2019-05-13

夢見りあむは永遠に夢を見ない

シンデレラガールズ総選挙の締め切りが残り24時間を切ったが、投票先を未だに決めかねている。ちなみに中間時点では投票しておらず。

もちろん問題は夢見りあむだ。具体的に言えば、推しに入れるか夢見りあむに入れるかを本気で悩んでいる。

ぶっちゃけると推しガッツリまれている部類で、声もあり曲もありユニットも参加しており順位も割と高め安定している。だが属性TOP5を狙うのはかなり厳しい。そんな位置にいる。推しへの愛はここでは割愛するが、要するに地盤の硬さと爆発力のなさにより、投票してもしなくてもあまり意味がないのであるぶっちゃけ今回も推しぼんやり全額入れるか~くらいに思っていた。

そこに夢見りあむが来た。

より正確に言おう、デレステの「夢見りあむのウワサ」が来た。

曰く、「夢を見たいらしい」。

衝撃を受けた。

最近アイドルものというのは、なんだかんだで「夢をかなえる」というキーワードから出発しているものが多い。その結果として出力されるのは「夢を目指す」、すなわち目標に向かっていく物語である目標はどんなぼんやりしたものでもいい(何しろ色んなのがいるので)が、とにかくそれがなければアイドルが歩いて行かない。「夢を見たい」と言い出すということは、夢見りあむには夢がない。アンチが言うのとは全く違う意味で、物語存在しなくなる。

だが逆に、それによって夢見りあむの歩む物語定義される。

「夢を見ることができるようになる」ことだ。それ以外に存在しないと言ってもいい。逆に言うと、夢を見た時に彼女物語は終わる。つまり、夢見りあむがアイドルとしてスタートに立った時点で話が終わるのである

確信をもって言うが、来年の夢見りあむはここまでの勢いを出せない。スタート地点にすら立っていない、ということを武器にした夢見りあむは、ストーリーに参加するたびに牙を抜かれ、刃を鈍らせていく。今までのデレマスが他アイドルに関してやり続けてきたように、最も致命的な問題を巧妙に回避し続けていくであろうからだ。これまではそれでよかった。たとえ終着点に辿りつく可能性が無くても、そこに進んでいく姿を描けるならそれで良いからだ。

夢見りあむは一歩踏み出せば、すなわちストーリーを始めれば、夢を見始めることができれば、そこが終着点になる。それを回避するため、シナリオでは煮え切らない話を繰り返すことになる。スタート地点に立たないままできることは、殊更に少ない。ぼんやりした描写が増える。勢いを失う。少なくとも、現在の最大風速には届かない。それが夢見りあむだという実感がある。

から、この瞬間、デレマス実装から半年デレステ実装から一か月、そのタイミングで開催される最初シンデレラガール総選挙こそが夢見りあむの正念なのだ。二度とないチャンスなのだから、全力で大爆発させるべきではないのか。

それこそが「夢見りあむがスタートラインを目指す物語にとり、最大の偉業となるのではないか

ネタと天秤で投票先を悩んでいるわけではない。ここまで状況が煮詰まっていれば、入れるならオールインだろうという確信もある。

どちらが好きかで言えば推しの方がずっと好きだが、夢見りあむもこんな考察文を書き連ねるくらいには好きなのだ

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