2019-10-18

献血の件に寄せて。

アラフォーBL男性向けを行ったり来たり描いたり休んだりあんまり上手くもない弱小で四半世紀くらい。政治とかイデオロギーとかフェミニズムとか、難しいことはあんまりよく知らない。ごめん。

ブコメ等で散見される、『女性性的に消費するコンテンツ』の存在の是非について、思ったことを少々吐き出させて欲しい。

まずね、Gカップとして生まれついたので、それはもう常日頃からめっちゃ見られる。もう慣れたけどね。見んなよ。いや見るのは仕方ないが、マジマジ見られたら相手不快だという事は肝に銘じて欲しい。胸に限らないけど。たぶん同じ悩みを、顔に傷のある人とか、奇形を持った人なら分かると思う。他者あなたのための見せ物じゃないんですわ。

でまあ、それを今回のポスターに拡大する話。公共性的ものはどうよって話。そもそも、そこら中にSEXセックス書いてある中吊り広告、ふと隣に目をやればスポーツ新聞エロ記事読んでるオッサンみたいな、世紀末満員電車で育ってきたけど。まあね、流石にもうちょっと配慮されてもいいかとは思った。下着性器、性行為、この辺りに関しては字にしろ絵にしろ写真しろやっぱり公共空間に平然と存在するのは配慮を欠いていると思う。

思うんだけど。

やっぱり自分が一番心を動かされるのは、絶頂の悦顔や、快感を堪える顔、艶めかしい身体の重なり、そういう性的な姿こそ人間の一番美しい部分だと思うんだよね。それを見たいし描きたいわけ。だからまあ、不快に思う人がいるのは、それはもう仕方ないんだけど。性的コンテンツが完全に隠蔽された世界は、きっととても味気ないと思う。なんとか傷つけ合わず共存できる道はないのかね。少なくとも前向きな模索を諦めたくはない。

広場に佇む裸身像とか、そういう感じに何となくみんな視界の隅に居ることに慣れていく…という未来があったら、私は嬉しい。とはいえ当面はやっぱり、性を想起させるコンテンツ排除される流れになるんだろうね。少し寂しい。

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