出会い系で出会っても告白する前にフェードアウトされる事ばかりで、念願の人かと思えた女性も居なくなってしまった事から1週間ほど泣き続けていた。
寂しさからTwitterで手当たり次第に出会いを求める女性へ連絡を取り、別に会える事はなくともDMのやり取りをするだけで心は満たされていった。
そんな時ある人と繋がる事となった。初めはお互いに猫被って話していたが、次第に打ち解け、くだらない話で盛り上がる仲になった。その人は「通話はしないし、出会いも求めてないです。」といったスタンスだったが、1週間ほど経ったある時に冗談半分で「通話しよ」と誘ったら「良いよ」と返答が来た。その日は休みだった事もあり半日喋り続けた。
彼女は東京に住んでいて、私は遠方であるから会おうとしても新幹線を使わなきゃだし、それでも偶に「会いたいね」とは話しては、「嫌でーす」といったやり取りを交わしていたが、ある日急に「東京おいでよ」と誘われた。
私はどうせ揶揄っているんだろと「本気で行くぞ?」と言えば「おいで」と返答が来た。その日はお酒を飲まれていたのを知っていたものだから、明日になれば適当な事を言ったと返されると思ったが、やはり彼女の意思は同じだった。じゃあ明日土曜は空いているかと尋ねれば空いていると答えるので、急遽東京へ行くことになった。
約5年ぶりかの東京は、変わらず賑わっていて、高いビルが聳え立っていた。遅刻魔だと聞かされていたが、東京駅に着いた時に漸く起きたと遅刻する連絡を受けた。その日は雨だった。早起きして新幹線に乗ったのでコーヒーが飲みたかったのもあり、特別機嫌を悪くする訳もなく只待った。
1時間ほどして彼女は来た。写真の見せ合いはしていたから、会ってもイメージが〜なんて事も無かった。ご飯を食べ、遊び、お酒を飲み、たくさん喋った。
気付けば深夜になっていて、とても眠かった。普段ならオールしても家に帰れば寝れたが、今回は朝になってから新幹線に乗って帰るなんて地獄だと今更に気付いた。近くにビジネスホテルがあるから泊まらないか誘った。部屋は別で良いからと。彼女は恋人は欲しくないと知っていたし遊び人だから友達としか見ていないと思っているからこの発言をした事を伝えておきたい。だがまあ言って損する事は無いと「それかエロいホテル行くか?」と冗談で言ったら承諾の返事が来た。
それからは頭の中がパニックだった。確かに好意を持っていたが、変に期待せず友達として接しようと決めていたのに、向こうも友達としか見ていないだろうと思っていたのに、そもそも何故誘われたのか、俺は都会の女に遊ばれてるだけなのかと、部屋に着いてから好意を持ってるがどうなのかと問いてもはぐらかされ、その話はしなくてはならないのかと諭された後、事をした。
翌日、結局ホテルを出たのは夕方だった。一緒にご飯を食べて、駅に向かって歩き出した。彼女は全てをはぐらかそうとし、私は答えを知りたかった。付き合うのかと。彼女は分からないと答えた。「好きという気持ちが、今は分からない」と。その言葉は本音なのか、断りだったのかは分からない。ただ今もまだやり取りは続いていて、偶に通話して話し込んだりする。
どうしてこんなに苦しいのだろう。友達としか思われててもおかしく無いのに、何で俺は馬鹿なんだろうと虚しくなる。また新幹線に乗って会いに行くのだと思う。一緒に歩いて過ごしていたい。また人を好きになってしまった。
せつない💔
「女性」「彼女」を「おっさん」に置き換えても、せつない
随分情緒的に書いてるが、 向こうからしたらこんなロマンチックなことではないぞ
それな・・・
大丈夫!!!