2020-07-15

老いへの恐怖と尊厳死

年寄りが嫌い…自分の冷酷さにゾッとするという52歳女性に、鴻上尚史が「それは逆では?」と思ったこととは (1/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

老い」は、間違いなくいろんな意味での「劣化」だと思います。それも「死へとつながる劣化」です。

 その冷厳な事実をどう受け止めるのか。

(中略)

 そして、やがて自分がそうなった時には、どうするのかという問いかけに移りました。

(中略)

 もちろん、まだ結論は出ていません。ヨーロッパでは自分選択する「安楽死」の問題として多くの人が考えるようになりました。

この世に生み出されたらそこから死に向かって一直線なのは避けられないのに、老いは避けられず老いを恐れる人は多いのに、尊厳死自殺幇助)が日本では全然議論されないのはなぜだろうか…。

安楽死/尊厳死トピックについてワイのアンテナが低いのはまあそうなんだけど、でも例えば日本で、いわゆる死ぬ権利¹が夫婦別姓同性婚の是非ほど広く議論されてるか? と言われればそこまでされてないと思うんだよな。人間全員回避不可能イベントにも関わらず。

しかしたら回避できてるやつが大半で黙っているのか…? サイレントマジョリティーというやつで、ワイや議論してる人間たちやメンタルを病んだ民が苦悩しているのを見て笑っているのか…?(ついでにメンタル安定して薬も出なくなったし! とコロナこわくて通院中断してから数ヶ月たってることにもいま気づいた)

ドクターDEATHの自殺マシーン

それでも世界を見ればだんだんこの辺の話も進んでるとは思うけどね。この自殺マシーンを作った博士へのインタビューは興味深い。

どのような反論が多いですか?

いちばんよく聞くのが、〈理性的自殺〉などありえない、精神病が原因で死を望むようになるのだ、という意見です。しかし、私は断固否定します。死を望む気持ちは、治療すべき疾患ではありません。また、他の反論として、人生ギフトなのだから、敬意を払うべきだ、という意見もあります。それに対してはこういえます。もし生命ギフトだとしたら、それを捨てるのも自分勝手だ、と。さもなくば、それはギフトとはいえません。ただの重荷です。

尊厳死を選ぶのは、〈権利〉だと信じています。例えば、今この瞬間、あなたが外へ出て自殺をする、と表明したら、私は阻止すべきでしょうか? そうじゃないでしょう。あなたは自立した個人であり、あなたがどう決断しようと自由です。もちろん喜びはしませんよ。でも、あなた決断ですから。その場合、私にできるのは、安らかな死を迎えられるよう協力することです。

¹ 死にたいなら死ねば? という話ではない

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