何年もフォローしている年上の人がいる。長年フォローしているので、名門大学の院を卒業、大手企業に入社、そして入籍と一連のライフイベントが観測された。いわゆる勝ち組であろう。
そのフォローしている人が、ここ最近色々な物事に対し強気に言及することが増えてきた。勤め先にひたすらダメ出ししたり、ドラレコ動画を見て道交法を語って誰が悪いと言ったり、法改正へのハッシュタグでの抗議と廃案のくだりに対して間接民主制の否定だと言ったり、GOTOキャンペーンの見直しに対して反対派のせいで経済が壊滅すると言ったり。そこまでは個々人の考えの範疇ではあるのだが、ネットで目覚めた感じの個人アカウントやDAPPIやnetgeek的なwebメディアなどのRTが増えてきた。いいね欄をふと見たら、「この案に反対するやつは日本人じゃない」的ツイートがあった。
大体の事象について、我々は専門知識を持たない門外漢である。インターネットによって専門知識に触れやすくはなったものの、概して付け焼き刃に過ぎない。それ故に、自分の思うものと異なり否定するとしても、その分野の専門家の意見は最低限は尊重すべきだと私は思っている。しかしながらその人は、それを軽んじて自分の考えこそ正しいと言わんばかりである。素人の理想とする感染症対策や経済対策の開陳にそれらへの牽強付会、その通りにならなかった際の捨て台詞を見るのはうんざりだ。
いやそもそもなんでフォローしてたん
そしてライフステージを何年間も見守ったのかと
「叩き」が共感される時代は終わったのに敢えて逆行する勇気。